京極夏彦画文集 百怪図譜

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (94ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062139663

感想・レビュー・書評

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  • 小学生の頃は
    水木しげる著の「妖怪図鑑」を読んで、
    その恐ろしさにぶるぶる震え上がっていたものだ。

    そして、今。
    京極さんの大人解説で美的なイラストの妖怪達を眺めていると、
    私は彼らが「いる」事にではなく
    「いない」事に恐れおののいている事に気付いた。

    闇の中、目を凝らしても
    何の気配も無い。
    何者もいない。
    零の空間は怖い。

    妖怪達はそこから生まれるのかな。

  • 素晴らしい。
    京極先生って本当に多才なんですよね。
    おどろおどろしいばかりではなく、どことなく愛嬌のある妖怪が描かれてますね。
    でも本当に開いてすぐ閉じてしまいたくなるような怖い妖怪も…。
    とにかく買ってよかった。

  • なぜか、5才と2才の娘が最近やけに見たがる。
    怖いもの見たさは、幼子にもあるのだろうか。
    しかし本当の怖さは、見えない処にあるもの。娘たちの「怖くないもん」は、案外本当かもしれない。
    子どもは頼りなくも、案外逞しい。

  • 妖怪の数はそんなに乗ってない。しかし、綺麗。本棚において置いて思い出した時にこっそり開いてニヤニヤしたい。

  • 見開き1ページごとに、妖怪のリトグラフ1種類と、それに対応する文章で構成されています。こっちを眺めてから、また小説のほうの作品を読み返すと、また違った印象を受けることは間違いないでしょう。

  • 本棚にあると嬉しい。

  • 素敵すぎる。

  • 流石の京極氏。日本語が美し過ぎる!!絵も味があって、正に一冊まるごと京極ワールド。あまりの好きさに文章だけメモに残しています。

  • 只管「美しい」…それだけです。

著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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