仏像ミステリー

著者 :
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062162340

感想・レビュー・書評

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  • 読物として、普通におもしろいです。これをきっかけに仏像の世界に入っていけたら良いね、という感じです。

    内容は仏像についてから、造像背景など、わかりやすくまとまっています。個人的に、挿絵があまり好きじゃないな…安っぽくなっちゃってる感が…

    仏像ミステリーというより、仏教ミステリーといいましょうか。
    前半は仏像について、後半は仏教に関わる人やお寺などの逸話です。

    著者の方が宗教学者さんなので仏像も宗教的視点で見られています。美術的視点ではありません。
    なんというか、歴史宗教民俗学でもあるなーと思いました。
    私はこういう視点から見るのも面白いので好きだけど、
    仏像を美術品として見たい人にはお勧めしません。
    美術としての言及がほとんど無いです。 

著者プロフィール

一九五三年、神奈川県に生まれる。筑波大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター客員助教授、中京女子大学助教授などを経て、現在、慶應義塾大学非常勤講師。専門は宗教学(チベット・日本密教)で、とくに修行における心身変容や図像表現を研究。著書に『マンダラとは何か』(NHK出版)、『密教』(ちくま学芸文庫)、『はじめての宗教学』『お化けと森の宗教学』『千と千尋のスピリチュアルな世界』『カラーリング・マンダラ』『お坊さんのための仏教入門』(以上、春秋社)、『空海と密教美術』(角川選書)ほか多数。

「2019年 『密教の聖なる呪文 諸尊 真言 印 種字』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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