6時間後に君は死ぬ

著者 :
  • 講談社
3.52
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本棚登録 : 674
感想 : 160
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062140720

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすかったけど、あまり心にひっかかることもなく、さらっと流れていってしまった。高野和明さんの作品は私にとって傑作かそうでないか両極端に分かれてしまう。根底に感じる人への熱い思いは変わらないけれど。不思議な作家さんです。

  • この作者の小説を『ジェノサイド』、『13階段』と読んだため、その比較で言うと、ギミックの数や小説の熱量が違う、淡白な仕上がりで味気ない。登場人物の予知能力をキーに綴られるために、構成がその仕掛け頼りになり、広がらない。また、短編集でのミステリーは、短かなストーリーの短かな仕掛け、登場人物も少なくならざるを得ず、複雑な構成に向いていないのかも知れない。だからだろうか、一言で表すなら、作者の才能に対して、作品が物足りない。

  • 2013.4.3読了。
    他人の未来の普通でないことのビジョンが見える青年とその周りの人たちの話。

  • タイトルは物騒だが、心あたたまるファンタジーの短編集。今の気分に合わなかったのか、読み終わっても何も残らなかった。ラストの「3時間後に僕は死ぬ」が特に退屈で、何がどうなろうが、まったく興味が持てなかった。何だろ?評価の悪い作品じゃないので、私の問題だろう。

  • 高野さんの文章は私にとって読みやすい文章だ。

    終盤の話はハラハラして盛り上がったが、全体的に落ち着いていた。
    ダンサーの話・夢を諦めたり失う重さを知っていたし、人生や仕事の事を毎日考えていたので私の胸にささりました。
    結婚に逃げる女は嫌いだったのですが、仕事を頑張った結果、結婚した人はそうじゃないよな。私一緒くたにしてたなと反省した。

  • 6時間後に君は死ぬ 久々に読んだ高野和明。
    「幽霊〜」のが数倍好きかなあ。それぞれ「運命」と向き合うお話。いくつかキャラとして噛み合わない部分もあったのが残念。ていうか主人公が謎。短編それぞれ主人公の女性の名前はMなんですね。

  • 最初と最後の話だけで十分だったかな。

  • <span style="color:rgb(255,102,51);">【回りつづける運命の時計未来を賭けた戦いが始まる!
    稀代のストーリーテラーが放つ、緊迫のカウントダウン・ミステリー
    運命の岐路に迷う時、1人の予言者が現れる。
    「6時間後に君は死ぬ」。街で出会った見知らぬ青年に予言をされた美緒。信じられるのは誰なのか。「運命」を変えることはできるのか。
    未来は決まってなんかいない 明日を信じて、進むだけ】</span><BR><BR>

    非日常というと圧倒的に悲しい事の方が多いような気がする、そんな未来しか見られないのは辛いんじゃないかなぁ。
    私は最後の「3時間後に僕は死ぬ」が良かった。
    運命は変えられると思いたい。

  • 未来を予知することが出来る男が主人公の連作。タイトルに惹かれて手にとってみたが。。うーん。目新しい展開はなく残念。

  • 他人の非日常の未来を見ることのできる大学院生山葉圭史とそれにかかわる人たちとの連作短編集。

    タイトル「6時間後に君は死ぬ」の原田美帆は「3時間後に僕は死ぬ」にも登場。
    他の何篇かは圭史が少しだけ出てくる。

    タイトルだけ見るとすごいアクションがあったりサスペンスものなのかな?と思うけどそれほどでもなく、ほんわかした雰囲気のお話もある。
    個人的には「ドールハウスのダンサー」が好き

著者プロフィール

1964年生まれ。2001年に『13階段』で第47回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。著書に『幽霊人命救助隊』、『夢のカルテ』(阪上仁志との共著)など。2011年、『ジェノサイド』で第2回山田風太郎賞を受賞。自著のドラマ化『6時間後に君は死ぬ』では脚本・監督も務めた。

「2012年 『グレイヴディッガー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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