獣の奏者 (3)探求編

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著者 : 上橋菜穂子
  • 講談社 (2009年8月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (490ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062156325

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獣の奏者 (3)探求編の感想・レビュー・書評

  • (2015年4月18日 再読)

    あーもうめっちゃ泣ける。
    「刹那」の余韻がありありと残ってるせいか、エリンたちの抗えない運命に飲み込まれていく様に心が締め付けられ、儚い幸せを懸命に守ろうとする姿に心を打たれます。

    「生まれて、死ぬまでのあいだに」
    「この十年があってよかった」

    このイアルの言葉が、本当に哀しい。

  • 探求編。王獣編から11年後の物語。闘蛇が一斉に死をとげる謎の解明からはじまる。他国から攻められる脅威が強まっていくなかで、王獣を使わない道を模索していく。

    家族3人が謁見するシーンを、子ども目線で描いたのが絶妙。なけてくる。

  • 3巻も夢中になって読みました!
    降臨の野の奇跡から11年後のお話です。
    前作1.2巻よりも政治色が強い本巻。外敵も見え隠れし、より壮大な世界が広がっていました。

    エリンの持ち前の探究心から、獣や建国神話の謎が徐々に明らかになり、それと同時に新たな謎と隠された真実が、王国とエリンの運命を変えていきます。
    より過酷な運命を背負うエリンですが、セィミヤやシュナンも重圧に押しつぶされそうになりながら未来に挑んでいく姿が切なくて読後はどっと疲れが・・・
    核を手放せない現代の人類をほうふつとさせ、胸が痛みました。

    前作は辛い運命を背負いながらも、蜂飼いジョウンとの生活や、リランとのコミュニケーションなど、癒されポイントが散りばめられていたのに、今回はずっと重くて、闘蛇や王獣との触れ合いシーンが大好きな私には物足りない、というよりは、辛かった〜

    エリンとイアルが真王と大公の懸け橋になるために何を成すのか・・・
    心配で胸がいっぱいですが、最終巻まで見守っていきたいと思います。。

  • 闘蛇編 王獣編から11年後の話。
    カザルムで教導師になっているエリンに、
    闘蛇の大量死の調査の依頼がきたところから始まる。

    エリンには、元セザン(堅き盾)のイアルとの子どももいた。

    母親が言っていた、謎が少しずつ明かされていった。

  • 11年後の続編。最初は戸惑う部分もあったけど、闘蛇の謎を解いていく過程は面白かった。でもほんとうに不条理なくらい避けられない運命に巻き込まれるあたり…あああ。ヨハンやロランがよいキャラだった。ロラン気になるわ。家族を持ったエリンの、変わった部分も変わらない部分も、あの二人の「この十年があってよかった」に集約されるんだろうな。しかし夫の名前でるまであまりに長く引かれすぎて、信じてたけどまさか誰よってすっごいやきもきした!w

  • もうなんなんでしょう!この半端ない奥深いおもしろさ!
    1・2であんなに完璧に終わってたのに、続編かいてみたらはじめからこの話も想定されてたような素晴らしい物語になってるじゃないですか!?
    もう、誰も彼も読んで!うまく説明できないから読んで!とあちこち言いふらして歩きたいくらい。もうめちゃくちゃ大好きです!文庫化したら絶対手元においてもう一回じっくり読みます。

  • 1,2巻から間を空けて読んだ3,4巻でしたが、読み出してみればみるみるうちに、この物語世界が一気に蘇ってきました。懐かしい人々の生々しく感情にあふれた生きざまと、その先に控えているのであろう厳しい未来の予感を感じたこの3巻でした。
    その予感がひしひしと迫っているからこその、親子のあたたかい情の交わりがなによりかきがえなく思えて、切ないばかりでした。
    相変わらずの圧倒的な物語の牽引力、ダイナミックな語りで、この分厚さでもまったく苦になりませんでした。そして読み終えてすぐ4巻へ取り掛かりました。そうせずにはいられない!のでした。

  • 王獣を操り、平和をもたらしたエリン。
    エリンの元に闘蛇の大量死調査の依頼が届くところから、
    エリンは大きな権力争い・戦争に巻き込まれていく。

    前作でいったん終了している物語の後日談。
    11年後が舞台で、主要登場人物も全て登場するファンタジー小説。

    前作までは所与のものとされていた設定の
    真偽・真実を探すストーリーは大変面白く、ファンサービスとも言える。
    前作同様アニメ化されても、きっと人気が出るだろう。

    エリンとイアルが親としてジェシをどう守り、育てていくのか?
    家族という視点に重きが置かれている後編2作。
    いよいよ、最終巻に取りかかる。

  • あっという間に時間が過ぎていく。
    可愛らしかった子どものエリンは母親になりました。

    自分や自分の家族、国、王獣や闘蛇。
    色々なものの生き方に悩みながら進んでいくエリン。

    母親として、妻として強く運命に立ち向かうのエリンのかっこよさや、探究心を失わない研究者・医者としてのエリンのかっこよさ、ハラハラしながらどんどん読めてしまう。ああ、ずっと読んでいたいのに、朝読書が短い。

  • 獣の奏者シリーズ第3弾。
    少女だったエリンが一子の母に!驚きました。
    夫は想像通り。良かった~!
    妻となり、母となり、またエリンは逞しくなりました。
    でも、獣のことを第一に考え、自分勝手な行動を取るエリンには
    ちょっとイライラさせられる場面もあり。
    もっと周りの人を信用して相談とかしたらいいのに。。
    3人がずっと幸せに暮せたら・・・それを願うばかりです。

    【あの“降臨の野”での奇跡から十一年後―。ある闘蛇村で突然“牙”の大量死が起こる。大公にその原因を探るよう命じられたエリンは、“牙”の死の真相を探るうちに、歴史の闇に埋もれていた、驚くべき事実に行きあたる。最古の闘蛇村に連綿と伝えられてきた、遠き民の血筋。王祖ジエと闘蛇との思いがけぬつながり。そして、母ソヨンの死に秘められていた思い。自らも母となったエリンは、すべてを知ったとき、母とは別の道を歩みはじめる…】

  • 4部作の3作目。
    前2作からは11年がたち、エリンはイアルと結婚して、息子のジェシを育てている。
    イアルは真王の護衛士である「堅き楯(セ・ザン)」をやめて、指物師に。
    エリンは王獣を増やし、いずれは戦闘にも使えるようになるようにとの可能性も意識しつつ、訓練を続けている。
    王獣をそこまで操れるのはエリンだけ。
    古い禁忌に触れることなのだが、大災厄が起きたのが事実なのかどうか、その理由や詳細が明らかでないのだ。
    真王(マジェ)のセィミヤは、王獣をみだりに戦闘に使わないと約束していたが、他国が攻めてきた場合のことを考えて、やむなく訓練をしているエリンには、ある覚悟があった‥
    闘蛇村で<牙>の大量死が起こり、エリンが調査に派遣される。
    時々あちこちで起きていることを知って、条件を探っていくエリン。
    かってエリンの母は<牙>の死の責任を取らされて処刑されたが、それは慣例に添うものではない不当な刑罰だったことも知る。
    もっとも古い闘蛇村へ赴き、そこに隠された事情を知ることに。
    探索の護衛に付いていたヨハルは大公シュナンの側近で、大公の血縁に当たる血筋の武人。それだけでなく、最古の闘蛇村のあるアマスル領の領主でもあった。
    そこでは大量死は出ていない。
    その村では、緑の目をしている子供が生まれることがあったのだ‥
    エリンも平和な家庭を持った時期があったのは、ちょっとほっとしますけどね。
    開巻するともうすぐに危機が始まる‥
    ぐいぐい引きこまれる展開。
    格調があり、読み応えたっぷりです。

  • 十一年。
    若き「堅き盾」イアルと息子ジェシと穏やかな日々を過ごしていたエリン。
    しかし闘蛇の相次ぐ変死にまたエリンは巻き込まれ命を狙われる事に。
    獣とはなんなのか、アニメでは語られなかった探求編

    ――今、始まります。

  • 二巻を読み終わったあと少し時間が空いてしまった。その間にTVで偶然にもちらりと観てしまった。もうこれでTVのイメージ以外のエリンやリランは思い浮かばなくなってしまった。まああまり想像と違ってはいなかったので良かったけどね。と思ったのもつかの間。なんだなんだ急に10年くらいの時が経っていて、エリンには息子がいたりする。(最初なぜか 娘 だとわたしは思っていて、ちょっと 恥じぃ でもあったのだけれど)ふむ、やはりそうきたか、そんでこうなるのかなぁ、などと思っているうちに3巻終了。そそくさと4巻に取り掛かるのだけれど。もともとこの本を読み始めた時には、そうかまづ闘蛇かぁ。そして王獣かぁ。いったい何種類の獣が登場するのかなぁ。とわくわくしていたが、どうやらそのふたつでおしまいのようだ。こういう感想を持つ人もめづらしかな、と思っている。もっと沢山の種類の獣が登場して複雑怪奇なたたかいをくりひろげるのかなぁと思っていた。すまぬ。

  • 闘蛇の事や過去の事が少しずつ分かって行く過程も面白かった。そしてイアルとジェシ親子の逃走の部分が個人的には切なくもあったが、わくわくもした。

  • まさしくタイトルどおり探求づくし。
    探求多くて、途中若干たるんだかな。

    エリンのお相手の名をなかなか明かさないからずーっとヤキモキしてたけど、予想通りでニンマリ。ヽ(´ー`)ノ
    家族三人穏やかに暮らせたらいいのにね。
    両親に似ず、よく喋るジェシがカワイイー。

  • どんどん過酷になっていく。ささやかな幸せの価値がわかる人ほどそこから遠ざかるのってなんで?(;_;)人の業ってどれだけ深いんだろう(/ _ ; )

  • エリンが恐れていた通り、王獣軍を編成する計画が持ち上がる。
    闘蛇の牙が相次いで死ぬ現象を調べ始めたエリンは、過去の真王や自分の母の一族が隠してきたことを知り、未来を切り開こうと考える。
    まさかイアンと結婚してたとは!とか、ジェシって息子が生意気で…とかいろいろありつつ、読んでて胸が痛い。

  • 2巻まで読んでよくわからなかった矛盾点がわかりかけてきた。

  • イアルと結ばれ息子も生まれ穏やかに幸せに生きていたエリンが、再び人の争いの渦に巻き込まれていく。生き物を武器として使いたくないという信念と愛する者を守りたいという気持ちでもがく彼女の過酷な運命に胸が痛む。

  • 前半はだらけてしまった印象だけど、後半でようやく面白くなってきた。

    イアルの感情がわかりにくく、何がしたいのかわからないので、4巻に期待します。

  • イアンと結婚して、ジェシを設け8年目。
    エリンは、大公(アルハン)シュナンから呼ばれ、闘蛇の牙の大量死を調査することになる。
    エリンの警護に当たるヨハルとともに、行動するうち、血と穢れ(サイ・ガムル)に襲われる。
    ヨハルを救うために、母が使った大罪の技を遣うエリン。
    救われたヨハルはエリンに秘宝の「残った人々の記」(カレンタ・ロゥ)を見せる。
    シュナンから王獣を繁殖させ、部隊を作る構想を命じられるエリン。
    一方、イアンとジェシはなにものかに襲われる。
    また真王(ヨジェ)セィミヤからも王獣部隊について命じられるエリン。
    そんなエリンはセィミヤに、神々の山脈(アフォン・ノア)へ行き、王獣の秘密について調査にいくという希望を伝える。
    アフォン・ノアに向かうエリンは大雨で増水した河にのまれるも、イアンに助けられる。

    最終章では、真王、大公に謁見するエリン一家。
    エリンは王獣部隊を作ることを約束する。ただし操者の技を伝えることはせず、自分とエサルと真王のみが操者ノ技を伝え受けることを提案する。
    真王は受け入れる。
    その席で、イアルは闘蛇乗りを志願する。それはエリンの知らないことであった。

  • 元々は書くつもりがなかったと云う後半。エリンとイアルは結ばれ、息子のジェシが8歳に育っている。確かに話はある意味独立しており、元々なかったと云われても納得は出きるが、前半で謎のまま終わっていたところが徐々に解き明かされていく。この巻は完全に完結編への導入章。

  • ささやかな幸せが時代に流されていく。昔の過ちを繰り返すのか?新たな道を見つけられるのか?次巻が楽しみ。

  • ML 2016.8.13-2016.8.14

  • エリンは再び運命の曲がり角へ。

    エリンが母となる。それでも彼女は自分の命をもって、「罪」の購いをする決心を変えようとはしない。それほどまでに強い、知識への欲求。そして、知らなければ判断できないという思い。

    お互いに強い武器を持つことが平和につながると考えるのが、現代の常だ。丸腰では何も守れないし、交渉のテーブルにもつけない。戦はなくならないと思うけれど、戦を否定することは忘れない。間違いを犯す責任をとる者だけが、利益を得ることができる。厳しいけれども、忘れてはいけない。

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獣の奏者 (3)探求編の作品紹介

あの"降臨の野"での奇跡から十一年後-。ある闘蛇村で突然"牙"の大量死が起こる。大公にその原因を探るよう命じられたエリンは、"牙"の死の真相を探るうちに、歴史の闇に埋もれていた、驚くべき事実に行きあたる。最古の闘蛇村に連綿と伝えられてきた、遠き民の血筋。王祖ジェと闘蛇との思いがけぬつながり。そして、母ソヨンの死に秘められていた思い。自らも母となったエリンは、すべてを知ったとき、母とは別の道を歩みはじめる…。

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