- Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062140935
作品紹介・あらすじ
これが日本の恋愛小説の底力。田辺聖子「最高傑作」3部作
30年の時を経て復刊第1弾!
愛してないのに気があう剛。初めての悦楽を教える大人の男、水野。恋、仕事。欲しいものは手にいれた、31歳の乃里子。でも、唯一心から愛した五郎にだけは、どうしても、言い寄れない。
女たちに読み継がれ男たちを震撼(?)させた快作、復刊!
<女>
●復刊!? やった! 読ませたい人がいっぱい!(33歳 独身 婚約中)
●最近つくづく、「好きな人ほど言い寄れない」って、わかる……(35歳 独身 彼氏微妙)
●そういえば、私の本棚にある。ずっとある。(42歳 既婚 彼氏あり)
●何十回読み返しただろう。そのたびに発見して共感して、怖いくらい揺さぶられる。こんな小説はほかにない。(35歳 既婚 彼氏なし)
<男>
●こんなの10代で読んでたの!? ……女にはかなわねー……(34歳 既婚 彼女なし)
●……色っぽい小説だね。へえ こういうの好きなんだ。(41歳 既婚 彼女あり)
●30年前に書かれたとは思えない。我々はこれで現代の女性を勉強すべきだ。(62歳 離婚 彼女あり)
感想・レビュー・書評
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ジョゼで田辺聖子さんを読んだので、その流れで読んでみた。一気に読んだ。ジョゼでもそう感じたけど、なにか自分に置き換えて考えてしまうところが多々ある。またしばらくして、いろんな経験してからもっかい読んでみようと思う。
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なんだか誰にも共感ができなかったけど、自分と全く違うからこそ、こんな人もいるんだなって思えた。
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時代は少し前だけど、今と同じようなハイミスの女性の生活が参考になって面白い。
乃里子がカッコよくて可愛くてとても魅力的。私も五郎ちゃん好きだわ。 -
1974年刊行。
デザイナー、31歳、独身の乃里子の恋愛・結婚を描いた3部作の一作目。
乃里子には長年思いを寄せる友人 五郎がいるが、金持ちのぼんぼん 剛に言い寄ら、誘いにのる。
乃里子の奔放さと不器用さ、共感はできないが、このシリーズが人気があるのはわかる気がする。
何より田辺聖子さんの軽くユーモラスなイメージと異なっていて驚いたが、これは私は認識不足であろう。
(図書館) -
おすすめの恋愛小説は?と聞かれたら、これだとこたえる
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今読んでもまったく古さを感じない!ジタバタもがいて欲求不満だったころのお股のじんわり感を思い出しました。バカな男はいつの時代も可愛いしおっさんの手技は蜜の味やで。酸いも甘いも知り尽くしてるんだろうなぁ先生は。
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五郎のことやから、心配はないと思いますが、あまりスピード違反してはいけない、と、きのうも怒ったりましてん。
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言い寄られたい人、言い寄られる人、気が付くとそうなってる人。