みんな、絵本から

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 144
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062151580

作品紹介・あらすじ

ネット社会における絵本の重要性を説く一冊 ノンフィクション作家・柳田邦男が、ケータイやネット社会で生じるさまざまな弊害から、子どもの心の成長を守る『絵本の重要性』をわかり易く説く一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • ぎゅっと読み聞かせのいいところが詰まっている。
    詩集のようになっているからすぐに読み終えられるし、大切な事も伝わるし、写真もいい。
    読み聞かせのすごい力10ヶ条の中から
    ・読み手の情感をこめた読み方によって、子どもの心に絵本の内容が「現実体験」に等しいかたちで、深く染み渡って記憶される。
    ・子どもが自分で時間をコントロールすることができる唯一といえるメディアである。子どもはゆっくりと絵の細かいところまでたのしんだり、前の貢に戻ったりして、深く記憶に刻んでいく。

  • 親と子の、絵本を通した触れ合いをテーマにしたエッセイ集。読み聞かせが育む子どもの心について、読みやすくまとめられている。作者の柳田さんが書かれたものや、絵本を読む親や子によって書かれたものも。ネット社会の波に抗うことはできないだろうけれど、読み聞かせの生身の触れ合いを通して、感情の豊かさ、心の強さを育んでいけたらと思う。

  • 私は、やっぱり紙の本が好き。電子書籍って、結局スマートフォンやタブレットをいじっているのと一緒だと思う。

  • 絵本の良い部分が書かれている。
    ケータイやゲームのしすぎに警笛をならし、子どもにも大人にも絵本を薦めている。

  • おそらく、ノーケータイ、ノーネット社会にはならないでしょう。
    ケータイ、ネット社会に警鐘を鳴らす…じゃあどうするの?
    著者・柳田邦男さんは、その切り札として「絵本」を挙げました。
    なるほどね!
    私自身、スマホを便利に使っていますが、絵本を慈しみ本棚に揃えているのは、無意識ながらも心のバランスを取っているのかも!なぁんて((*´∀`*))
    その絵本でさえ、乱読、濫読している私。
    絵本タイム、読書タイム…意識して作りたいものです♪
    そういえば先日、高校生の娘と『うんこしりとり』を一緒に読んで盛り上がったなぁ(^^;;
    今度、思春期の息子にいきなり読み語り始めてみよう(笑)。

  • 子どもと2人で過ごす時間のなかにテレビとネットが入り込みすぎてるな、と反省させられる。少し非科学的な印象の部分もあるけど。とりあえず今日から一緒に絵本読む時間つくろう。

  • 言葉と写真の組み合わせが素敵で、主張は意欲的なのだが、残念というか不審な点も多々。評判がいい本なので、あえて辛口に以下に示す。

    なぜなら絵本はメディアとして無条件に完全、完璧ではないからだ。高低浅深、向き不向きがある。もっというと有毒なものさえあると思う。

    1.本書で言われていること(絵本の効用)のエビデンス(科学的根拠)が示されていない。数値や主張の引用元の具体的な参考文献もない。

    2.特にネットとケータイを全否定しているかのような記述が気になる。マイノリティにとって、ネットとケータイの存在はつながる手段として不可欠なのに。

    3.親族の作品(『ルリユールおじさん』の作者・いせひでこさんは柳田さんの妻、写真は娘)の使用、言及が気になる。

    4.「だっこ」のページで、きちんと著作権使用処理がなされているのか。このような場合、絵本のイラストも転載ではなく、「引用」にあたるのだろうか?巻末まで探してもコピーライトの表示がないのが不審だ。
    ※この点については、諸説ありそう。以下URL参照
    http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000132222

    5.繰り返すが、ネット利用への弊害への主張が過激で違和感がある。例えば「人は死んでも生き返る、という小学生が10数%~40数%いる」とあるが、1.数値の幅が調査によって広すぎる。2.日本人の死生観として、結構、常識的なのではないか。また、その前のページの5つの弊害も。一般にゲーム脳と言われるえせ科学が元ネタではないか?

  • いかにデジタル端末に依存しているのか、いかにアタッチメントが大切なのかを考えさせられる本。

  • 貸出状況はこちらから確認してください↓
    https://libopac.kamakura-u.ac.jp/webopac/BB00208465

  • <I love reading books with you,Mammy.>
     
    アートディレクション/岡本明

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著者プロフィール

講談社ノンフィクション賞受賞作『ガン回廊の朝』(講談社文庫)

「2017年 『人の心に贈り物を残していく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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