平成関東大震災--いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった--

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著者 : 福井晴敏
  • 講談社 (2007年8月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062142465

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平成関東大震災--いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった--の感想・レビュー・書評

  • 一介のサラリーマンが地震に遭い、様々な困難を“ある人“に助けられながら…
    被災後にも焦点が当てられていて、危機をスリリングに回避するだけの単なるパニック小説で終わっていないのが流石。

  • 甲斐さんが不思議ながらも、最後はほんのり感動した。
    いつか来るかもしれないその日に備えなきゃいけないんだろうなあ…。

  • 防災グッズ揃えなきゃ!

  • いつか来るとは言ってはいたが、まさかホントに来ようとは。
    最悪の時間、最悪の状況で、最悪の災害「大震災」が自分の身に起こってしまったら…。平凡な一サラリーマンである主人公を通して、かっこよくもなくただ必死に体験する関東大震災。
    ストーリーと解説仕立てで、そこらのマニュアルを読むよりよほど頭に入りやすい。机にチョコレート(携帯食)を入れておくなど対策はちょっとしたことから始められる、などといった実用小説でもあります。

  • マニュアル的な要素もあり、ほろっとさせる要素もあり。

  • とうとう東京にマグニチュード7.3の大地震が起きた!都庁のエレベーター内にいた平凡な会社員サイヤクさん(本当は西谷久太郎:ニシタニヒサタロウだが、本書ではサイヤクと呼ばれている。災厄にかけている?)はエレベーター内で一緒になった謎の甲斐節男さん(解説男?)と共に(というか勝手にくっ付いてきた)墨田区にある自宅へと急ぐのですが。。
    この本は小説形態をとった関東で起った場合の大震災シュミレーション本である。大地震直後の現実に愕然・当惑するサイヤクさんに甲斐さんが冷静にその状況を説明してくれる。そして所々にコラムの形でデータに基づいた情報を挟み込み、薄い本ながらも内容はかなりの充実度だ。パニック状態の中でも人間であるべき行動を取る事、震災後に受ける心のダメージなどにもきちんと触れており、そこら辺はさすが「終戦のローレライ」「亡国のイージス」などの大作を書いた小説家だなという感じ。ラストのタネ明かしは多少ベタだが不覚にも泣いてしまった。「がんばろう 首都・東京」の文字にも涙。必読です。

  • 東京を襲ったマグニチュード7.3。
    都庁のエレベーターに閉じ込められ、ようやく脱出したサラリーマン西谷久太郎。
    同じ場所で被災した甲斐節男と都庁を出、気がかりな取引先との待ち合せ場所にむかおうとする。
    まだ事の重大さ悲惨さに気付いていない西谷は、ついてくる甲斐の説明にイラだったり納得させられたり。
    地獄絵の都内をひたすら歩き帰宅しようとするが、最愛の家族は何処に?

    甲斐節男(解説男)の冷静な説明がパニックに陥っている西谷久(さいやく;災厄)太郎の人間らしさを取り戻させる。
    読んでる私もサイヤクさんと同じように災害時の対処の仕方を学べました。

    「生き延びてさえいれば未来はある。」(本文より)
    人間だから先が見えないと、気持ちが保てなくなるけれど、すべては自分の心が決めること。
    「人間はそうして何度も災厄から立ち直ってきたんです。どんなに大地が身震いしても、人の心だけは壊せない。」(本文より)

    フザケた名前の登場人物たちが出てきますが、小説を読みながら、震災の心構えができ、感動もできる。

  • シミュレーション小説
    知っておくと良い情報が結構あります。

  • 07年11月。
    都庁で大地震にあい、自宅近くの避難所まで歩いて帰る。気をつけなければならないことが分かりやすく書かれている。

  • 東京を再び襲う可能性がある「平成」関東大震災。その様子を都が発表した被害想定をもとにして、シミュレーションした小説。地震の様子を伝えてくれるのは、家族とローン30年築1年のマイホームが危機を迎えるサラリーマン西谷久太郎さん。「いつか来るとは知っていたが 今日来るとは思わなかった」という副題とともに文中の地震の様子を読むと、地震の対策が必要だと改めて考えさせられます。(2007.10.5)

  • いつか来るとは解ってはいても、心のどこかでまさか直ぐには来ないだろうと楽観視しているような気がする。
    防災グッズの準備はもとより、災害に対応する基礎知識が大切だということが解った。

  • 本としてはつまんないけど、
    その後の震災を経てまた考えなきゃいけないな〜
    と一応読んだ。
    とは言っても職場まで徒歩30分だし、
    賃貸だし、この辺地盤固いしまあまあうちは
    そこまでにはならなそう。
    夫が都内から帰るのがしんどいけど
    サバイバル知識あるし、なんとかなる。
    未だに海沿いの高層マンションで暮らして
    都会で働く人の考えが謎。

  • 想像していた作品とは全く違う作品だったのだが、一気読みするくらいに上手い展開になっていた。重い軽いとか、読み応えがとか言うのはどうでもイイのだが、読んでおいて損は無い。

  • 実用書的なシミュレーション小説(?)
    よく分からないカテゴライズとなってしまう内容(笑)。

    刊行は2007年。
    阪神淡路大震災の記憶もまだ残り、新潟県中越地震からはほんの間もない頃

  • ☆$$好きな作家だが、テーマが今ひとつ。$$災害対策はやっておこうと思った。

  • どうも震災ものに手が伸びてしまいます。

    小説というよりは、シミュレーション的な作品ですね。

    関東直下型地震が起きた場合に起こりうる事象を具体的にして、
    その後解説をするといった手法です。

    ただ、”M8”や”津波”と違って、ほんとに普通のお父さんが主人公。

    サラリーマンの多くが経験しそうな内容になってます。

    地震に関心が高い今ぜひ読むべき本だと思います。

  • 将来必ず発生すると言われている首都圏直下地震。”備えあれば、憂いなし”と言われますが、現実に”そのとき”に備えている人は、数少ないと思います。この書では、そんな”そのとき”には備えていない普通のサラリーマンを通じて、首都圏直下地震に関するシミュレーション小説となっている。

    シミュレーションの元となるのは、東京都の被害想定。しかしながら、本当のところは誰にもわかりません。所々に挟まれているコラムが、事態に関する程よい解説となっており、この本の理解を深める助けになっているような気がします。

    作者は、『亡国のイージス』『終戦のローレライ』などの福井晴敏。

  • 『震災後』を先に読み終えて
    それに比べたらずいぶんコミカル(?)に書かれていたので
    1時間もかからずに読み終えてしまった。
    3.11以前に読んでたら怯えてたかもしれないけど
    今になってみるとあの日は良くも悪くもこんなもんじゃなかったなーと。
    この本の中に出てくる『現実はいつも、予想以上に残酷』という文章が皮肉に響いた。

    シュミレーションは結局シュミレーションでしかない。
    実際に遭遇しなければどう行動できるか判らない。
    ということを今更ながら痛感。

  • 大地震が起きたらどうしようin首都圏、というガイド的な小説。地方住民には必ずしも当てはまらないけれども、知っておいて損はない知識がサラリと読めるので一読の価値はあると思う。

  • 首都圏地震災害で想定される状況を一人のサラリーマンの体験を通しながら、最終的には、家族の下へ無事に帰依するというストーリー。災害入門ガイド的にサラっと一読できる。

  • 今月に入ってから地震が怖くて仕方なかった。
    今日たまたま部屋の本棚を見たら、この本があったから読んだ。

    本当にこの本のように上手くいくことなんてないだろう。たぶんもっともっとたくさんの人が死んだり怪我したりするだろう。だけど、怖がってもしょうがないかな、と思うことができた。「死ぬ人は死ぬ運命だった。あんたは生きている。そのことを考えろ」って趣旨の台詞が沁みた。準備はできるだけする、だがそれは基本的に「生き残る」ことを前提として必要となるものだ。

    地震が来た瞬間、生き残れる状況にあるかはわからない。しっかり準備をした人があっさり駅のホームから落ちて電車にひかれて死ぬかもしれない。何も気にしなかった人が自宅にいるときに被災してのうのうと災厄を免れるかもしれない。何をしようが、結局どうなるかはわからないのだ。

    死ぬなら死ぬ。生き残るなら生き残る。
    死んだのなら死ぬ運命だった。
    生き残ったのなら、どうにか生きていく努力をすればいい。

    死ぬこと自体を恐れた途端、僕たちは何もできなくなるのだろうな。

  • 震災から9カ月たって意識が少し下がっていると思ったので読んでみた。
    災害対策を日常に組み込まなくてはいけないことを再認識した。当たり前だけど具体的には以下。
    -防災グッズを適宜更新する
    -災害ダイヤルの練習をする
    -携帯の電池のバックアップを充足する
    -日頃から歩く
    これだけでも随分良くなると思った。

  • 地震シミュレーション小説。仕事先から自宅まで徒歩で帰る…。
    各章末に情報が載っているし、役所で配る防災ビデオのような感じ。
    実際に311を経験した後だと、いろいろと考えるものあり。

  • 震災にあったときの話。
    ひとごとじゃないんだろうなぁ。

  •  コメディ調ですけど、なかなかどうして実用書?いつか来る日に備えて心の準備だけでも…

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