死ねばいいのに

  • 3975人登録
  • 3.51評価
    • (230)
    • (586)
    • (563)
    • (161)
    • (41)
  • 732レビュー
著者 : 京極夏彦
  • ¥ 1,836
  • 講談社 (2010年05月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062161725

死ねばいいのにの感想・レビュー・書評

  • ならさ、
    ―――死ねばいいのに


    何者かに殺されたアサミ。
    ケンジは、アサミが生前に話していた隣人や派遣先の社員などに、アサミがどんな人間だったのかを聞いて回った。

    「死ねばいいのに」と思うキャラクターばかり出てくる。「死ねばいいのに」という読者の思いを代弁するように、ケンジは「死ねばいいのに」と相手の甘えを糾弾する。そうして、少しずつアサミが何者で、この殺人事件がどのようなものだったのかがわかっていく。

    ケンジが某憑き物落としのようだと思ったんです。色々なものに縛られて、行き詰まって、どうしようもない人間のもとに現れては、愚直に彼らの現状を見つめなおさせるという。



    まさか、ケンジこそが憑き物つきだとは、思わないじゃないですか。

  • 久しぶりに京極さんの本を読む。(10年ほど前に京極堂シリーズを読み漁って以来)
    なんと形容すれば良いか分からないが、自分的には面白かった。

  • 真実は作られる。受け手の数だけ真実はある。このタイトルを手に取る時にちょっとやましい感じがした自分に苦笑い。

  • やっぱり上手いなぁ!
    インパクトのあり過ぎるタイトルに負けない小説だった。
    中盤は同じ展開が続くなと少々飽きかけたのだけど、くるっとひっくり返されてラストの章へ。
    その流れが良かった。
    皮肉な結びにも納得してしまった。

  • まずタイトルがえぐい。死ねばいいのになどと軽く思ったりも出来ない危ない言葉なのだが、主人公はいとも簡単に言い放つ。小説の形式もちょっと変わっているのだが、仕掛けには割と早い時点で気がついてしまったがそれでも主人公と殺されたアサミちゃんの関係者とのコミュニケーションの中からあぶり出される人間の身勝手さが面白い。でもその身勝手と思われる話が一つ一つ読む人間に対して著者がお前はどうだ?と問いかけているような気がする。期待しないで読んだがなかなかの作品でした。

  • たまに飛ばしながらの読了。

  • 著者らしさと現代的な感覚が合わさった作。結末の寂寥感がよい。しかし、やはり全員理屈っぽいのは違和感がある。

  • こわ…
    アサミのいない場所で、アサミを取り巻いていた人たちの毒がすごいことすごいこと。
    そして暗いこと暗いこと。
    結局ケンヤは何者だったんだろう。
    死にたい〜ってギャグで言うことはあっても、
    死ねばいいのに、とは言えない。
    死んでいいことなんて、一つもない。
    と、今は思う。

  • ある女性が殺され、主人公がその女性の関係者に何か知っていることはないかと尋き回る。上司も隣人も恋人も母親も刑事も不満の多い生活を送っているという自分の話ばかりする。そこで主人公は題名の言葉を投げかける。課題本でなければ手にとることもなかったジャンルの本。

  • ダ・ヴィンチ プラチナ本 2010年7月号

  • 私もそう思う。

  • なんとも言えない、あと味が残る作品。小説の形式もすごく変わっていて最初は戸惑ったが、途中からはグイグイ読み進められた。

  • タイトルから想像していたのとは内容は違ったけれど、会話と心情の書きわけ方が面白かった。
    ラストはちょっとびっくり。

  • 高校生の時に教室で読んでいて、みんなに驚かれた。そのくらいインパクトのある題名・・・2日くらいかけて一気に読んだけれど、内容は把握できなかった、という感想。もう一度読まなければと思っています。

  • タイトルのインパクトにつられて購入したこの作品は、読者にも依りますが一見論理の筋が通っているようにも思うけれど、作品に描かれている論理を肯定してしまうと大変な事になりそうな気がします。
     そういう意味で、問題作であり危険思想だと思うのです。
     勿論、答えは最終章にありますが、読まれる方は熟慮されることをお薦めします。

  • スカッとした。

  • 面白く読ませてもらいました。

  • 見下して、吐き捨てるような「死ねばいいのに」を想像してましたがそんなんじゃないです。

    貴方が今不満に思ってることは、何が原因なの?
    これを読んでどきっと貴方は、自分の見方考え方が少し間違ってるんじゃないの?
    なんとなく、現代版フリーターによる憑き物落しなのかも、とも思ったり。

    タイトルも良いけど、単行本の装丁も好きです。黒表紙に金の題字!プレゼントしたら誤解されそうだけども。

  • タイトルがタイトルなので『厭な小説』のように後味悪く終わるかと思ったが、これはどちらかというと自己啓発本に近いかもしれない。
    フリーターの主人公が追い求めている答えの理由、それが分かった時この本の不気味さが理解できる?

    ただ帯にあるように「ミステリー」ではないと思います。
    ミステリーを期待して読み始めると肩透かしを喰らうかも。

  • 「けんのんな…定番のようです。京極さん」
    (ぼーのさん)

  • わたしにとって、京極作品は読みにくいけど面白いという位置づけだったのですが、この本は読みやすく、かつ面白いという素晴らしい作品でした。タイトルでちょっと二の足を踏みますが、買って損しません。

  • ものすごく久々の京極作品だったらしい……
    うーんコレどーなのかなー。
    むしろ京極堂シリーズ、最初から読み直したくなった。

  • ケンヤの言う言葉が正論すぎて何も言えない。そんなに不満なら、そんなにきついなら「死ねばいい」のだ。でもそれが出来ないのには意味があるんじゃないか。アサミを殺した犯人はすぐに分かりますが、自分の事ばかりぐちぐち言いつのる人たちをケンヤが論破していく過程は爽快ですらあります。

  • タイトルがずるい。こんなん見たら気になってしまうじゃないですか。ミステリとなんだこれの間。
    所々いらっとしたけれどまあおもしろかったです。
    みんな、自分の価値観でしか物事は量れないんだって当たり前のことを改めて感じました。
    表紙を見て変な誤解を受けてしまうひとがいるかもしれないので、外で読むときはカバー推奨です。

  • 比較的他作より短め。タイトル強烈な割には淡々と話が進む。まあまあ面白い。

全732件中 1 - 25件を表示

死ねばいいのにに関連するまとめ

死ねばいいのにを本棚に登録しているひと

死ねばいいのにを本棚に「読みたい」で登録しているひと

死ねばいいのにを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

死ねばいいのにを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

死ねばいいのにを本棚に「積読」で登録しているひと

死ねばいいのにのKindle版

いま、この本が売れています

ブクログのランキングをチェックしよう!

電子書籍

聖闘士星矢セインティア翔 1 (チャンピオンREDコミックス)

久織 ちまき

聖闘士星矢の裏側で起きていた聖闘少女たちの闘い

懐かしい方も多いのではないでしょうか、聖闘士星矢のスピンアウト作品で少女達が聖闘士(セイント)ではなく聖闘少女になって闘うバトル漫画『セインティア翔』を。 
『セインティア翔』は、聖闘士星矢と同じ時間軸の世界が舞台で、主人公の翔子が通う学園を舞台にアテナを狙い襲ってくる敵と戦う内容となっています。
主人公の姉 響子は子馬座(エクレウス)の聖闘少女(セインティア)として登場しますが、敵である邪神の手に落ちていき、翔子が子馬座の聖衣(クロス)を引き継ぎ闘いに身を投じていきます。
聖闘士星矢を読者にはおなじみの黄金聖闘士や教皇、そして当然青銅聖闘士も登場します。また、女性の聖闘士が顔を出してる!と驚かれると思いますが、聖闘少女という別物ですのでご安心ください。
本作は、当然ながら聖闘士星矢の作者である車田正美さんが原作ということで、正当な聖闘士星矢の系譜の作品となっています。また、マンガとしても完成度の高い作品となっており、聖闘士星矢を読んだ方はぜひ手に取っていただきたい作品です。

本の詳細&レビューを読む»