- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062140058
感想・レビュー・書評
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ドン・ジョヴァンニのある公演の周辺模様、舞台と客席双方にいる人々の物語。舞台に出る直前極度に緊張してしまうトラウマを抱えたテノール歌手、彼を舞台に立たせるべく選ばれたマネージャー、先立たれた妻の元に行くべく薬を飲んで自殺する男性、子どもの頃の初恋の相手に20年後に出会ってチケットを送った女性、ホームレスになる寸前に公演を見に行き、成功した同級生に会う男性などの物語が同時進行。諸々自由奔放なマエストロもいる。物語そのものに特別惹かれるというわけではないけれど、やはり状況を追う文章が絶妙。週末、半日でサクッと読める軽さ。
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2015/7/20読了
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「ドン・ジョバンニ」(モーツァルト)のオペラを軸にいくつかの話をオムニバス形式で書いた作品。男女のつながりを中心に書いていて、軽く読める小説。
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オペラ開演の周辺での様々な人々の出来事がいろいろ。基本どれもハッピーエンドということか?!
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造詣が深いオペラを舞台にして、様々な人間模様を描く。いずれの模様も薄っぺらで、何も伝わってこなかった。
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かるく、さくっと読めました。
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図書館で音楽特集をしており、装丁が美しかったので手に取った。
この著者の本ははじめて。
読みたいと思ってた「自由死刑」の著者と同じだって後から気がついた。
本当にこんなことあるかいな、と思いつつ、読後感のいい軽い喜劇、結構好き。 -
さらっと読めるけど・・・
登場人物の多くの男がふくらはぎに執着してるところが、
作者の性癖が現れてるようで気持ち悪い。
私には楽しく読めませんでした。