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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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「私は悪事を働いた息子を守ったのではなかった。もっと悪い方向へ行くように背中を押しただけだったのです。親として、完全に失格です。同時に、警察官としてもね。親は、たとえ憎まれても、子供を正しい方向に導いてやらねばならない。それができるのは親だけなんです。(略)あなたは殺人を犯した。その罪は当然償わなければならない。しかし嘘を抱えたままでは、償うことにはならない。むしろ、新たな過ちを生み出すおそれさえある。そうは思いませんか」
― 343ページ -
「捜査もしていますよ、もちろん。でも、刑事の仕事はそれだけじゃない。事件によって心が傷つけられた人がいるのなら、その人だって被害者だ。そういう被害者を救う手だてを探しだすのも、刑事の役目です」
― 220ページ -
俺はね、この仕事をしていて、いつも思うことがあるんです。人殺しなんていう残忍な事件が起きた以上は、犯人を捕まえるだけじゃなく、どうしてそんなことが起こったのかってことを徹底的に追求する必要があるってね。だってそれを突き止めておかなきゃ、またどこかで同じ過ちが繰り返される。その真相から学ぶべきことはたくさんあるはずです。
― 319ページ
みんなの感想・レビュー・書評
初めて東野圭吾の作品のなかの人物に好感をもったかもー。
加賀はいいですね。
私もそんなふうに生きたいものです。
構成もおもしろかったし、
事件にまつわる人物それぞれのドラマを描いてるのもよかったです。
[三行感想]
加賀刑事の足跡を詳しく見せてくれた作品だった。足を使って捜査をすることの多い彼の動きをみれるだけで読む価値有り。かつ内容もWHODONEIT?WHYDONEIT?絡み合っていてよかった。
読みやすかったし、面白かった。それぞれが関係しあって、問題を解決しながら、事件を暴く。人形町に行きたくなる。
東京の人形町で起きた殺人事件を縦糸に、下町の人情模様を横糸として編み込んだ小説。人気キャラクターである加賀刑事の行動自体は他のシリーズとなんら変わらないが、短編を積み重ねて長編にする構成は新しい。帯の宣伝文句がやかましすぎるきらいはあるが、実際、素晴らしい出来栄えかと。
絞殺された女性の謎を解く、という大筋のストーリーの中で、いくつかの心暖まる短編が続く。関連のある短編小説集といったところ。「人情」がテーマなだけあり素敵なエピソードが盛りだくさん。ミステリーとしては、非常にライトでちょっと物足りない。
加賀シリーズ初読み。ひとつの殺人事件の解決の為、人形町界隈を舞台にした短編で最後に全て繋がる。下町だからか、ほっこりする人情話が多い。良く散歩で人形町付近を歩いたりするので、街並みが身近に感じられ面白かった。
なぜ皆から好かれる女性は殺されたのかが大きなテーマ。で大きなテーマを解くために、なぜ事実が捻れているのかって小テーマがたくさん。
うまいなあ。職人芸だなあ。話のまとめかたが素晴らしい。
しかし、なんとなく加賀の性格が丸くなったなあと。もっとギラギラと怖いイメージがあった。若干、ドラマの阿部寛を意識してないかしらん。
人形町近辺で起こる8つのストーリーが、最後の結末に繋がるという話の構成。
ひとつひとつのストーリーは複雑ではないが、どれも『家族のあたたかみ』を感じさせるもので、読んで優しい気持ちになれる。個人的には、『洋菓子屋の店員』のストーリーが、よかった。
それぞれ別のストーリーが絡み合い、少しづつつながり、結末に繋がる流れは、すごいと思った。
また読み返したい、一冊です。
短編集のようで、実は繋がっている。
関係ないような一つ一つのエピソードが実はわりと重要。
殺人事件の捜査なのに、そのエピソードは心温まるものも多かったり。
テレビドラマは観てません。
人形町で暮らす人々の息遣いが感じられる短編があり、次の東京出張には行ってみたくなります。
親の子に対する接し方にも気付きがありました。
第九章の自供調書は仕事に使えそう、、。
短編がつながってて、一つの長編になってる感じで、楽しめた。
初加賀さんシリーズだったけど、よかったね。他のも読んでみたくなったね。
人形町に行ってみたくなるね。
ガリレオシリーズの湯川准教授の方が、変人インパクトあったけどね。
加賀恭一郎シリーズ。阿部寛さん主演のドラマが人気を博し、『赤い指』がスペシャルドラマ化、さらに『麒麟の翼』が映画化されたのは記憶に新しいところ。
私もドラマの方を観ていたので、加賀刑事=阿部寛さんへの脳内変換も違和感なし。ストーリーも大筋はドラマ通り。1章につき1つのストーリーがあり、それを連ねる大きなストーリー。これならば、確かにドラマ化したくもなろうというもの。
殺人事件を主軸としながら、自分が探偵役となるミステリではなくむしろ下町に生きる人々を通じた家族愛のヒューマンドラマ。後の『赤い指』以降、加賀自身が家族と向き合う姿にも変化が見られ興味深い。
面白かった!こういう仕立てのストーリーが好き♪派手さはないけれど、ラストまで、ついつい先を読みたくなる展開と、その積み重ね方に脱帽ですっ!!
加賀恭一郎シリーズが好きなので読んでみた。阿部寛もかっこいいし。
舞台は日本橋。その片隅で発見された四十代女性の絞殺死体を、着任したばかりの「新参者」の加賀刑事が真相究明をする。
煎餅屋の娘、料亭の小僧、瀬戸物屋の嫁、時計台の犬、洋菓子屋の店員、翻訳家の友、清掃屋の社長、民芸品屋の客、日本橋の刑事の全9章からなり、元々は短編だったらしい。
下町人情&情緒あふれる情景が描かれていて良かったし、加賀刑事の鋭い推理力もさすが。事件解決だけじゃなく、そこから人間関係の修復やつながりもさりげなく作っていくところがかっこいい。ほれてまうやろ。
殺人事件自体はシンプルな動機で、最終章にどんどん解決されていく感じ。それぞれの章と人ととのつながりはあるが、加賀刑事がすっかり日本橋の人々になじんでいく様子もほほえましい。

テレビシリーズ「新参者」を観て初めて東野圭吾を読んでみようと思った。主役の阿部寛のキャラクターが良かったから....というのが一番の理由。
ところが、加賀刑事シリーズをここまで読んで、小説の加賀...






