獣の奏者 (3)探求編

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著者 : 上橋菜穂子
  • 講談社 (2009年8月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (490ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062156325

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獣の奏者 (3)探求編の感想・レビュー・書評

  • どんどん過酷になっていく。ささやかな幸せの価値がわかる人ほどそこから遠ざかるのってなんで?(;_;)人の業ってどれだけ深いんだろう(/ _ ; )

  • エリンが恐れていた通り、王獣軍を編成する計画が持ち上がる。
    闘蛇の牙が相次いで死ぬ現象を調べ始めたエリンは、過去の真王や自分の母の一族が隠してきたことを知り、未来を切り開こうと考える。
    まさかイアンと結婚してたとは!とか、ジェシって息子が生意気で…とかいろいろありつつ、読んでて胸が痛い。

  • 2巻まで読んでよくわからなかった矛盾点がわかりかけてきた。

  • イアルと結ばれ息子も生まれ穏やかに幸せに生きていたエリンが、再び人の争いの渦に巻き込まれていく。生き物を武器として使いたくないという信念と愛する者を守りたいという気持ちでもがく彼女の過酷な運命に胸が痛む。

  • 前半はだらけてしまった印象だけど、後半でようやく面白くなってきた。

    イアルの感情がわかりにくく、何がしたいのかわからないので、4巻に期待します。

  • イアンと結婚して、ジェシを設け8年目。
    エリンは、大公(アルハン)シュナンから呼ばれ、闘蛇の牙の大量死を調査することになる。
    エリンの警護に当たるヨハルとともに、行動するうち、血と穢れ(サイ・ガムル)に襲われる。
    ヨハルを救うために、母が使った大罪の技を遣うエリン。
    救われたヨハルはエリンに秘宝の「残った人々の記」(カレンタ・ロゥ)を見せる。
    シュナンから王獣を繁殖させ、部隊を作る構想を命じられるエリン。
    一方、イアンとジェシはなにものかに襲われる。
    また真王(ヨジェ)セィミヤからも王獣部隊について命じられるエリン。
    そんなエリンはセィミヤに、神々の山脈(アフォン・ノア)へ行き、王獣の秘密について調査にいくという希望を伝える。
    アフォン・ノアに向かうエリンは大雨で増水した河にのまれるも、イアンに助けられる。

    最終章では、真王、大公に謁見するエリン一家。
    エリンは王獣部隊を作ることを約束する。ただし操者の技を伝えることはせず、自分とエサルと真王のみが操者ノ技を伝え受けることを提案する。
    真王は受け入れる。
    その席で、イアルは闘蛇乗りを志願する。それはエリンの知らないことであった。

  • 元々は書くつもりがなかったと云う後半。エリンとイアルは結ばれ、息子のジェシが8歳に育っている。確かに話はある意味独立しており、元々なかったと云われても納得は出きるが、前半で謎のまま終わっていたところが徐々に解き明かされていく。この巻は完全に完結編への導入章。

  • ささやかな幸せが時代に流されていく。昔の過ちを繰り返すのか?新たな道を見つけられるのか?次巻が楽しみ。

  • ML 2016.8.13-2016.8.14

  • エリンは再び運命の曲がり角へ。

    エリンが母となる。それでも彼女は自分の命をもって、「罪」の購いをする決心を変えようとはしない。それほどまでに強い、知識への欲求。そして、知らなければ判断できないという思い。

    お互いに強い武器を持つことが平和につながると考えるのが、現代の常だ。丸腰では何も守れないし、交渉のテーブルにもつけない。戦はなくならないと思うけれど、戦を否定することは忘れない。間違いを犯す責任をとる者だけが、利益を得ることができる。厳しいけれども、忘れてはいけない。

  • 感想は最終巻にて。

  • 探求編とあるように、これまでの疑問に対する探求が物語の中心です。2巻から幾年もの時が過ぎ、結婚をし、家族を持つという状況から始まります。

    読み応えとしては十分でした。これから謎を解いていくという訴えが読者からも容易に読み取れ、テーマに沿った綺麗な文章に仕上がっております。

    又、ここにきて登場人物が一人増え(子供)、その子も親と祖母と同じように生命に対する知的欲求が盛んであることも、家族のつながりを強く意識させる設定にされておりました。

  • 闘蛇編・王獣編では少女だったエリンは30代、息子を持つ母親になり、意図せず政治的に重要な存在となってしまった自分が知人や家族、特に息子に与えざるを得ない事実に苦しむ気持ちと、国の行く末を憂える気持ちと、王獣を想う気持ちを併せ持ち、悩みながらも自分の信念を貫こうとするのですが。。。エリンはもはや大人ですが息子のジェシがけなげです。アシェ族でありながら戦争で孤児となり闘蛇軍の名将の養子となった楽師、ロランが印象的です。ロランを主人公にした物語も読んでみたいです。

  • 今度は闘蛇に戻って探求。
    一人でここまでやられては、いくらヒロインだからって。
    それとも歴史ってこういうたった一人が動かしていくこともあるのかな。
    家族をもったからこそ、の母親ならではのキャラ立ちが弱い気がするのはわざと?

  • 獣の奏者シリーズ第三巻というか、続編。
    主人公も30代で一児の母に。闘蛇の大量変死が起きた村へ派遣されたエリンは、亡き母が隠していた禁忌の事実に触れることになる。そういえば、前作でこの謎、置き去りだったっけ。

    王獣使いの真王セイミヤと、闘蛇使いの大公が夫婦になったことで国内は不安定に。そこに操者の技を盗んで国を脅かそうとする一派の影がしのびよる。

    王獣の増殖を願って国力増強を願うセイミヤと、王獣の戦力化を望まないエリンの想いが対立。エリンの信念は、夫や息子の命まで危険に晒すことに…。

    安保法案騒動の最中で読むと、実にタイムリーなテーマ。人をも喰らう猛獣に対する優しさと、人を守ることの使命、禁忌を犯すことへの戒めに苛まれる。主人公だけがけっして正義なのではなく、また女性作家にありがちな性格のじめじめしたところがないヒロインなので、気持ちよく読める。

    太古の神話の解釈がどうとか、ややこしい問題もあるが、武闘シーンもしっかり描かれていて読みやすい。読み出すと、止まらなくなった。

  • これは、『獣の奏者』の紡がれた数十年後の話。

    エリンが母になり、かつて堅き盾(セ・ザン)だったイアルとのあいだに子であるジェシをもうけている。

    前作のラストシーンでエリンが王獣を操ったことで、彼女の存在自体が国の命運を左右しかねない、危ういものに。
    なぜなら、王獣を意のままに操れるものはエリンしかいないからだ―――。

    物語は、エリンが闘蛇の村を回り、<牙>たちの変死の理由を探るところから始まる。
    エリンの母親であったソヨンが、咎を追われ、闘蛇の群れに投げ込まれるというむごい罰をうけた、<牙>たちの変死。
    母親が知っていながらも隠していた様子のある真実を、エリンは腑分けを行って暴いていく。

    雌の闘蛇にとって、特磁水は毒になる。

    繁殖を許さないよう、霧の民<アーリョ>や母親が命を懸けて守ってきた秘密。
    エリンは「生き物の自然な在り方を尊重したい」という思いから、それをヨハルや真公に打ち明けてしまう。
    それが意味するのは、闘蛇の繁殖はどの国でも可能だということ。隣国であるラーザがそれを知り、闘蛇を武器として扱ってきたらどうすべきか?

    真王であるセイミヤは懊悩しながらも、その対抗手段として「王獣を繁殖させ、部隊を作れ」とエリンに命じる。
    かつて大いなる災いをもたらしたといわれる悲劇の再来を恐れ、エリンは違う道を探して懊悩する。
    しかし家族の身も狙われ、自分の取るべき道を覚悟するのだった―――。

    というのがあらすじですね。
    相変わらず面白い。
    『獣の奏者』を読んだのはもう三年くらい前のような気がするのだけれど、すぐに世界に入っていける。
    主人公のエリンは、家庭を持っても無茶ばかりする人で、あぶない道でも正しいと思えば選ぼうとする。
    事実、今回はそれで命を落としかけたりもする。

    イアルも同じような生き方をしていて、エリンとイアルの二人だけだったならば、きっとそこまで違いはなかったのだと思う。
    ただ、ジェシという「未来」への心残りが、命がけの旅に出るエリンの足を止めさせた。

    真王であるセイミヤのもとでエリンが王獣をふるうなら大公であるシュナンのもとで自分は闘蛇を操ろう、と申し出るイアルさんが格好いい。
    この二人は、息子のために相手を生き残らせる最良の道を探しているように見えて、切ない。

    ハッピーエンドに転がるのか、そうであればいいなと思いながらも、全く先が読めません・・・!
    続きを読みます!

  • エリンとイアルが結婚してたことに<3

  • 母になり家族が出来たエリンの想いが切ない。

    真王と大公の勝手がひどい。

    ロランが素敵でした。

    完結編を読みます。

  • 時の流れは早いもので、エリンはすでに子持ちのお母さん。
    でも、家族で過ごしている描写もないままいきなり王都に呼び出され、ある闘蛇村の牙の大量死の調査に駆り出されちゃいます。

    これがさ、人物紹介にも旦那が誰だか書かれてないし話の中でもなかなか旦那の名前が出てこないんだよね。 
    そのもやもやは後半に改称されるわけだが。
    2巻まで読んでる人なら大半はある人物だろうと推測すると思うw

    2巻目のラストで起きたあの事件をエリンがあんな思いをして自身も大怪我をしながらも、収めてリョザ神王国も安泰かと思いきや、内部はほぼ分裂状態。

    これはどっちかってぇとヨジュ側に非があると思うんだよね。 アルハン側を見下してるから、歩み寄ろうとしない。 
    それどころか自分たちの利権を守る事しかかんがえてないかrかんがえてないから考えてないから、今自国がどういう状況なのか理解しないで、たこくからのしんりゃくをしりぞけr他国からの侵略を退けるためにいろいろ策を弄している人たちの足を引っ張ってばかり。 
    これだからお高くとまってるだけの頭の弱い連中は!

    エリン達は王獣を武器にされることを危惧したり、今まで伝え聞いた昔の話に違和感を感じたり暗殺されかけたりとひと時も気が休まる暇がない。 
    折角問題解決の糸口をつかみかけたのに、結局はしがらみから逃れられず。
    でも、まだ希望は捨てていないのがらしいと言えばらしいかな。

    二人の子供のジェシは今後大きく話に係るのか、そこまで成長する前に話が終わるのか気になる。

  • 闘蛇村の「牙」の大量死の原因を探る命をうけたエリン。
    真相を手繰るうちに、隠された歴史の闇にぶちあたる。
    母の死に秘められた想い。
    すべてがつながったとき、エリンは家族と離れて一人、過酷な逃亡旅にでることになる。

  • 前2巻からちょっと時間空いたけどどうにか設定思い出せた。

    個人的にはラストですぐさま冒険の旅へ といかなかったのがすごく良いなあ。
    2巻ラストとの対比のようにも感じた。

  • 「・・・・・・ここまでね」
    そう言ったとき、つかのま、脳裏に天を舞う王獣の姿がひらめいて、消えた。
    「ああ。ここまでだな」
    イアルはつぶやき、腕をつかんでいた手をあげて、エリンの頭を抱いた。
    エリンは、引き寄せられるままに、その胸に頬をつけた。
    「生まれて、死ぬまでのあいだに」
    イアルの胸から、こもった声が伝わってきた。
    「この十年があって、よかった」
    それを聞いたとたん、また涙があふれた。声が出なかった。
    この十年があって、ほんとうによかった。心の底でいつも、長くは続かぬ平穏であることを感じてはいたけれど、それでも、幸せな日々だった。

  • 読んだ。完結編に感想あり。

  • 面白い。おもしろい!
    ページをめくる間すらもどかしい。

    筆者さんにとっては、2巻までで一度完結している物語だと聞いたのに、付け足された感は全然なく
    それまでに伏せられていた謎の部分が気になり、切なく、胸が苦しくなるほどに伝わってくる。
    謎がなぞを呼び、読んでいる最中ずっと苦しかった。この先どうなるのか、本当に気になる。

  • 読んでいて、かなり不安になる。
    でも読むのをやめられない。

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獣の奏者 (3)探求編の作品紹介

あの"降臨の野"での奇跡から十一年後-。ある闘蛇村で突然"牙"の大量死が起こる。大公にその原因を探るよう命じられたエリンは、"牙"の死の真相を探るうちに、歴史の闇に埋もれていた、驚くべき事実に行きあたる。最古の闘蛇村に連綿と伝えられてきた、遠き民の血筋。王祖ジェと闘蛇との思いがけぬつながり。そして、母ソヨンの死に秘められていた思い。自らも母となったエリンは、すべてを知ったとき、母とは別の道を歩みはじめる…。

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