CHICAライフ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 422
感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062147941

感想・レビュー・書評

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  • 2020.05.30

    2003〜2006年のエッセイ
    電車男とかの頃か…
    当時23歳、十代の頃に小説を書きまくっていた。
    年齢の凄さもあるし、23歳でこれだけシンプルで面白い文章が書けるなんて…
    人気作家の初期の頃のエッセイは面白いものが多い。

  • 西尾維新と乙一と佐藤友哉と合コンした話がインパクト強すぎて他の話を全部忘れてしまった。なんだそのメンツ!?
    合コンハウツー本読んで失敗する乙一と西尾維新おもしろすぎる。乙一のエッセイにもこのくだりあるらしいから絶対にそっちも読みたい。

  • まさかこんな面白い人だったとは!
    男運が悪い、というか男をダメにする女というのか。これくらいはっちゃけて小説も書いてくれたら面白いのにと思うのは感じ悪いだろうか。

  • これまで何度も「島本理生の小説に出てくる主人公の女は苦手だ!というか嫌いだ!」と思いつつも、デビュー作「シルエット」から「あられもない祈り」まで読まずにはいられないその魔力にとりつかれながら、今まで島本作品を読み進めてきてしまったわけだが、このエッセイで作者本人のことがわかったため、色々と謎が解けた。
    エッセイに書かれる島本理生は、恋愛遍歴が作品からも滲み出るほど、面倒な男と付き合っているんだなあということだ。それが主人公たちにも表れていて、まさに自己投影型の物語が出来上がっていたわけである。何度も思っていた、「なんでこんな男を好きになるんだろう?わけがわからない」はすべて彼女の経験からきているものなんだね。このエッセイが出ていなかったら、ずっと確信を持つことができなかったよ。

  • 小生物語のアナザーサイドを見た!て感じ。赤裸々だなぁ…

  • 「合コン体験レポート」に大爆笑。

  • 島本理生のエッセイと言う事で読んだが、
    小説の雰囲気とは180度違うといってもいいかもしれない。
    率直な感想「意外と親しみやすい人かもしれない」だ。

    ”あんな男達”を生み出す作者は、きっとどんより暗くて
    DVやらイジメ、などなどの暗い過去の持ち主に違いない!と決めつけていた。
    なるほど、彼女の作品はやはり自分の経験が色濃いのだな、と感じたものの、
    何と親しみやすい人物だろうか。
    意識的におちゃらけた雰囲気で書いてはいるが、
    背伸びしない語り口に、近くにこんな女性が居そうだと感じる親近感を感じた。
    同じ世代の女性として、読んでいて共感できた。

    改めて、島本理生が好きになれた気がする。

  • 素直に面白かった。佐藤友哉ファンなのでよりいっそう。ユヤタンはどうしようもない人ってのがよくわかった。そして島本理生の本を読んでいて抱いた「この作者はだめな男の人が好きなんだろうか」という思いは、一つも間違っていないということがわかった。

  • 大きな熊がやってくる前にと同時進行で読んでいた
    島本理生さんのエッセイ。
    大きな熊がやってくる前にが結構ビターな内容だっただけに
    このエッセイでのギャップでますます
    島本理生さんのファンに。
    楽しく読める1冊だと思います。

  • 感受性揺さぶられ系作家と勝手に認定してて、長編を読むのを、昔から躊躇っている島本理生。
    でも短編を読むたびにめちゃ好きだなー、と思うのに、読めない。

    そんな島本理生のエッセー。
    軽い。明け透け。楽しい。笑

    私の四字熟語の回答は散々なものでした。

    #CHICAライフ #島本理生 #読書記録

  • 2003年から2006年にかけて雑誌に連載していたエッセイをまとめたもの。当時の島本さんは20代前半。過去の恋愛話や、現在(連載当時)の同棲相手との話題が多め。

    この恋愛話面白いでしょ!!と披露されるエピソードより、高校を中退して単位制高校に入りなおした話や、母親が離婚したり再婚したりの苦労話をもっと読みたかった。
    島本さんのエッセイ集はもう一冊出版されている。タイトルからして、それもまた恋愛系のエッセイみたいだ。恋愛より苦労話が読みたい。

  • 島本理生さんと綿矢りささんを混同しちゃうな〜、と思いながら読みました。若い作家さんでエッセイが面白い方ってあんまりいないよな…とも思いながら。

    わたしとしては、あけすけに書いているだけの文章に興味ない、といった感想を持ちました。島本さんの小説を読んだ事がなく、予備知識も何も無かったのですが 期待しすぎていたのでしょうか…。
    するするするっと楽には読めるのですが、それだけ。仲良しなのかどうなのか微妙な友達の、悩みとも言えない近況報告を聞いているような感覚でした。

  • レビューに「爆笑」とあったので、読んでみました。
    クスっと笑えるところあり、さくさく読めるエッセイ。

    実は、この作家さんの小説を読んだことがなく、
    しかも綿矢りささんと混同してしまったりするので、
    まずは「ナラタージュ」を読んでみようと思います。

  • 面白かった!

    出版にあたって改稿しているせいか、つぎはぎ感が少なく読みやすかった。

  • 図書館にて。
    この本を読むまで、島本さんが結婚していたことを知らなかった。
    旦那さんの本も読んだことがあるが、薄気味悪いスプラッタの物語で、あの本とこのエッセイを見る限り島本さんの男性を見る目を疑ってしまう気がする笑
    やはり独特の世界観を持っている人というのは、何か常人とは違う価値観があるということなのか…?
    旦那さんの小説をもう読むことはないと思うけど笑

  • 自身の恋愛に関してオープンな人。

  • 何度も読んでるエッセイです。作者本人が書いてあるように最初の頃は硬いですが、後半にかけて饒舌な文章になります。

  • エッセイとは作家のミステリアスな生態を明らかにするものである。予想と全然違う感じの人だった。

  • ここまでさらしていいのかと他人事ながら心配になるくらい赤裸。作家としてのイメージが・・・

  • 佐藤友哉の嫁だったのかー。知らなんだ。

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著者プロフィール

1983年東京都生まれ。2001年「シルエット」で第44回群像新人文学賞優秀作を受賞。03年『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞を受賞。15年『Red』で第21回島清恋愛文学賞を受賞。18年『ファーストラヴ』で第159回直木賞を受賞。その他の著書に『ナラタージュ』『アンダスタンド・メイビー』『七緒のために』『よだかの片想い』『2020年の恋人たち』『星のように離れて雨のように散った』など多数。

「2022年 『夜はおしまい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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