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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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出会う前の過去には、どんなに手を伸ばしても届かない。やり直すことはできないし、消し去ることもできない。相手の過去を責めることはもちろんできないし、後ろめたい過去のすべてを悔やんでしまうのは、その日々を生きた自分自身を否定してしまうことになる
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出会う前の過去には、どんなに手を伸ばしても届かない。やり直すことはできないし、消し去ることもできない。相手の過去を責めることはもちろんできないし、後ろめたい過去のすべてを悔やんでしまうのは、その日々を生きた自分自身を否定してしまうことになる。
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倉田千太郎は、帰りたかった場所に帰ることができた。おそらくこのまま札幌には戻らず、北都で、観音さまに抱かれて、息を引き取るのだろう。それがうらやましい。
― 150ページ
みんなの感想・レビュー・書評
教習所の待合室で読んで、うるうるきた。
シュンや、その周りの人たちが穏やかに幸せになっていくのがいいなあ。
いろんなテーマが混ざり合っていて、考えることが多くて、一言では言い表せない本だと思う。
結局不幸があっての人生で、不幸があるからこそ幸せでもあるんだなあ。
だけど、自分がそう達観するにはまだ早すぎるんだろうな。
達観はできないけど、人を好きになって思い出を作ってその人とずーっと一緒に暮らしていきたい。
煩わしさもすべて含めて好きな人とずっと一緒にいられたら、それは素晴らしいことなんだろう。
そう思わせる本だった。
人間の体で最後まで生きているのが聴覚で最後まで自分の意思で動かせるのがまぶた
悔しがることはあっても落ち込むことはない。
神さまって人生を一度しかやらせてくれないかわりに、誰のどんな人生にも意味があるようにしてくれたのかもね。
北海道の炭坑マチが舞台だというので買ってみました。
炭坑での事故、閉山後の寂れていくマチ、そういった背景で書かれていると、ある程度特定の市町村名が思い浮かぶでしょう。周辺のことを知っている人が読めば、これはいくつかの町のミックスで、でも当時の北海道の炭坑はどこも似たような状況だったんだろうなぁとか。
自身も元炭坑マチの生まれで、なおかつ、描かれている作中人物たちと年代も近い。なので、妙な実感を持って読めました。
ただ、あまりに身近過ぎて、かえって泣けなかったのが残念。
請求記号:913.6/Shi/2 資料ID:50047115
【感想文 by M.I】
離れ離れになった幼馴染がある事件をきっかけに再会を果たす。
この本を読んで、人の命、生き方について考えさせられた。
許されない者も苦しんでいるが、許さない者も苦しんでいる。この本のテーマは非常に深く、様々な人の人生、友情、別れが描かれている。
一方から見れば正しく、そうするしか方法がないことが、もう一方から見れば間違いになり、悪になる。
このことは生きていく上で常にあることなので考えていきたい
ー正しさで追いつめないでやってください、
名言の宝庫だった。
心の芯を揺さぶるような感情ばかりを、
どうやって起こさせるのだろう。
家族、友情を表現させたらピカイチなんじゃないだろうか。
夫婦っていいな、と素直に思う。
この人と一生寄り添うんだ、なんて想える人をどうやって見つけるんだろう。
やはり、涙のあとには揺さぶられた心の芯が温かくなる作品です。
40歳になっても、小学生の頃と変わらないこと。
変わらない仲間がいるということ。
人と人とが繋がっていくこと。
いろんな命があるということ。
家族が互いを心の底から愛し合っていること。
自分にとっての遺産とは何か考えること。
この小説でいろんなものを見せてもらった。
今の自分が、親の立場でも子どもの立場でも、何かにゆるされたい立場でもないからこそ、客観的に見つめられたし、新たな発見があった作品になったと思う。
今はもう無い三セクが立ち上げた地方遊園地の末路を、それに強く関わった夫婦の視点でゆっくりとした時間の流れ方の中丁寧に描かれた作品。
下巻だけレビュー書き忘れてたw
良くも悪くも正調重松節です。
でもこういう話は全国どこにでも転がっていそうで、リアリティも感じられました。
どろっとした濃い表現なのだが。上手い。老いたせいか、涙が頻繁に出る。11.11.27
上巻のような読み進めるにつれての高揚感がなかった。結んだ糸をちょっとずつほどいていく感じ。
生きること許すこと
人生の明るいところ暗いところをうまく描いている。
薄っぺらいだとか、作り物だとか
そういう捻くれた思いが湧き出るほど
近年は、お涙頂戴で人の死を扱う物語が増えた、と思う。
そういう風潮に浸りすぎて
正直、斜め上から読み始めていたのを反省した。
少々濃いめ。
でも、綺麗ごと、で片づけられる程
人の命は単純ではない、と思った。
新聞連載当時も今も内容を知らなかったまま、初見で上下巻一気に読んでしまった。
私は女性だけれど、子どももいないけれど、あの息子がいてくれたことは、死を迎える父親にとって絶望の中の一筋の希望だったと思えてならない。娘ではまた違った感傷を呼んでしまっていただろう。
生きることとは。
もし自分が、あの子が、死ぬとわかっていたら。
親子、夫婦、幼馴染の絆。
過去に許されなくて苦しい思いをした者、
過去を許せなくて苦しい思いをした者。
自分自身で気付けない自分を許すということの難しさ。
上下巻一気に読みました。
自然とぽろぽろ泣いてしまう本でした。
特に印象強く残ったのは、
うさぎの着ぐるみ、
夫婦ふたりっきりの病室、
息子、哲生が司会をつとめる父親の誕生日、
絶望とは――、
感動する話?泣かす文?みたいのの連続で疲れちゃうというかお腹一杯になる。半分くらいからはお決まりすぎて義務的に読みました。悪いとは言わないけど冗長です。

「疾走」ほどの重々しさが最初は無くて、拍子抜けしたような気分だった。
軽く読めてしまいそうな、著者独特の重厚感が漂ってこない。
けれど、読み進めるほどに優しく痛々しかった。
急転する自分の人...






