ロシア・ショック

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062150262

感想・レビュー・書評

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  • ロシアに関して、いかに日本が出遅れているかはっきりさせている。
    日本にとって、ロシアは「油田」のようなもの。
    ブリックスのうち、ロシアの識字率がダントツに高く、優良な人材の宝庫。また資源の宝庫。ロシアがこれからの富の創出の要になっていくだろう。

    いかに日本の報道が偏っているか、痛感した。
    報道によって得た知識などをいったんリセットして、ロシアと日本の距離感を考える必要がある。

  • 自分の中でロシアに対する認識がいかに古いままで止まっていたかを認識させられた。資源も人材も豊富で、日本の事を好意的に受け止めてくれるこの国と上手に関係を築いていきたいところだ。

  • 2009年5月5日読了

  • 周りの強いとされる勢力がこぞって反対したとしても、
    正しいと思ったことを貫く男は、なんとなく支持したくなる。

    他国には理解されない、その国特有の解決方法があるのだ、という
    強い信念をもって強い国を作るプーチン。
    チェチェンやグルジアの問題での行動が正しいかどうか
    私にはわからないけれど、物事の見方や行動の仕方に魅了される。

    経済の話も、外交の話も疎い私にもわかりやすい「ロシア入門」。
    潜在能力の高いロシアを評価する見方で書かれている。

  • ロシアアレルギーの人も多いかと思いますが、著者は「日本が最も注目すべき国はどこかと聞かれれば、私は悩むことなく答えることができる。ロシアである。」と断言しています。
    プーチンさんの出現によって大きく変貌発展を遂げたロシア。ちょっと冷静になって考えればこの近くて遠い国ロシアが、日本が世界から孤立しないためのよき伴侶になることがわかると思います。

  • ちゃんとレビューをつけはじめてはや1年。
    基礎知識ほとんどゼロに等しいくせにこういう本にも物おじせずレビューつけられちゃうくらい、
    神経図太くなりました(笑)
    てんで見当違いなことを言っていたとしてもお許しください

    効果的な図表・グラフのおかげで、
    ロシアのポテンシャルの高さがよくわかりました。
    アメリカ一辺倒or中国一辺倒って、もったいないですね。
    こんなにもポテンシャルが高くて、
    しかも反日感情がこんなにもない国があるというのに‥。

    当事者の方々にはきっととても大切な問題なのだろうけれど、
    北方領土の問題や拉致の問題で一歩も動けなくなっている日本の外交って不自由だなぁと思いました
    確かに大切な問題ではあるけれど、
    未来のために、ほんの少しでもいいから譲歩するっていう選択はないのでしょうか‥

    日本にもロシアにも通じることだけれど、
    「一度地獄を見た国は強い」
    そうなんですよね。
    底を打ったらあとは這い上がるだけですしね。
    したたか打ったならそれだけ反動もでかいでしょうし。

    この本を読んでますます世界情勢について気になりだしてしまいました
    一応国家試験前なんですけど‥
    ま、いっか
    次は中国関係の本を読みたいと思っています

  • 今まで視線の無かったものに気付かせてくれたので☆5つ。ロシアはまだ共産主義と資本主義が混在しているが、徐々に資本主義の強国になろうとしている。エネルギーや石油そして人材の豊富なこの国が、再び強国になる時は近いと書かれている。大前氏の2020年の世界予想図は、説得力があり日本人として今後いかにすべきか考えさせられるものであった。実際にロシアに行ってみたいと思った。

著者プロフィール

1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

「2018年 『勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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