マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選2 失敗の技術 人生が思惑通りにいかない理由 (マルコム・グラッドウェルTHE NEW YORKER傑作選 2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062162388

感想・レビュー・書評

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  • 人々が思う些細な「なぜ?」をうまく話題として捉えている。

  • これに類推する本には「失敗の本質」があるがこれのほうが科学的で面白い。

    ①エンロンについて
    現在は情報は隠されているのでなく埋もれている。
    情報を得るのではなく分析するのが大事。聞き取る側の責任になっている。それは医学の発達、インテリジェンスにも現れる。

    ②世の中の物事
    人間は物事を統計学的に正規分布ではなく冪乗則である場合がある。なんか確かファクトフルネスにもあったような。ホームレスや貧富の差もそう。

    ③緊張とパニックの違い
    緊張・・考え過ぎて本能を失う。
    パニック・・思考が停止して本能に戻る。

    ④チァレンジャー号爆発事故→ノーマルアクシデントである。事故対策は安心を得る為にするもの。
    リスクホメアタシス→本を読む(面白そう)

  • 図書館
    挫折

  • "マルコム・グラッドウェルさんのコラムは洞察に富んでいてとても面白い。
    今回のお気に入りは
    ・画像をめぐる問題点
    ・失敗の技術"

  • 編集者様よりご献本いただく。

    書評:
    <a href=\"http://rashita.net/blog/?p=4296\">書評 失敗の技術(マルコム・グラッドウェル)</a>(R-style)

    <a href=\"http://cyblog.jp/modules/weblogs/4206\">問題の本質を取り逃がさないための一冊</a>(シゴタノ!)


     

  • 冊目。

    いやー、実に面白いね。ニューヨーカー特有の洗練されたユーモア、そして思わず引き込まれている話しの裏には、社会科学の最新の知見がひかえている。

    この第2集は、意思決定の誤りを中心の話題にしていて、このへんは自分の関心領域のかなり中心部分。人間の認識の限界性や心理的な誤謬などなどが、エンロンのスキャンダル、イラク戦争、9.11、チャレンジャーの爆発などなど、だれでも知っているような事例を踏まえながら論じられて行く。

    3冊目が楽しみですね。

  • [ 内容 ]
    企業スキャンダル、ホームレス対策、乳がん検診、諜報活動に爆発事故…。
    「人はなぜ、物事を間違った方向に考えてしまうのか」を解き明かす!
    全米No.1コラムニスト珠玉のアンソロジー。

    [ 目次 ]
    第7章 公開されていた秘密―エンロン、インテリジェンス、そして情報過剰の危険性
    第8章 一〇〇万ドルのマレー―ホームレスのような問題は、その都度対処するよりも一気に解決するほうが簡単かもしれない理由
    第9章 画像をめぐる問題点―乳がん撮影と空軍力、「見る」という行為の限界
    第10章 借りもの―盗作は人生を破滅させるほどの罪か?
    第11章 点と点を結べ―諜報活動改革のパラドックス
    第12章 失敗の技術―なぜ、ある人は緊張し、別の人はパニックになるのか?
    第13章 爆発―チャレンジャー号事故のような惨事は誰の責任か?それは「誰」のせいでもなかった

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  •  著者の着眼点が面白くてそんな見方ができるの的な気づきが楽しかったです。
     全てはその切り口の鮮やかさなのかと思います。印象論とかセオリーとかバイアスとかそれらをかいくぐってちょっと調べてみると、最初思っていた事とは異なる現実があったりします。
     革新的な発想がある訳ではなく、事実の捉え直しがほとんどですけど、それだってちゃんと前に進んでるってことなんだと思います。

  • この巻はまさに、常識を検討するという感じだった。
    公開されていた秘密では、そもそも前提を考えさせられた。
    110万ドルのマレーは絶望的だった。
    マンモの話は議論されてることも知らなかった。
    ピルと生理の回数はもっと宣伝されていいし、点と点を結べと爆発はあるいみジャーナリスト批判にも繋がりそう。
    失敗の技術は詳細に検討された別の本へ譲る感じ。
    ともあれ内容が濃かった。

  • 人の思い込みがいかに危ういか。
    医者がマンモグラフィで乳がんを見極めるための分析をしたときの確率の低さ。やっぱり医者は信じられない。意地悪な実験だが、面白い。
    精神病の患者の分析実験。精神病院に来た段階で、高確率で診断されてしまう。正常な患者を送り込むとあらかじめ伝えておくと、一人も送っていないにもかかわらず、正常だと診断される。
    緊張とパニックの違いについて。

    着眼点だけでもない。そこから考え続けて、仮説を立て実験している、のかな?

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著者プロフィール

1963年イギリス生まれ。
カナダ・トロント大学トリニティカレッジ卒。
『ワシントン・ポスト』紙のビジネス、サイエンス担当記者を経て、現在は雑誌『ニューヨーカー』のスタッフライターとして活躍中。邦訳には『天才!』『ニューヨーカー傑作選』ほかがある。

ある製品やメッセージが突然、爆発的に売れたり広まったりする仕組みを膨大な調査とユニークなフレームワークによって解き明かした最初の著書『ティッピング・ポイント』(邦題『急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則』)、人間は、長時間考えてたどり着いた結論よりも、最初の直感やひらめきによって、物事の本質を見抜くという仮説を検証した2冊めの著書『ブリンク』(邦題『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』)は、いずれも世界で200万部を超える大ベストセラーになっている。

「2014年 『逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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