地雷のない世界へ-はたらく地雷探知犬

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 52
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062156035

作品紹介・あらすじ

世界中に埋まっている地雷は、8000万から1億個。毎年何千人もの人が、地雷や不発弾で傷つき、命を落としています。だれもが安心して歩ける大地を取りもどすために、今、さまざまな国で地雷探知犬たちが活躍しています。

感想・レビュー・書評

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  • 2019/06/11 4年生(2019年度)

  • 「子どもを本好きにする10の秘訣」>「世界・社会」で紹介された本。

  • 地雷犬の活躍で一日でも早く安心して住める場所のみになればいいなって思いました。

  •  カンボジア。戦争が終わっても、地雷はずっと人々の生活を脅かし続ける。地雷を取りのぞく現場で活躍する地雷探知犬。訓練の様子、地雷を探しているところの写真も。

  • 長女の一学期の研究テーマは、はたらく犬。おかげで、盲導犬など、仕事を持つ犬がどのように育ち、どんな人の役に立つのか詳しくなった。
    この本は地雷探知犬。ボスニアにもカンボジアにも、多くの地雷があり復興の妨げになっていることがわかった。危険だとわかっていても、その地を離れられない人があり、ケガをしたり命を落とす子ども達もいる。
    育てる過程は盲導犬と似ている。可愛らしい子犬達は愛情たっぷりに育てられる。処理をする人の命をたくすパートナーとして、大切に世話をされている。子ども達が安心して駆け回れる野原が戻ってきますように。

  • まっすぐな子犬たちの目が、胸にしみる。
    ごめんね、にんげんのしたことのために。
    ごめんね。
    ありがとう。
    ひとと犬との絆。
    命をお互いに預ける信頼。
    写真の1枚、1枚が、
    短い文章が伝えてくれるもの。
    ちゃんと受けとめなきゃいけないと思う。
    ちゃんと伝えなきゃ。
    そうして、じぶんに問う。
    なにができるだろう。

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著者プロフィール

大塚敦子
1960年和歌山市生まれ。上智大学文学部英文学学科卒業。パレスチナ民衆蜂起、湾岸戦争などの国際紛争を取材を経て、死と向きあう人々の生き方、自然や動物との絆を活かして、罪を犯した人や紛争後の社会を再生する試みなどについて執筆。
『さよなら エルマおばあさん』(小学館)で、2001年講談社出版文化賞絵本賞、小学館児童出版文化賞受賞。『〈刑務所〉で盲導犬を育てる』(岩波ジュニア新書)、『はたらく地雷探知犬』(講談社青い鳥文庫)、『ギヴ・ミー・ア・チャンス 犬と少年の再出発』(講談社)、『いつか帰りたい ぼくのふるさと 福島第一原発20キロ圏内から来たねこ』(小学館)など著書多数。
ホームページ:www.atsukophoto.com


「2020年 『シリアで猫を救う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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