坂道の向こうにある海

著者 :
  • 講談社
3.09
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本棚登録 : 122
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062158978

作品紹介・あらすじ

朝子と正人、卓也と梓は恋人同士。けれど少し前までは、朝子は卓也と、正人が梓と付き合っていて…。城下町・小田原を舞台に描かれる、傷つき、もつれた四角関係の"その後"。『しずかな日々』『るり姉』で人気急上昇の著者、初の青春群像ストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 小田原を舞台にした、ちょっと複雑な関係の4人の男女(四角関係)の連作短編集。と言ってもドロドロはしていなくて、むしろ淡い水色のような、そんな印象です。
    「小田原ウメ子」「山桜」「貝の音」が特に好きでした。

  • 特になんてことない物語だけど、不思議とほのぼのとして読めた。心がフワっと、優しくなれるような物語。

  • ウメ子・・・
    人間関係複雑こんがらがっちゃうね・・・

  • 児童書とか、教科書のイメージからちょっと違うやづきさん。
    四角関係のカップルのそれぞれの視点。
    部分的にはわかる気持ちもあり、介護職の人たちの雰囲気とか、お年寄りとか、両親や家族と彼氏の関わりとか、結構なるほど、って思いながら読んだ。
    結末とか結論はなかったけど、それはそれで。

  • 2018/9/10

    四角関係の男女。

    えーわかんない。誰のこともよくわからない。

  • 登場人物たちの心理描写を丁寧に描いていた。
    あんまり共感できる登場人物はいなかったけど、
    もう少し時間がたって、変わったら
    見方が変わる作品かもしれない。

  • あまり…
    どうして最後、彼女の目線での話で終わるのだろう、と疑問に思ってしまった

    あまり印象に残らない一冊となってしまい残念

    そしてどうしてこのタイトルなのか、少々謎

    あれ?分かってない?わたし

  • みんなの気持ちが、とても丁寧に書かれていました。介護の話しや色々と感じたりかんがえたりする箇所が多かった。
    読んで良かった。2014.6.13

  • 小田原で福祉関係の仕事をしている4人の男女、朝子、梓、正人、卓也の四角関係を描いた物語だ。
    4名それぞれの視点で描かれる短編が折り重なり、互いの気持ちの行き違いや歯がゆさや心の細部がじんわりと静かに浮かび上がる。
    なんとなく昔のテレビドラマを思い出す内容だった。

  • 文章がきれいで、卓也が個人的には好きだなと思った。それぞれの考え方が詳しく書かれていて、のんびりと読める。読み終わった後は、すごく温かい気持ちになれた。

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著者プロフィール

1970年神奈川県生まれ。2002年、第42回講談社児童文学新人賞を受賞した『十二歳』でデビュー。07年『しずかな日々』で第45回野間児童文芸賞、08年第23回坪田譲治文学賞、17年『明日の食卓』で第3回神奈川県本大賞、20年『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』で第69回小学館児童出版文化賞を受賞。『明日の食卓』は21年映画化。その他の著書に『消えてなくなっても』『純喫茶パオーン』『ぼくたちの答え』『さしすせその女たち』などがある。

「2021年 『つながりの蔵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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