獣の奏者 (4)完結編

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著者 : 上橋菜穂子
  • 講談社 (2009年8月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062156332

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獣の奏者 (4)完結編の感想・レビュー・書評

  • やっぱりだけど、リランたち死んじゃうんだ。・(ノД`)・゜なんで生き物はいつも人の争いに巻き込まれるのかなーと(/ _ ; ) 野に放てたアルの子供たちが、二度と捕まりませんように。

  • 二年経って、王獣はエリンの元で軍隊となっていた。ずっとできなかった繁殖もできるようになったり、闘蛇も改良?されたり、生き物としての研究は進んでいたけれど、決定的なことは分からないまま、戦いの時が来る。
    言い伝えられてきた通りの大災害が起きようとした時、エリンはその命をかけて街を救った。
    ラスト、あのクソ生意気なガキだったジェシが獣医となり、かつ生徒に教えていたのは胸熱。

  • やっと完結編読めました。
    全体的に重い感じはありました。
    それぞれの思いが交錯した回だと思いました。
    昔、どんなことがあったか、それが今回起こってどうなったか、人は隠すのではなく、伝えていかなくてはいけない、というのが伝わってきました。

  • 児童文学は子供達に何かを伝えたいと言うスタンスで書かれることが多いんだけど、この本は短い人生で何をすればいいのかと言うことメインに語ってた。

    あと、真王の、他人の手で守られ、自分の手は汚さないのに、その利益だけを得て当然と言う一部の人々を皮肉ってもいる。

    最後の大惨事がイメージしにくかったのが残念だったけど、全体として面白かったです。

  • 2006年に闘蛇、王獣で終わらすところを、2009年に探究、完結と時間をおいてから書いたらしい。
    最初の2作で完結しているという方も多い。

    しかし~やはり、過去になにが起こったのかを知りたいし、知らなければ、エリンのやったことに意味がなくなってしまうような気がするので、完結編を読むことができてよかった。

    エリンの母親としての立場と、王獣を慣らしてしまった責任とのせめぎあいがつらい。

  • 途切れた記憶が結びつき、過去の悲劇が繰り返される。そこから学ぶ事が出来るのか、人の業と人の夢。

  • ML 2016.8.14-2016.8.17
    この暗さは辛いな〜
    ファンタジーはもっと夢がなきゃ。

  • エリンの生き方に感動して涙が出ました。

    私の中でエリンは生きていたので死んでしまったことは悲しかったけど、それ以上にエリンの逞しさに圧倒され、じんわりとした感動でした。
    闘蛇編、王獣編と違って後の2作には母としてのエリンの優しさや覚悟が見える。エリンに感情移入しているぶん、ジェシが愛しかった。

    災いは起きてしまって、沢山の人が死んだけど、それを教訓に平和な国が造られようとしている。平和はこういう風にしてできるのだと思った。
    日本が戦争で得た平和について考えました。決して戦死者の命は無駄ではないと。

    また、動物が人間によって飼われると脆くなってしまうとういことにやるせなさを感じた。だから、最後に王獣が解き放たれたのは本当に良かった。
    ジェシはエリンの意志を継いで立派な獣の医術師になると思う。

    王獣編で終わった方がドラマティックだったかもしれないけど、完結編はエリンの人生が終わるので本当のすっきりした完結だった。

    壮大だけれど愛に溢れた物語。この物語に出会えて良かった。

  • 太古に起きた惨劇を隠してしまい、結局惨劇は起こりました。しかし、その惨劇を後世に伝える努力をすることで、やっと反省しました。

    真実を正しく伝えていく、大切なことだと思わされました。

  • 単なる勧善懲悪のイケイケドンドンじゃなく
    キャラクターの心の機微が丁寧に書かれているのが本当によかった。
    クライマックスは圧巻。

  • 前作でなんとか家族一緒に生きられる道を追求しようとするも、現状では選択肢が一切残されていないことを受け入れ、アルハンとヨジェに命ぜられるままエリンは王獣の繁殖と訓練に身を捧げ、イアンは闘蛇乗りとなって少しでも状況が好転するように、と努めることに。悩みながらもいったんヨジェの命令を受け入れたエリンは王獣について禁じられていたこと、秘されていたことを明らかにして、その上で先人たちがどうして禁じるに至ったかを、理解しようとするのですが。カレンタ・ロウの文字の話やオチンという鳥を飛ばして文通をしていたエピソードは心温まるものの、全体の流れは悲観的で、大変面白かったのですが読後感はやや重かった。あとがきを読んで、本来は闘蛇編と王獣編でいったん完結していたというのを知り、ああなるほど、と思いました。これから外伝を読みます。

  • クライマックス。
    予想していても、胸が痛いリランの落下シーン。神速の駆けつけ。
    歴史の始まり。伝説の終幕。

  • 王国に侵略する隣国に備える為、王獣を戦力として特訓する道を選んだエリン。イアルは闘蛇乗りとなり、また息子ジェシは母と同じ道を歩み始める。

    死を覚悟して来るべき日までの時間を惜しむように触れあう夫婦、親子のエピソードには涙を誘われる。
    ただ、過去の王獣と闘蛇の激闘で生じた真理を見極めたい、そのために多くの兵を犠牲にしても、というエリンの信念にやや戸惑わざるを得ない。

    真王セィミヤの「利益のためには責任を伴え」と貴族たちを叱咤したり。エリンが王獣も人民も「永遠のこども」にしてしまった群れ社会の悲劇を説くあたり。動物行動学的な知見をうまく、物語に組み込んでいて興味深かった。

    ただ、ちょっと、もうすこし踏み込んでよかったのでは、と思う部分もあった。敵方の首領が出てこないなど。

    『外伝』も読んでみたい。

  • 面白かったけど、2巻で終わらせた方がドラマティックでよかったのにと思う。
    辻褄合わせの為の説明が長い。

    真王がやはり好きになれない。
    動物が好きなのでエリンの王獣に対する気持ちが良く解る。やりたくないけどやらざるを得ないエリンが可愛そう。

  • 気になりすぎて真夜中に起き出して読みました。
    されど悔いなし。

    エリンが王獣部隊を編成する姿を見て育つ息子のジェシはいつしか、自らも母親と同じ仕事に就きたいと思うようになる。
    そして、母親が戦に備えていること、そこで何が起こるかわからず、その責任を取ろうと考えていることまでを知ってしまう。
    エリンはとうとう戦に旅立つが、一足遅くカザルム王獣保護場にカレント・ロゥ<残った谷の人々>が災いの内容を伝えにやってきた。
    それを知ったジェシは母親を止めるべく、王獣アルを操って駆けるが―――!?

    というのがあらすじ。
    こうなるだろうなあ、と思った通りの展開になりましたが、
    上橋菜穂子さんの作品に珍しく、主人公が死んでしまいました。
    王獣たちをゆがめずに生きさせてあげたい、自分一人の犠牲ですませたい、松明を渡す人になりたい。
    エリンのその願いはかなったけれど、少し悲しい。

    わくわくするような物語として完結させるなら、本人も仰っていたようにやはり二巻で終わらせておけば完璧だったのだろうなあ。
    エリンという才能にあふれた、ヒーローのような少女を、懊悩する母親にしたことで地に足の着いた人間に仕立て上げたという感じ。
    あとはどちらが好みかの問題だなあ。

  • 3巻と4巻は、アフターストーリー。なくても良かったかな。

  • 2巻までで完結予定だったとあってなるほどなあという気持ち
    物語にノンフィクションのようなやるせなさを加味した味わい
    この終わり方ならいっそ謎の一部は解けないまま世界の広大さを痛感させて了、というのもあった気がする。

  • 王獣を武器にするために訓練に明け暮れるエリン。
    家族で穏やかに暮らし、王獣を野に解き放ちたいと願うが、いつしか大きな災いへと近づいていく結果となる。

    息子との別れ際、(あなたに、まっさらな未来を)とエリンが決意を新たにする場面が、私も親としてすんなり腑に落ちる。たとえ今生の別れとなっても息子の未来につながるのならば報われる。
    頼りなかった真王が少しだけ逞しくなっていたのが印象的だった。すべて次世代の幸のために。

  • 昔二巻まで読んでいたのだけれど、どうしても尻切れトンボのような気がしてならなかった。今回『鹿の王』を読んで再読したくなったので、四巻まで読んでみた。大人になったエリンをおとなになってから読むとその苦悩が胸にしみて辛い。けれど、やはり四巻まであって良かったと思えた。外伝も読みだい。

  •  獣の奏者はやっぱり4巻まであって良かったんだなと思えた結末でした。他の方のレビューの中には2巻までの方が良かったという意見もちらほらとあるようですね。当初は2巻までが予定されていたという通り2巻の結末の完成度は確かに素晴らしかったと僕も思います。2巻の結末には幸福感と余韻がありました。一方で4巻のものすごいクライマックスにはある種なんじゃそりゃあ感も少しあることにはありました。3、4巻を通してどうも納得がいかないという部分もちらほらありました。しかしそれでも僕はやはり、語られるべき物事がすべて語られたという感じがするので4巻までそろった獣の奏者が好きです。エリンが歴史の謎を解明し因習を打破する物語が、エリンの人生が歴史に残ったということが明示的に示されて終わる、というので輪が閉じた感じがします。面白かったです。
     獣の奏者シリーズには子供たちも夢中でしたね。エリンの勇敢さに心打たれていました。ただクライマックス後の描写が淡白だったことは物足りなく感じたみたいです。後日談によって簡単に語られるより、進行形でウェットな感じで語られたほうが子供としては、わかりやすくて感動しやすかったのだろうとは僕も思いました。また、エリンが子供の頃から成熟して終盤に至るまで場面場面で様々な人物が関わったというのも、現実の人生では当たり前なことですが、短い間に起こる物語しか触れたことのなかった彼らには印象的だったようです。

  • 外伝が読みたかったために、再読。
    「闘蛇編」「王獣編」の印象が強かったのか(アニメも観たしな…)「探究編」「完結編」の内容はうろ覚えでした。
    人と獣の壁を壊していこうとするひたむきなエリンとそれに応えるかの王獣とのつながり、あの世界に感動したのだと。
    「探究編」「完結編」は、歴史的背景や政治的思惑もあって面白かったけど。
    あとがきにもあるように、「闘蛇編」「王獣編」で完結した物語、個人的には2巻完結の方がよかったなぁ…
    でも、間違いなく大人まで楽しめる!
    【2015.01】

  • おもしろかった!
    探求編解決編になっても、この世界はまったくぶれることなく。こんなファンタジーがあったんだ、今まで面白いと思ってたものはなんだったんだろう、と思ってしまうほどのめりこんだ。

    こんな結末を望んでいただろうか。こんな未来を待ち望んでいても、いつまでも笑顔で笑い続けて欲しかった。
    涙無しでは読めなかった。ずっとエリンやイアルやジェシ、セィミヤの感情が流れてくるようで苦しかった。

    笑い続けて欲しかった。
    それでも、ジェシが、ジェシの子が、セィミヤが。リランが、アルが、アルの子が。
    みんなが松明の火を繋いでいってくれるのだと感じた。

  • 涙なしじゃ読めない。
    読んですっきりするか
    と言われたら、
    まったくしない。
    やるせない気持ちになる。
    でも、とても綺麗な終わりだった。
    素敵なお話でした。

  • 号泣して、しばらく世界観から抜け出せなくなる。そんな作品でした。

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獣の奏者 (4)完結編の作品紹介

王獣たちを武器に変えるために、ひたすら訓練をくり返すエリン。-けっしてすまいと思っていたすべてを、エリンは自らの意志で行っていく。はるか東方の隊商都市群の領有権をめぐって、激化していくラーザとの戦の中で、王獣たちを解き放ち、夫と息子と穏やかに暮らしたいと願う、エリンの思いは叶うのか。王獣が天に舞い、闘蛇が地をおおい、"災い"が、ついにその正体を現すとき、物語は大いなる結末を迎える。

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