小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

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  • 3.87評価
  • 681レビュー
著者 : 宮部みゆき 
  • ¥ 2,052 /
  • 講談社 /
  • 2010年05月14日発売 /
  • 722ページ /
  • Amazon.co.jp ・本 /
  • ISBN・EAN:9784062162227
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小暮写眞館 (書き下ろし100冊)の感想・レビュー・書評

  • 読む前は、なんとなくほかほかしか話なんだろうと想像していた。読み始めると自分の嫌いなホラー系かと思ってちょっと抵抗を感じた。読み終わったらほかほかしていた。

  • 古家「小暮写真館」に引っ越してきた花ちゃんこと花菱英一とその家族・友人たちの物語。前半は、心霊写真の謎を解いたり、花ちゃんたちの紹介が淡々と進みますが、それが後半の過去が明かされる展開に繋がります。 ... 続きを読む

  • 私、宮部さんの作品4作品目ですが
    新たな感動をしています。

    今までの作品はミステリー的でした。がこの作品は日常生活にありそうな人間模様がとてもコミカルで安心して読書できた。
    最後の4章は、心温まるそして切ないが、いいお話だったと思いますよ(ありふれているのですが、それが良かった)。
    しかしながら、何度かこんなものなのかねーと、思いつつ俺は鈍感だったんだなーおもいました(笑)

  • 挫折。読み進まない。

  • ちょっとファンタジーがかった、心温まる日常話。
    読後、ほっこりした気持ちになれる。
    続編が読みたい。

  • 大きく4話に分かれて構成されていましたが、長かった~。 店舗兼住宅の小暮写眞館。持ち主の小暮泰治郎が亡くなった後、この家に移り住んできた花菱家のお話。物語は高校生の長男、英一の目線で描かれています。 実はこの花菱家、3兄弟の真ん中の風子ちゃんが4歳の時に亡くなっています。「死」というものに敏感になっている家族と、この写眞館に強い想いを残している小暮おじいちゃんとの魂の共鳴というのでしょうか... 続きを読む

  • すべてが風子に戻っていく、その家族のさまはよくわかる。人物像もうまく描かれ、つまらないわけではない。
    でも、地の文の威力が弱い…この長さは必要かな?
    宮部みゆきをむさぼり読んだ頃の期待があるからか、心に届かなかった。

  • 登場人物が魅力的に描かれているんだけど、本が分厚くて中だるみ、というか間延びした感じ。
    主人公の花菱英一、弟のピカ、その両親、英一の親友のテンコ・・・、みな魅力的なだけに、間延びした感の有る物語がもったいない。
    四話構成の本書は、一~三話は淡々と物語は進むのだが、心霊写真?が物語の主要な骨格になっていて、少々、馴染むのに苦労した。他の題材でも面白く掛けたんじゃないかと思うが、この辺は好みの問題かも・・・。自分的にはイマイチ感が否めない。

    最終話は、さすが宮部みゆき。しっかりと読ませる。
    英一とピカの兄弟愛が描かれてる場面はウルッときてしまった。

  • 最初の部分が淡々としていて途中で飽きてしまったが、中盤から目が離せなくなった。日々の平凡な日常の中でのちょっとした出来事(小さな事件)をきっかけに、それぞれが心の奥に仕舞い込んでいる闇から少しずつ成長し変わっていく姿が描かれている。「自分は一人じゃないんだ。自分を大切に思っていてくれる人がいる」って事は何にも代えがたい大きな力(希望)なんだなって改めて思いました。

  • 主のいなくなった写真館、心霊写真、幽霊、家族。
    何となく間延びしてるかなという印象はあるけれど
    各駅停車でゆっくりといろんなものを見てきたからこその、最終章での、あの感動だと思うのです。

  • 高校生にしては頭いいなー思ったけど、物語としてはそれが正解だった。
    ゆるーい日常と、その陰に隠されている冷たい何かを現実に溶かしていくバランス感覚はさすが。
    もう一つの人生をじっくりと味わえたよう。

  • 古い写眞館付き住居(小暮写真館)に引っ越ししてた花菱家。 心霊(?)写真をキッカケに、長男、英一くんの謎解きが始まる。 親友テンコ、友人コゲパン、橋口くんらと共に成長する、英一くんのお話。 ... 続きを読む

  • 初めの3作はふつう。
    でも最後の作は良かった。
    あの女があんなに重要になるなんて思ってもなかった。

  • どんな日常でも、大なり小なり、不幸なことは起こる。
    そこから起き上がらせてくれるのは、周りの人のささいな親切とかだったりする。愛とか、真心とか、そんな重いものじゃなくていい。
    そんなことをふと思うきっかけになった一冊。

  • 最後の文章が爽やかだった。
    表紙もきれい。本の重さに最後まで
    読めるかな?と思ったけど、軽いタッチで読めた。

  • 家族の事を考えさせてくれる、普通の家族の重くもあり、そしてさわやかな話。目の前を通り過ぎていった女性もアクセント。14.4.9

  • 高2の花菱英一(はなちゃん)は、ちょっと変わっている楽しい両親と、英一より賢いのではないかと思われる小学校2年生の弟、光(ピカちゃん)の4人家族で、商店街の古い写真館、小暮写真館を買い取って引っ越して... 続きを読む

  • 終章の終わりはほろにがくも爽やかな余韻が残りました。別れと旅立ちの季節によみたい作品かな。

  • 最初は心霊写真を中心に話が進んでいく。
    中盤あたりになると、家族でタブーになっていたものがあり、でも、それをいつまでもみんなの心の中置いておくわけにもいかなくなっていく。
    どれをどう乗り越えるかが気になる話

  • 単行本。通勤中に読めない分厚さだからかなかなか読み終わらない。宮部みゆきは初めて読むけど、作風がちょいと苦手かも。中だるみがあるかんじ?がんばって読み切ろう。他の作品も読んでみよう。

  • 再読。ずっと読み返したいと思っていました。
    最初の方は、ちょっと間延びしてる感じがあったけど、第四話が良い。大泣きしてしまいました。
    春に読みたい、何度でも読み返したくなる作品。前向きになりたい人に。

  • 文庫で読んだ。上巻はそうでもないけど、下巻で一気に惹き込まれる。登場人物が基本的に変わっているので、共感するタイプの小説ではないかも。非日常な感じ。ちょっと読みづらいな~と感じる部分もあったけど、読後感は、かなりいい。

  • 上巻同様、のんびりモードの下巻かな・・・と思ったら、意外な展開だった。
    妹のこと、「ばっかみたい!」な人のことなど、一気に引き込まれてしまった。終わり方が好きかな。いつか戻ってくるような気がする。

  • 高校生花菱英一が古い写真屋に引越した。内装はリフォームしたけど外見は変わらずボロボロ、しかもその家には前の店主小暮さんの幽霊がでるという噂まで…… そしてその写真屋で現像した写真に奇妙な物が写って困ってんだけど、とか全然関係ない苦情が来る始末。 そういうことをほっとけない主人公はその写真の謎を解明しようと乗り出すのだ。 前半はある奇妙な写真(心霊写真?)の謎を解く高校生の話……ですが、後半はうって... 続きを読む

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東 浩紀

「自分」を探さないための「観光」ガイド

柔らかくライトに語られる話題のエッセイですが、現代考察に満ちた「思想」書であり、インターネッツ社会の中での「自由」論であり、その道筋をプラグマチックに語られているところの「指南」書でもあります。
そのキーワードは「観光」。偶然を必然・運命と期待する「自分探しの旅」ではなく、偶然をそのまま偶然の契機として外へ開いていくところの「観光」。受け身であるからこそ肩の力を抜いてオプショナルツアーに参加できる「観光」です。その気軽な観光行程での具体的な「知恵」について語られています。
また著者自らが「自己啓発」書の体裁と言っているようにある種のTipsでもありますが、重要なのはこの体裁含めて態度の「軽さ」です。この「軽さ」は軽率さ安易さではなく、本人が気づかないままの重力に囚われないところの「軽さ」であり、世界に対して開けっぴろげに受け身であるところの「軽さ」です。
しかしながら、偶然にやってきた「弱い繋がり」の「その「弱さ」こそが強い絆よりも強いものなのだ」という著者の逆説は「敢えて」のポストモダニストの風貌ではもはやなく、40代の家族の中の父であり組織を動かす社会人であるところの、一人のリアリストからの腹の底からの述懐に聞こえます。

著者の今後の道標をつける重要な書ではないでしょうか。