小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

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著者 : 宮部みゆき
  • ¥ 2,052
  • 講談社 (2010年05月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (722ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062162227

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)の感想・レビュー・書評

  • うーん、全面的には共感できない。高校生を題材にすると著者が違ってもどうも似たような作風になる気が・・・。ところどころ有川浩っぽい感じも・・・。ノリツッコミみたいな文体がダメなのかなぁ。垣本嬢は非常に良い。彼女の存在が物語を締めていると思う。

  • 700ページを超える分厚さに最初は果たして読みとおせるのか不安で仕方がなかったけれど、トータル4時間くらいで読めた。これもひとえに宮部女史の流れるような読みやすい文章とテンポの良い会話文のなせるわざなのだと思う。ピカがとにかく可愛い。あいくるしい。ピカっていうとピカチュウが脳裏に浮かんでしまうけれど…。最終話が特に良かった。心温まる物語。宮部みゆきって勝手にもっと毒のある作家だと思ってただけに。2013/216

  • 長いな、と思ってしまった

  • こどもたちが、自分たちの頭で考えてて読んでてすごくしっくりくる。

  • 何も知らないままで読んだので、最初は心霊写真謎解きミステリーか、と読む速度が遅かったです。でも真ん中あたりからこれが家族が抱えた苦しみの物語だと分かってどんどん引き込まれていきました。折しも子宮外妊娠で入院中の時に読んでしまったので、亡くなった子供への思いを感じて涙が止まりませんでした。きっと一生記憶に残る本になると思います。

  • ほっこりするお話です。
    最初は、現実にある話なのか、ちょっぴりSFが入っているのか、分からずなかなか進まなかったのですが、
    途中から、小暮写眞館を中心に動く世界にどっぷりはまりました。
    心が温かくなるような、そんなお話です。
    すごく分厚いので、読みきった時の充実感もあります。でも、もっともっとこの世界に浸りたくなる、そんなお話です。

  • 長い、ただいたずらに長い がんばって、ディテールを今風に書いてる だからといって、すごく面白いわけではない ラスト以外は特段面白くなかったかな 人の命を扱うことも多かったけど、ずいぶん軽かった

  • 家族とともに古い写眞館付き住居に引っ越ししてきた高校生の花菱英一。変わった新居に戸惑う彼に、一枚の写真が持ち込まれる。それはあり得ない場所に女性の顔が浮かぶ心霊写真だった。不動産屋の事務員、垣本順子に見せると「幽霊」は泣いていると言う。謎を解くことになった英一は。

    写真の謎を解くと、それをきっかけにまた謎の写真の原因を解くことになってゆく。

    高校生の英一が年上の不動産勤務の垣本さんを気になり出すのはわかるが、その人が心を病んでいる感じが英一とあってないかんじがした。でも、垣本さんは英一のおかげで再出発できたけど、きちんとその後再会なりなんなりしてほしかったなとも思った。
    最初は
    写真に幽霊が写って、それの謎解きかよ、とお化け系が嫌いだからどうしようかと思ったけど、登場人物がとても興味深い人たちばっかりだから良かった。弟のピカ、友達のテンコとコゲパン。。

  • 物語の展開に圧倒されながら、読み飛ばすのを許さない筆力に押しつぶされました。すごい、の一言です。この小説。

  • 長かったけれど、読んでよかった。

    快速列車が通過するはずの駅で、長いこと停車していたようにおもう。
    この本を読んで心に吹き抜けた風を背に、私も走り出せるだろうか。

  • 読むのは2回目。1回目は第2話で挫折。再挑戦で読み切りましたが、最初から最後まで宮部ワールドにはまれないまま終わってしまいました。ふうちゃんを含む花菱兄弟の絆にはじわっときたし、テンコやコゲパンなど主な登場人物は優しくて個性があっていい人たちなのに、なかなか作品に馴染めず読むのに時間がかかりました。宮部さんは大好きですが、この内容だったらもう少し短くても良かった気がします。

  • 2014年9月西宮図書館

  • 心霊写真の謎解きのようなお話でしたが、最後はなんだか話がそれてるような感じでスッキリしなかった。

  • 少し間延びした感じもあったが、想像と違う、でもこれはこれでいいなぁと思う結末。一気に読めた。

  • 久々の宮部みゆき。

    電車好きとしては、ちらちらと鉄のにおひがするのがたまらない!!
    そして、今親になったからからこそさらにしみじみと読める部分もありました。

    宮部さんのこういう下町人情系を読んでいるといい事も悪いことも、人生には必ずあってそれを悲劇のままにするのか、消化させようと努力して笑いながら生きていくかは受けとる人間次第だと力がわいてくる。

  • 2012年7月25日読了。
    めっちゃよかった!!!人間の姿がすごく生々しいんだけれど完全に落としたりはしないのが、余計に、切ない。

  • 読む前は、なんとなくほかほかしか話なんだろうと想像していた。読み始めると自分の嫌いなホラー系かと思ってちょっと抵抗を感じた。読み終わったらほかほかしていた。

  • 古家「小暮写真館」に引っ越してきた花ちゃんこと花菱英一とその家族・友人たちの物語。前半は、心霊写真の謎を解いたり、花ちゃんたちの紹介が淡々と進みますが、それが後半の過去が明かされる展開に繋がります。

    花ちゃんの心に冷凍されてしまった記憶、両親の胸が締め付けられるような思い、弟ピカくんの小さい心の痛み。また物語上「悪役」とされている人々の行動も、読んでいる私の過去のできごとを思い起こさせてくれました。

    大切な人の死は、たとえ天寿を全うしたとしても、人々に後悔を残します。「もっとこうしてやればよかった」「私がもっとしっかりしていれば」「なんであの時あんなことしたんだろう」など。それが小さな子供であってもです。ずっと知っていたけれど忘れていたことを思い出させてくれる小説でした。

    ただ一つ、高校生の花ちゃんの心の声が大人っぽすぎます。成熟した思考という意味ではなく、言い回しや喩えやツッコミが古臭いと思いました。ドラマや小説のオタクっぽい設定の少年なら言うかな。前半気になりましたが、物語が進むにつれ慣れてきました。というか、そんなことが気にならなくなるほど夢中で読んだということだと思います。

  • 私、宮部さんの作品4作品目ですが
    新たな感動をしています。

    今までの作品はミステリー的でした。がこの作品は日常生活にありそうな人間模様がとてもコミカルで安心して読書できた。
    最後の4章は、心温まるそして切ないが、いいお話だったと思いますよ(ありふれているのですが、それが良かった)。
    しかしながら、何度かこんなものなのかねーと、思いつつ俺は鈍感だったんだなーおもいました(笑)

  • 挫折。読み進まない。

  • ちょっとファンタジーがかった、心温まる日常話。
    読後、ほっこりした気持ちになれる。
    続編が読みたい。

  • 大きく4話に分かれて構成されていましたが、長かった~。

    店舗兼住宅の小暮写眞館。持ち主の小暮泰治郎が亡くなった後、この家に移り住んできた花菱家のお話。物語は高校生の長男、英一の目線で描かれています。
    実はこの花菱家、3兄弟の真ん中の風子ちゃんが4歳の時に亡くなっています。「死」というものに敏感になっている家族と、この写眞館に強い想いを残している小暮おじいちゃんとの魂の共鳴というのでしょうか、少し不思議な出来事があったりします。

    ひょんな事から心霊写真のようなものを手にした英一が、写真に写っているものの謎解きをしていく形で様々な人と関わっていき、その人の想いを感じていく過程はすごく胸が熱くなって良かったです。

    ただ、『ソロモンの偽証』の時も感じたのですが、宮部みゆきが描く子供はしっかりしすぎている!真面目すぎるというか…。特に今回は弟の光くんなんてまだ小学生なのに、高校生の兄と対等に会話している姿や、そうかと思えばおねしょだったり行動がとたんに幼くなっていたりで違和感ありまくりでした。出来が良い、しっかりした弟という設定でしたが、読んでいて何度も、あれ、この子はいくつだったけ?と思ってしまうくらい状況がすんなり入ってこない場面が多々ありました。

    人間の心理描写はすごく上手い作家さんだと思うのに、子供が主役になるととたんにリアリティに欠けてしまう印象が…。読み手側(私)の問題でもあるのだろうか…。

    素直におもしろかった、良かった、と言えない自分が悲しい(T_T)

  • すべてが風子に戻っていく、その家族のさまはよくわかる。人物像もうまく描かれ、つまらないわけではない。
    でも、地の文の威力が弱い…この長さは必要かな?
    宮部みゆきをむさぼり読んだ頃の期待があるからか、心に届かなかった。

  • 最初の部分が淡々としていて途中で飽きてしまったが、中盤から目が離せなくなった。日々の平凡な日常の中でのちょっとした出来事(小さな事件)をきっかけに、それぞれが心の奥に仕舞い込んでいる闇から少しずつ成長し変わっていく姿が描かれている。「自分は一人じゃないんだ。自分を大切に思っていてくれる人がいる」って事は何にも代えがたい大きな力(希望)なんだなって改めて思いました。

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