サザビーズ 「豊かさ」を「幸せ」に変えるアートな仕事術

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著者 : 石坂泰章
  • 講談社 (2009年10月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062156868

サザビーズ 「豊かさ」を「幸せ」に変えるアートな仕事術の感想・レビュー・書評

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  • サザビーズの社長が、サザビーズに入る前の生い立ちと現在を語っている。
    この人の仕事は趣味の延長で、限りなく羨ましい。
    でも、それが仕事になるというのは簡単ではないのかも。
    でも、アートが身近に感じられる今、ある意味精神的豊かさということに目を向けるのもいいのかも。
    作品は自由に見れますし。

  • 海外では、美術品を購入する際に「Can you live with it?」と聞かれるそうだ。
    確かに、良いものってのは一緒に時を過ごすことでその輝きは変化するし、ある時ふっとその真の良さに感動することがあるもんね。逆に安くて大して良いと思わなかったけど買っちゃった物の、部屋に飾ったあとのチグハグ感には、あっし確かに、思い当たるフシがありんす。
    特に心に残ったのは次の部分。

    『われわれ日本人は、高度経済成長期以降、物質的な豊かさは得たものの、それと引き換えに、精神的な充足を失ってしまった。失ったというのが言い過ぎなら、ごく浅い満たされ方しかしていない。対して、フォーゲル夫妻(ミニマルアートの世界的なコレクター。特に資産家というわけではない)は、ある一点をうがつことで、アートという豊かな水脈を掘り当てたのだ。夫妻はいつでもそこから、極上の美の水をくみ上げることができる。』

    興味がありつつも敬遠してしまっていた世界をぐっと引き寄せてくれた名著でした。

  • この人の人生に憧れて美術商の世界に入ったら、とんでもない目にあいそうだ。
    とりあえず大事なのは目。

  • なかなか面白かった。

    美術館にはよく行くが、そのアート作品の手に入れ方や裏側の画商・オークションのシステムは知らなかった。
    面白い内容だが、筆者の経歴がすごいので、やはり高額なアートは一般人とは縁がないんだろうなぁと感じた。

  • 中央図書館で読む。草食系の人です。この会社も同様です。マネージャーのための会社ではありません。スペシャリストのための会社です。大学に似ています。大学とは不思議なところです。非常識人が常識人を支配しています。そうでなければ、動きません。多分、この会社もそうなのでしょう。

  • サザビーズ。
    世界最古の国際競売会社であり、美術系のオークションが非常に有名なグローバル会社です。
    最近では、芸術作品の史上最高額を更新する約1億1992万ドル(約96億1200万円)でムンクの「叫び」が落札されたのには記憶に新しいですね。

    その日本法人であるサザビーズ・ジャパンの代表である石坂氏の自叙伝です。タイトルにあるとおり「サザビーズ」の会社としての内容かと思ったのですが、実際は異なりますので注意が必要です。

    石坂氏は元々商社出身であり、夢であった美術の仕事に携わるため、退職し、サザビーズ・ジャパンの代表になりました。その経緯が記されており、どのように考え、アクションしたのかが述べられています。

    美術作品のその額には驚いてしまう。
    価値を見定めるために、顧客に提供するために、作家の想い、背景を大前提として知る必要があります。

    「わからないことを恥ずかしいと思わない」
    「好き嫌いをはっきりさせる」
    など、著者のビジネスにおける必要なエッセンスも盛り込まれています。
    舞台は芸術であれど、実際のビジネスとさほど変わらない印象を受けます。

  • 非常に面白かったです。
    こういう芸術に全く素養が無い私にとっては、美術オークションは本当に程遠い世界で、憧れの対象ですらあります。そんな世界を垣間見ることができ、満足です。

    以下、備忘録。

    同業二社で、広告の完成度に差がある場合は、クリエイターの能力より役員のセンスを疑ってみたほうがいい。日本は感性ビジネスが弱い。

    アートを見る目を養うには
    ➡アートは美しいものであるという誤解を捨てる

    ➡ある程度美術史を知っておく必要がある

    ➡美術の役割とは美を提供することではなく、パラダイムを変えることにある

    ➡描き手と同じ見方をする

    ➡好き嫌いをはっきりさせる

    ➡わからないことを恥ずかしいと思わない

  • サザビーズ社長の半生。超凄い家柄に生まれる→三菱商事→画商→サザビーズ。趣味と仕事の境界があいまい、なんて本当に羨ましい。しかもビジネスとして資本主義にも関わっていくし。どこかで、生まれ変わったら画商かF1マシンデザイナーになりたい、って書いたことがあったっけ。でも、プレイヤーじゃないんだよね、結局。
    いつか映画か美術をちゃんと勉強したいっ、という積年の思いを新にした一冊でした。

  • CEO(Chief Encourage Officer)>パソナ代表 南部靖之の肩書き
    社員を励ます最高責任者

  • メモ書きまでに。

    本書はサザビーズジャパンの社長である石坂氏の著書である。
    同氏が大学の授業に参加していたという経緯から興味を持ち、手に取った。
    この本の価値は同氏の考えやビジネス哲学というよりも、

    単純にオークションビジネスとは何か?
    サザビーズとは何か?
    三菱商事社員から画商となり、サザビーズジャパンの社長になったという同氏の人生とは?

    という書かれている「内容」に焦点を当てるなら読む価値はあると思う。それ以外は特に競争力のある内容ではない。
    文章に一貫性がなく、内容もスノビズムを感じさせる点が多くあるため、万人受けする本ではない。

    以下、話はずれる。

    興味深かったのは、
    美的価値を経済価値/効用として捉える欧米と、
    その二つの価値観を完全に分けてしまう日本という構図である。

    欧米では美的価値観を一般的な効用として捉える考え方が末端にまで行き届いているからこそ、
    美しい街並や文化が一種の公共物として受け止められるのではないだろうか。
    それらは一律に正の効用を万人に生み出す、
    だからこそ、公共物に美的価値は必要なのだ。

    日本では美的感覚と経済価値を全く別ものとして捉えるから、
    結局公共物や政府が生み出すものには、
    美的センスの欠片も感じることができないのだ。

    そんなことを多少考えさせられた一冊であった。

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サザビーズ 「豊かさ」を「幸せ」に変えるアートな仕事術の作品紹介

ライフスタイルをアートで表現する「幸せ」とは何か。

サザビーズ 「豊かさ」を「幸せ」に変えるアートな仕事術はこんな本です

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