つながり 社会的ネットワークの驚くべき力

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  • 講談社 (2010年7月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062147705

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つながり 社会的ネットワークの驚くべき力の感想・レビュー・書評

  • ice bucket challenge など、世界的なムーブメントはなぜ起こるのかを理解したくて購入。仕掛けがわかれば起業支援に活用できるかもと思ったが、なかなかぴったりな内容というわけにはいかなかった。ただ、昔から人間は社会的つながりの中で生きていてそこから否応なしに大きな影響を受けており、信じられない行動に出ることもある。古くは魔女狩りであり、人種差別であり、ファシズムなど。もちろん良いこともあって、最近でも親切の連鎖を描いた動画をよく見るし、pay it forward の考え方もそうだろう。筆者らは、肥満、自殺、投票、寄付、禁煙(または喫煙)、ドラッグ、教育、結婚や出産なども「伝染」するというが、それも納得がいく。ビジネスにも参考になるだろう。

  • この本は社会的ネットワーク(人と人との繋がり)の性質をさまざまな研究結果から記述されています。
    集団は個人ができることの総和よりも大きなことができるのはなぜか?
    繋がり方によって恩恵を受けられる量が違うのか?
    社会性は遺伝するのか?
    など、とても興味深いことがたくさん書かれていました。
    恋人を見つけるためには、どのような繋がりを持つのが良いかなどもわかります。
    良いことも悪いことも伝わっていく社会的ネットワークの凄さと恐ろしさがわかりました。
    繋がりを大事にする日本人には必読の書かもしれませんね。

  • P121読んでいるところ

  • 良い面でも悪い面でも、つながりは思いもよらぬところで発生している。

    友人の友人の影響を知らずのうちに受けていたりする。
    6人を経由すればだれとでも繋がれることは有名だが(6次の隔たり)影響を受けるのは3次の友達まで。

    ーーあなたが笑えば世界も笑うーーー

    笑いの伝染病がタンザニアで発生した。
    面白くないのに笑ってしまう病気。
    人から人へ移るものだった。
    これは、集団ヒステリーであった。
    人は感情を伝染を明示しようとする傾向があるせいで病的症状が発生してしまった。

    人は他人が示す感情に感化されてしまう。
    笑顔でサービスを受けるとチップを弾んでしまったり。

    これは、昔狩猟一族であった頃の名残かもしれない。
    表情が進化してきたのはコミュニケーションを図る要因も大きそうだ。
    同じ表情をするとその人がどう感じているかをなんとなくわかるはずだ。


    私たちは他人が行動している様子を見てもまるで自分がそれをしているような感覚に陥る。

    音だけでも感情を感じる。

    感情の伝染はだれもが経験する。
    感情の伝染はmpiという。
    集団でみんなで踊り狂う事例など。
    これは、よく毒素がばらまかれていたのでは、などがあると考えられるのだが、原因は心理的なものである。

    mpiが発生しやすいのは繋がりの濃ゆいコミュニティである。
    また、においが引き金になることも多い。また政府の力や警官などが関わってくると伝染は悪化する傾向がある。

    感情の広がりはネットワークを使って遠くまで広がる。
    他人の幸福が与える影響を調べてみた。


    幸福な人と幸福な人同市で群れを作っている。不幸な人は不幸同士で。

    ある人の幸福がその一時関係の友人も15%幸福になるらしい。
    お金をもらっても2パーセントしか幸福にならないことに比べると、幸福な人とお友達になる方が幸せになりやすい。


    近しい人が幸せになると自分も幸せになりやすい。
    距離としては1.6キロくらい。

    幸福は一時的にアップしたとしても基本的には元の位置に戻る。

    孤独も伝播をする。
    ただし、自分が意識して作った関係性のみで。
    孤独な人の友達は52パーセント孤独を感じやすくなる。
    これも、三時のつながりまで影響をする。


    どうやってパートナーを見つけるか?
    三時までの繋がりの中で否応なく狭まっていく。

    知り合いから紹介してもらうことが未だに一番効率が良い。

    幸福とは自分の知り合いよりも稼いでいるか、で決まる。
    絶対的な立場よりも世間での相対的な立場を機にする。

    周りが30万で自分が35万
    周りが45万で自分が40万であれば前者を選ぶ。

    パートナーを探すときはパートナーが属する組織の中で一番魅力的になれば良い。

    女性は、パートナーがいる男性の方を好ましく見る傾向がある。
    子育てに向いてるかなどはぱっと見ではわからないため。

    しかし、男性の場合は競争が起こりそうだと感じると魅力を感じにくくなる。


    他のみんなもやってるか、というのが大きい。

    離婚するかとかも周りにしてる人いるかどうかで決める。

    また、ゲイのカムアウトも1人いえばまた1人カムアウト、空がどんどん広がっていったりする。


    結婚すると健康になるのか?
    健康でなければ結婚できないのか?

    夫婦の片方が死んだ時もう片方が死んでしまう確率は半年後に40パーも高くなった。

    やはり、夫婦関係は健康で影響がある。
    結婚することで男子側は愚行をやめる、規則正しい生活を送るようになる。その結果7年も寿命が増える。
    女子は2年。

    これは、男性が女性から受けるものは社会との繋がり、精神的サ... 続きを読む

  • いかに人が人を伝わって影響をうけるのかと、環境によって人格が形成される事を改めて認識した本

  • 課題本。社会的ネットワークについての考察であり、博士の共著なため、読みこなすにはハードルが高かった。フォトリーで。

    3次のつながりまでは有効。
    ことわざの、朱に交われば赤くなる、というのも納得できる。肥満、お金、幸福感など、影響される。
    恋愛と就職先は、濃いよりも、ゆるいつながりの方が有効とのこと。今の仕事も紹介が有効なので、そこは実感。

    異業種交流会はあまり好きではないが、勉強会など、思い切って顔を出して行くのも(ハズレも多いけど)大切だなーと思った、

  • これまで、ネットワーク効果の恩恵を受けた経験は少ないと思います。ネットワーク効果を得るには、どうしても人との交流は避けられません。人との交流に時間を割くということは、自ずと自分の時間、つまり、一人で考え事をしたり、勉強したりする時間が削られることを意味します。

    自分の殻に閉じこもっていては考え方が偏ってしまい、多様な考え方を持てなくなるのは否めません。本で他人の考えに接するにしても、ある程度自分の考えが反映された本を選ぶので、どうしても思考範囲が限られてしまいます。

    多様な考え方を得るために、しゃにむに人と接しようとは思いません。性格なのか、一定時間以上のコミュニケーションはストレスになります。

    フェースブック、ミクシー、ツイッター、大いに結構だと思います。自分にとっては、コミュニケーション過剰です。時間は有限です。人との交流を楽しむか、一人勉で強するか、を選ばなければならないとしたら、今は後者を選びます。

  • 影響が与えられるのが、自分の友だちの友だちの友だちまで(三次のつながり)。でも、インフルエンサーだと、その影響は計り知れない。

  • 再読
    自分だと思い込んでいるものは、実は自分のネットワークによってつくられたものかもしれない。
    社会的な生き物である人間はネットワークなしでは生きられない。人間はネットワークによって作られてきた生き物だ。
    ネットワークは、政治、経済、福祉、どれにとっても有効な研究対象だ。

  • 人的ネットワーク論の現代的知見が縦横無尽に紹介されている。応用したい気分に駆られるが、適用可能は難しいだろう。それにしても、つながり=有機的ネットワーク、恐るべしある。遺伝子にも残されているとは。

    本書の白眉は、幸福、孤独、肥満、自殺かな。

    ・6次の隔たりと3次の影響。
    ・表情が人間の気分に有益な影響を及ぼす。
    ・感情の経路で最も強力なのは、娘から両親に向かうもの。反対に親の感情は娘に影響しない。父の感情は妻と息子に影響する。
    ・クリケットの試合で一人の幸福度の増加がチームのパフォーマンスを向上させた。
    ・不幸な人は不幸な人同士、幸福な人は幸福な人同士で群れをつくる。不幸な人はネットワークの周縁に位置する。
    ・1次の人が幸福な場合、あなたは15%幸福。2次は10%、3次は6%。
    ・1984年に5000ドル余計にもらっても幸福になるチャンスは2%しか増えなかった。
    ・ある人が幸福な友人を持つとその人が幸福になる可能性は9%増大。不幸な友達は7%減少。
    ・あなたの友人が多くの友人を持てば持つほど、幸福になる可能性は高まる。
    ・1.6キロメートル以内に暮らす友人が幸福になると、自分が幸福になる可能性は25%増加。対照的に1.6キロメートル外は何の影響もない。夫婦にも当てはまる。
    ・幸福、不幸な出来事の後、1~2年で幸福水準は元に戻る。
    ・長期的な幸福の50%は遺伝、10%は環境、40%は考え方に依存。
    ・より多くの友人を持つ人は孤独を感じる機会が少なくなる。1年で2日減る。平均孤独な日は年に48日ある。
    ・たえず孤独を感じている人は、2~4年で平均して8%の友人を失う。孤独はつながりを失う原因にして結果。
    ・1次の人が孤独ならば、あなたは52%余計に孤独。2次の場合は25%、3次の場合は15%。
    ・20歳に達した時点の男性の比率が高いほど、男性の寿命は短くなる。
    ・結婚で男性は7年長生き、女性は2年長生き。
    ・人がリスクにさらされるかどうかは、その人がどんな人であるかより、誰と知り合いであるかで決まる。
    ・互いが認め合う友人が肥満になると、自分が肥満になるリスクは3倍。
    ・肥満の広がりは、配偶者同士よりも友人同士の方が影響が大きい。
    ・優れたダイエットは、友人に友人リストをもらい、その人たちをランニングクラブに誘う。
    ・過去に一緒に仕事をしたことが無い人たちのチームはうまくいかない。全員がずっと一緒のチームもダメ。新しいメンバーの多様性と古い関係の安定性を結びつけるバランスが制作では重要。
    ・玄関で投票を依頼された人は10%多く投票した。家の中にいた家族も6%多く投票した。
    ・インターネットでの政治に関する情報は、異なる意見の交換ではなく、既存の意見の強化に使われている。
    ・部外者との接触が多い集団ほど、向社会的行動をとる。協力性、潔癖性が増す。
    ・類似性を高めるのは一卵性という遺伝子のあり方で、一卵性であるという意識ではない。
    ・人間の脳に見合う社会集団の規模は150人=ダンバー数。
    ・信心深さによって幸福度が増す度合いは、信心深さの平均値が高い国ほど大きい。
    ・人は誰かによって親切にされると、その後、他の人に親切にする。
    ・社会の不平等に立ち向かうには、肌の色や懐具合よりもつながりが重要。

  • 社会的ネットワークとしてのさまざまなつながりを考察している。肥満や自殺なども人のつながりによって、伝染する。オバマの勝利は、SNSを上手く活用した有権者同士のつながりにあったとする。ホモ・ディクティアス(ネットワーク人)やホモ・エコノミクス(経済人)が、人間社会の特徴と捉えているようだ。

  • 社会的ネットワークは貴重な共有資源。

  • ネットワークから受ける影響は私たちが思っている以上に根深いみたい。想像しやすい現象もあり、予想外の心理もあり、とてもおもしろかった。

    特におもしろいと感じたのが、自分の周囲のネットワークに属する人間として、神を考えに入れている点(p304)。なるほど、神を擬人化すれば、自分は決して孤独ではなく、共通の「友人」をもつ人々とのつながりが大きく広がる。宗教をこのように考えることができるのだな。

  • 第1章 真っ只中で
    第2章 あなたが笑えば世界も笑う
    第3章 ともにいる者を愛す
    第4章 あなたも痛いが私も痛い
    第5章 お金の行方
    第6章 政治的につながって
    第7章 人間が持って生まれたもの
    第8章 おびただしいつながり
    第9章 全体は偉大なり

  • 社会的なつながりによって、人は相互に影響し合う。また3次のつながり(友人の友人の友人)までが、自分に影響を与えるという、興味深いことを知った。

    投票に関するコストと、個人の投票が社会的ネットワークに与える影響(投票率アップ)も興味深い。

  • 全く知らない人間同士も「友達の友達」と辿っていくと平均6人で繋がっているという「六次の隔たり」と、人間同士が与える影響力について「三次の影響ルール」などを具体例をもって解説しながら、社会ネットワークが構成されるプロセスや特徴を考察した本。誰もが神を通じて「友人の友人」(P.304)、なるほど宗教が求められるわけである。良くも悪くも社会的ネットワークが個々人の単なる和でなく、積で影響を及ぼすことがわかる。

  • 留学中の授業で使われていた教科書の日本語版。つながり、を科学的に分析してみるとどこかで納得できるものとそうでないものも。日常生活をただぼんやり過ごすのではなく、つながりという視点に意識するきっかけになる。

  • 人は、さまざまにつながっている。
    自分の感情、あるいは他人の感情が伝染する。
    つながりを大切にすることで新たな展開がひらける。
    とくにネット社会ではその傾向が加速していると思う。

  • 社会的ネットワークについてしるした本。
    ・様々な影響が及ぶのは3次までなど
    興味深い知見も多々記載されている。
    ・あらゆる人は6次の隔たりで相互につながっている。
    ・3次の影響のルール 3次以内の関係にある友人からは影響をうけるが、その先に連なる人からは影響を受けないのが普通。
    ・選挙で1票を投じるのは意味がないが、つながりが出てくるからこそ意味があるというのはおもしろい。
    ・女性は男性が女性に囲まれている方が魅力を感じやすいが、男性は女性が男性に囲まれていると魅力を感じない。
    ・結婚生活により、男性は7年寿命がのび、女性は2年寿命がのびた。
    ・ネットワークの形が目標達成に大きな影響を及ぼす。

  • 社会は人と人とのコミュニケーションにすべての人が他人を介して繋がっているということ。選挙の一票は例え自分が投票してもしなくても結果に影響を与える事はないと思っていたが、この本を読んで自分の一票がつながりによってただの一票ではなくなるという理論はあまり投票に行ったことがない自分にとっては目から鱗でした。

    ただ最後まで読むにはかなり労力が必要だと思われます。
    それは翻訳が単調ということなのかそれとも自分の腹に落ちていないのかどちらか分かりませんが今回は途中で断念。
    それでも読む価値がある一冊なのは確かです。

  • 人と人とのつながりが、どのような影響をしあっているかの研究のお話
    最近小説ばかりしか読んでいなかったので、読むのにとても時間がかかったけど面白かった!

    タンザニアであった笑いの伝染。伝染病みたいに1000人以上の人に感染した笑い病。笑ってしまうことに恐怖を感じながら笑ってしまうという。
    人と人がいかに影響を及ぼしているか。友達の友達の友達、つまり3次的なつながりまで影響を与え、影響を受けてしまう。
    肥満や禁煙も伝染する。幸せも憎悪も。

    選挙で一票投じるのは意味がない。しかしつながりがあるからこそ意味が出てくるというお話はなるほどーと思った。

    この本を読むともっとつながりを求めたくなる。まだ一人の方が楽と思ってしまっている部分もあるけど、少しずつでもつながりを増やしていきたい。

  • 社会的ネットワーク上で、人のつながりについて書いた本。個人は、家族、男女、友人、近隣の人だけでなく、その先の関係にまで意識せずとも影響を及ぼしている。人が他人の感情に感化されたり、考えていることを感じとれる能力があることは、誰もが本当は気付いていることだと思う。個人がネットワークを形成していると同時に、ネットワークにも創造性が備わっていて、それぞれが幸せや悲しみ、健康、思考、病気など様々な影響を与えたり受けたりしながら、社会的ネットワークの中で生きてる。それならば、より多くのつながりの中で、多くの影響を及ぼして生きた方が絶対に楽しいし、良い影響を与えられる人でありたいと思う。

  • 2007年に、肥満は伝染するという研究結果が発表されました。大学4年でその研究結果を聞いた僕は、100kgほどある部活の先輩と週に2・3回食事に行き同じように食べてたので、そりゃ付き合う人によって肥満が伝染するのも当然だよなぁと思ったものです。しかし、本書を読むとどうやらそういう話じゃない(笑)
    スモールワールド理論で人間は6次の隔たりを持って繋がっていることが報告されていますが、ある人が影響を及ぼせるのは3次の隔たりまでであるようです。そのことを、個人に着目するでもなく、グループに着目するでもなく、個人と個人のつながり、ネットワークに着目して調査をし、ホモ・サピエンスではなくホモ・ディクティアス(ネットワーク人)を提唱しています。肥満も犯罪も自殺も幸福も不幸もネットワークでつながっている人間だからこそ伝播するのです。

  • アルバート・ラズロ・バラバシの『新ネットワーク思考』を思い出した。いろんなことをネットワークで考えるとこうなるということが、てんこ盛り。バラバシの本より広い範囲の話が色々読めて、楽しめた。ただ、『新ネットワーク思考』を読んだときの新鮮な感動はもうなかった。ただの印象だが、訳文がややこなれていない気がして読みにくいような気がした。

  • 喫煙、飲酒、自殺は感染する、オバマの2008年の勝利

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