- Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062147408
感想・レビュー・書評
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定年前後のサラリーマンの様々な人生をテンポよく描いて読んでてあきない。これも3日で一気読み。
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中年の登場人物がいい人すぎる感がある。
高任さんは、自分の思い理想を語らせて、読者ををいい人にしようとしているのでは?そして全体社会を少しでも自分の理想の形になればいいなと思っているのではと感じられます。
私も初老のおやじですから、心地よいのですが、若くエネルギシュな人には温く思われて物足りないかも。 -
人生の終盤になってはじめて生きる意義を見いだす。思考の過程がリアル。オススメ。
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アルコール依存症 緩やかな自殺
海音寺潮五郎 天と地と 上杉謙信
生きていることへの感謝。あるいは生かされていることへの感謝。その気持を持っている人間だけが、依存症から脱却できる -
定年をそろそろ迎える中年3人組。
一人は豪華客船のクルーズに参加、人生を見つめなおす。
一人は銀行を定年後、酒におぼれてアルコール中毒で入院。
また一人はキャリアウーマンの妻を持ち、一人暮らし。
そして行方不明になった同僚の足取りを追う・・。
まだまだ先のことだと思いつつも、何だか考えさせられる小説。 -
日本の高度経済成長の担い手であった男達。近郊の団地で地域のテニスクラブに所属している。リーダーの急死でクラブの屋台骨はガタ突き出す。多趣味の男は百日間世界一周にでかけ、定年してからテニスもしなくなり朝から酒びたりの元エリートサラリーマンはアルコール依存症で入院、商社の監査部サラリーマンは妻のキャリアウーマンの転勤でひとり暮らし。全員が生きる目標を失い、もがいている様子はリアルだ。海外旅行から帰ってきたみやげ話から、男たちは生きる目的をつむぎだそうとする。会社の縁ではなく地域縁がこれからは大いに大事ってことかな。