青雲の梯 老中と狂歌師 (100周年書き下ろし)

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著者 : 高任和夫
  • 講談社 (2009年3月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062153904

青雲の梯 老中と狂歌師 (100周年書き下ろし)の感想・レビュー・書評

  • 田沼意次と大田南畝。ふたりの生きた時代とその生き方。苦悩と迷い、研鑽の日々が描かれている。

  • 意次の見方とか太田南畝の見方とか、特に新しいものではない。

    組織の中に置いたところが新機軸か。

    それにしても南畝が何度も何度も「稿料が安い」とこぼすが、よほど著者も身につまされているのか。
    勤め人をやめて、筆一本で食べていくのは大変なんだ。

  • 老中は田沼意次、狂歌師は太田南畝。企業法務小説を得意とする著者の時代小説第1作。
    二人のかかわり、対照を無理に書こうとせず、どうせなら田沼一人に焦点を当てた方が、と感じた。
    後藤一朗「田沼意次 その虚実」を参考文献にしているところは高く評価できる。
    田沼が失脚しなければ、日本はどうなっていたか。

  • 老中、田沼意次と狂歌師大田南歩
    足軽の子から老中まで上り詰め、賄賂政治家として有名な田沼意次、下級武士であり狂歌師として名を成した大田南ぽ
    平賀源内、山東京伝、杉田玄白なども登場

    世の中にたえて女のなかりせば男の心のどけからまし

    いかほどの洗濯なれば香具山で衣ほすてふ持統天皇

    世の中は金と女が敵なりどふぞ敵にめぐりあひたい

    狂人、天才、山師 平賀源内
    「人には生きていくうえで、必死にすがっている何かがある。それを壊されたら、生きていくのが辛かろうな」「源内さんは最初から、青雲の梯を踏み外した人だった」

    著者のあとがき「30年近くサラリーマン生活を送り、会社という組織と人間関係のしがらみに悩んできた。時代小説を書きながら、人間というものは進歩するのだろうかという、深い疑念にとらわれているのです」

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青雲の梯 老中と狂歌師 (100周年書き下ろし)の作品紹介

老中田沼意次、足軽の子と蔑まれ、名門譜代勢力から「賄賂政治家」の名を残されながらも、幕府の抱える難題に取り組む。国家の行方を憂えることもできないのか。狂歌師大田南畝、たいした仕事も、出世する見込みもない下級武士であるがゆえ、狂歌にのめりこみ、庶民の圧倒的支持を集める。才能を開花させることも許されないのか。二人の武士の苦悩と葛藤を、企業小説の名手ならではの視点で描き、現代と通じる「組織と個人」の問題を炙りだした著者初の歴史時代小説。

青雲の梯 老中と狂歌師 (100周年書き下ろし)はこんな本です

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