死ねばいいのに

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著者 : 京極夏彦
  • ¥ 1,836
  • 講談社 (2010年5月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062161725

死ねばいいのにの感想・レビュー・書評

  • 一人目はしっくりきたが、残りの話はこじつけのような感じがして余り腑に落ちませんでした。
    死ねばいいのに、とまで言われなきゃいけないことかなあ。

  • 京極夏彦の現代もの(笑)。

    京極夏彦って、凄いな……と、しみじみと思ってしまった一冊。



    初っぱなから、謎、謎、謎。
    ケンヤの正体は?
    目的は?
    アサミの人間性って?
    アサミの人生って?
    誰が彼女を殺したか?

    そもそも、犯人を探すおハナシなのか?
    出てくる人物、非道いのばっかりだけれど?

    ……連作短編6編のうちの5編目まで、全くの謎だらけ。

    最初の十ページくらいで、ガッチリと心を鷲掴みされ、その後はもうほとんど一気読み。

    ★4つ、8ポイント。
    2016.01.27.図。

    ※5編目までが雑誌連載で、最終編は書き下ろしだとのこと。
    (そのままでもちゃんと作品として成立するけれど…)連載分までしか載っていなかったら、消化不良になってただろうな。

  • 題名に惹かれて読んで見ましたが全くの期待はずれ。主人公の渡来が、とにかくウザイ。最初から最後までウザイ。ラストのオチに期待して我慢して読みましたがオチも想定内どころか想定以下。ただただ主人公が人の揚げ足を取ってる印象しか受けませんでした。揚げ足の取り方も一休さんのように愛嬌のあるものではなく、人を腹立たせるだけの方法で最後までイライラしながら読みました。

  • 最後の、「六人目。」までは、苦しいながらもスッキリ出来ていたけど、ちょっと納得いかない結末だったかも。

  • 一人の女性が殺された。
    その女性がどんな人であったのか、彼は関係者を訪ねて歩く。
    彼女の上司で、妻と別れる気も無いのに「本気だった」と言う男。
    彼女のアパートの隣室に住む派遣社員。
    ヤクザの、彼女の男。
    彼女の母親。
    彼女の事が知りたいのに、誰もが自分の事しか話さない。
    そして、彼女を殺した犯人は・・・

  • びっくりなタイトルがまるで印籠。1章ごとのどんでん返しにびっくりというか、ある意味スッキリする前半と、感覚的にぞわっとくる後半。
    もし主人公のような若い人がリアルに増えてたら…未来が恐い。

  • 図書館の「秋の夜長にミステリーはいかが?」のコーナーに置いてあって、タイトルに惹きつけられた。
    もっとネチネチした暗い話なのかと思いきや、全然そんなことなく(わたし的にですが)あっさり読めました。
    割と前半で落ちは分かったかなあ。
    ケンヤくんが今までどんな人生を送ってきたのか気になる。彼の言うことは間違っちゃいないんだけど、無機質な感じがちょっと怖い。

  • アサミはどんなヤツだったのかー殺された女の事を、生前関係のあった人間達に聞いて回る「事件の関係者」、ケンヤ。それぞれの人間達の口からは最初は建て前が、そして徐々に本音がこぼれ出ていく。人間の後ろ暗い部分にも色々種類があって、黒色の様々なグラデーションを見せられているよう。ケンヤの飄々とした態度のせいで読んでいて不快にはならない。巧くまとまっている一冊。

  • ならさ、
    ―――死ねばいいのに


    何者かに殺されたアサミ。
    ケンジは、アサミが生前に話していた隣人や派遣先の社員などに、アサミがどんな人間だったのかを聞いて回った。

    「死ねばいいのに」と思うキャラクターばかり出てくる。「死ねばいいのに」という読者の思いを代弁するように、ケンジは「死ねばいいのに」と相手の甘えを糾弾する。そうして、少しずつアサミが何者で、この殺人事件がどのようなものだったのかがわかっていく。

    ケンジが某憑き物落としのようだと思ったんです。色々なものに縛られて、行き詰まって、どうしようもない人間のもとに現れては、愚直に彼らの現状を見つめなおさせるという。



    まさか、ケンジこそが憑き物つきだとは、思わないじゃないですか。

  • 久しぶりに京極さんの本を読む。(10年ほど前に京極堂シリーズを読み漁って以来)
    なんと形容すれば良いか分からないが、自分的には面白かった。

  • 真実は作られる。受け手の数だけ真実はある。このタイトルを手に取る時にちょっとやましい感じがした自分に苦笑い。

  • やっぱり上手いなぁ!
    インパクトのあり過ぎるタイトルに負けない小説だった。
    中盤は同じ展開が続くなと少々飽きかけたのだけど、くるっとひっくり返されてラストの章へ。
    その流れが良かった。
    皮肉な結びにも納得してしまった。

  • まずタイトルがえぐい。死ねばいいのになどと軽く思ったりも出来ない危ない言葉なのだが、主人公はいとも簡単に言い放つ。小説の形式もちょっと変わっているのだが、仕掛けには割と早い時点で気がついてしまったがそれでも主人公と殺されたアサミちゃんの関係者とのコミュニケーションの中からあぶり出される人間の身勝手さが面白い。でもその身勝手と思われる話が一つ一つ読む人間に対して著者がお前はどうだ?と問いかけているような気がする。期待しないで読んだがなかなかの作品でした。

  • たまに飛ばしながらの読了。

  • 著者らしさと現代的な感覚が合わさった作。結末の寂寥感がよい。しかし、やはり全員理屈っぽいのは違和感がある。

  • こわ…
    アサミのいない場所で、アサミを取り巻いていた人たちの毒がすごいことすごいこと。
    そして暗いこと暗いこと。
    結局ケンヤは何者だったんだろう。
    死にたい〜ってギャグで言うことはあっても、
    死ねばいいのに、とは言えない。
    死んでいいことなんて、一つもない。
    と、今は思う。

  • ダ・ヴィンチ プラチナ本 2010年7月号

  • 私もそう思う。

  • なんとも言えない、あと味が残る作品。小説の形式もすごく変わっていて最初は戸惑ったが、途中からはグイグイ読み進められた。

  • タイトルから想像していたのとは内容は違ったけれど、会話と心情の書きわけ方が面白かった。
    ラストはちょっとびっくり。

  • タイトルのインパクトにつられて購入したこの作品は、読者にも依りますが一見論理の筋が通っているようにも思うけれど、作品に描かれている論理を肯定してしまうと大変な事になりそうな気がします。
     そういう意味で、問題作であり危険思想だと思うのです。
     勿論、答えは最終章にありますが、読まれる方は熟慮されることをお薦めします。

  • スカッとした。

  • 面白く読ませてもらいました。

  • 見下して、吐き捨てるような「死ねばいいのに」を想像してましたがそんなんじゃないです。

    貴方が今不満に思ってることは、何が原因なの?
    これを読んでどきっと貴方は、自分の見方考え方が少し間違ってるんじゃないの?
    なんとなく、現代版フリーターによる憑き物落しなのかも、とも思ったり。

    タイトルも良いけど、単行本の装丁も好きです。黒表紙に金の題字!プレゼントしたら誤解されそうだけども。

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