バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある

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制作 : 中山 宥 
  • 講談社 (2010年9月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062162685

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バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがあるの感想・レビュー・書評

  • ホットメールとかタッパーウェアとか色んなところで見聞きした覚えの話題が中心であり、正直に言って「これは失敗したかも」と思った。しかし後半のペイパルの詳しい話は実は初見だったり、本書最後尾部分の広告製品に絡んだ分野での調査や洞察はさすが大物記者と思わせる内容で面白かった。マイケルバーチってこんな執拗にバイラルを追いかけている人だったんだ、というのも新鮮な驚き。
    バーチが良い例だがバイラル・ループは優秀な人間が苦労してトライしたからといって簡単に成功する手法ではない。そしてネットワーク効果が効く製品とそうでない製品は思った以上に開きがあるともここ最近は感じている。使いこなすのが難しい手法である事を理解した上で、失敗を恐れずに取り組んでいく事が肝心だなーと思ったり。

  • 読書レポート:バイラルループ あっという間の急成長にはワケがある アダム・ペネンバーグ著 | デジたろうとピアノ http://digitaropiano.luna.ddns.vc/digitaropiano/?p=3717

  • バイラルループを全く知らない人向け

    事例を並べているだけで内容はあまり無い
    読者は分かった気になってしまい気持ちよくなるが、実は何も分かっていないうまいマーケティングを実践している本だと思う

  • バイラル・ループは、インターネット上で、個人をハブとした信頼に基づく情報の流れをいいます。いわゆる口コミです。バイラル・ループ起業家たちの野心がすけて見えて面白いですね。

  • 今をときめくSNS。それぞれの成功の理由、そして失敗の理由。最初は、みな同じような悩みを持って、スタートしている。映画にもなり、有名なfacebookの成功への道も、他のSNSも最初からうまくいっているところはない。成功にも理由がある。

    何かやれるのでは?という自信も持てる、良書だと思う。

  •  世界の長者番付を見ると、上位付近は一代で財を成した人たちが占めている。彼らの会社はなぜ成功できたのか?その成長の源泉にはどんな仕組みがあったのか?
    その理由は、ネット世界が生み出したパンデミックの様なコミュニケーションの連鎖にある!

     タイトルのバイラル・ループとは、ウィルスの様に爆発的に伝染していく連鎖のことらしい。ネットスケープ、ホットメール、イーベイ、ペイパル、フェイスブック、マイスペース、ビーボ、ユーチューブ、ニングなど、爆発的に成長した企業の創業時の出来事を取材して取りまとめている。
     これらの企業に共通しているのは、ユーザーに対してコミュニケーション・ツールを提供し、そこに人を集めるコンテンツ自体は、一握りのヘビー・ユーザーと数多くのライト・ユーザーが、彼ら自身の時間と能力を使って作り上げていることだと思う。要するに、そうしたいという欲求があるユーザーの要望にピッタリとはまるツールを提供することに成功した企業なのだ。

     各章ごとに様々な企業の事例を紹介しているので、これまで成功した企業がどの様な波を捉えて成功したのか、ということを知ることはできるが、この現象がどういう心理的な動きに基づくのか、どのような経済理論に従うのか、実際のビジネスにどの様に応用できるのか、までには深く踏み込めていないように思う。あくまで調査レポートで、学術的分析はこれからなのかも知れない。
     特に、ビジネスへの応用についての著者の考えはまだまとまっていないようだ。なぜなら、バイラル・ループ企業の草分けとして登場するタッパーウェアは、ホームパーティを利用した口コミ販売で製品を販売する企業だ。この企業は、タッパーという優良製品があって初めて、ホームパーティ販売という口コミのバイラル・ループが意味を持つ。しかし、本書で取り上げられる企業の多くは、自社コンテンツを持っているわけではなく、コンテンツを持つ人々を集める仕組みを持っているだけだ。

     このように考えると、タッパーウェアとその他のバイラル・ループ企業例では、結果的に同じバイラル現象が起きていることは間違いないが、その起源と利益の仕組みは全く違う。前者は製品の売上が利益の源泉だが、後者は広告収入をメインとしている。
     つまり、ここで紹介される企業は、他のスポンサー企業やコンテンツをつくるユーザーがあって初めてビジネスが成立する。バイラル・ループ企業が高い評価を受けるのは、彼らが数多くのユーザーを囲い込んでいるからだ。

     バイラル・ループ企業はインターネットにコミュニティを形成する。彼らよりも優れたコミュニティを形成する方法を探究するのか、あるいは囲い込まれたユーザーに提供する優れたコンテンツを開発するのか。ここには二つの道が提示されているのだろう。
     ただ、ビジネスの多くは後者に属するという事実が、本書に対するビジネス的な物足りなさを感じさせる原因となっている気がする。

  • 「バイラルループ」というのは、インターネット上のSNS、ブログ、twitterなどを介して情報がウィルスのように次々と伝搬して行くことを指す。


    バイラル(口コミ)マーケティングという言葉を最近耳にするようになり、次世代のマーケティング手法として注目されている考え方である。


    ITバブル時代に生まれたWebサービスは、このバイラルループによってヒットしたものが数多くある。本書では、Netscape Navigatorを巡るMicrosoft社との攻防、米国のオークションサイト イーベイと電子決済システム ペイパルの覇権争いなど、実例を通して「バイラルループ」の仕組みが理解できる。


    他に現在のhotmailやYoutube、Myspace、Faceなどもバイラルループを起爆剤にして急成長をとげたサービスだ。


    これらの仕組みを考案した人達は、一様に宣伝役と並み外れた技術をもったエンジニア、投資家の三者でクラスターを形成することによって、バイラルループを引き起こし、大成功を収めたということ。


    どの企業に共通していえることは、サービスが起動に乗ったら、創始者達はMicrosoft、Google、AOLなどに売却し巨額の富を得ている。


    典型的なシリコンバレーの成功例と言えるだろう。


    話題がITに特化してしまってはいるが、読み物としても十分に楽しめて、バイラルループについても理解を深められる良書である。

  • 口コミによる利用者の急激持続的な拡大、ヴァイラル・ループを引き起こして成長したサービスの事例が色々と紹介してある。
    読んでてわくわくした。あの気持ちを取り戻したいときに読み直す。

  • バイラルループを引き起こして急成長を遂げた企業の成り立ちの紹介。
    基本的に企業目線で内輪揉め、外部との軋轢についても記述されている。
    最近のインターネット企業に限らず、タッパーウェアの営業手法などのバイラルループの原型とでも言うべきものも。
    成功例だけでなく失敗例も。
    バイラル係数はわかりやすい指標だと思う。
    一つの章が、一つの企業の成り立ちに対応しているので読みやすい。

  • タッパウェアから始まり、ネットスケープ、ホットメール、ニング、ペイパル、フェースブック他へとテンポよく話が進んでいく。読み物としても秀逸。
    それぞれの企業とくにSNSの紹介や歴史、関わっていた人物などの情報が仔細に散りばめられていてためになる。

  • 事例が多く、分析が少ない。

  • SNS系のサービス等が如何にして広まっていったのかが、多くの事例と共に掲載されている。

    バイラルを起こすための要因等を考える上で非常に参考になる書籍。

  • Webサービスを使い気に入った人間が知人に勧め、その中から数人が新たな利用者になり、さらに彼らがそれぞれ数人の利用者を生むことでサービス利用者の数が指数関数的に増えていく過程を、ウィルスの流行過程に例えてViral loopと呼ぶ。

    著者は、Webサービスの成功を支えるのはこのviral loopであると主張し、Netscape、hotmail、eBay、Paypalなど、有名Webサービスが成功に至るまでの過程を詳細に振り返る。

    ネットワーク外部性により、口コミを広め一気にサービス利用者を増やし、先行者利益を確保することが、企業の規模に寄らず、Webサービスの生き残る唯一の道であることは、個人的には既知で特に真新しくはなかった(品質が同じならば、とにかく早いほうが勝つのがこの業界)。

    ただし、PaypalやeBayなどが成功に至るまでの過程は知らなかったので、これが事細かに語られる部分は興味深かった。
    特に、下記の点:
    ①いずれの超大物サービスも、サービス開始から売却までを、2~3年で達成している(創業者の報酬は数千万ドル以上)。
    ②アイディアそのものは誰にでも思いつけるもの(技術的難易度はまちまちだが)。
    ③基本的にベンチャー組織は対外折衝とサービスのデザインを担うCEO+インフラ系の技術を担うCTOの創業者コンビと、技術者集団で構成されており、CEOも相当強い技術的バックグラウンド(最低でも米国1流大学技術系修士レベル)を持っている。少人数で一気にサービスを立ち上げ売り抜けるWeb系ベンチャーに、マネジメントしかできない人間はいらない。
    ④数億ドル規模まで成長するWebサービスはいずれも、大量の利用者が見込めるインフラ系。
    ⑤2~3年で利用者が数千人規模に達するため、システムのスケーラビリティが非常に重要になるが、あらかじめ凝ったシステムを作っても利用者が増えなかった場合ムダ金となり、利用者が先がシステム増強が先か、にわとりと卵の状態になる。これを如何に上手く乗り切るかが非常に重要(Friendsterはこれで失敗した)。
    ⑥どの創業者も、企業を大きく育ててマネジメントに専念することには向いていないのを自覚しているらしく、サービスの地位を確立したらさっさと大手企業に売る。

    総じて、昨今のシリコンバレーにおけるWebサービスの成功パターン・雰囲気・スピード感を概観するのにオススメ。

  • バイラルループとは何か?隆盛を極めているフェイスブックやユーチューブなどの企業がどのようにして広がったのか理解できた!

  • ブレイクする点があり、それについてIT関連の事例を取り書いている。
    事例は面白いが、内容は乏しい。

  • 物語的な事例紹介が多く、フォトリーディング的にはあまり向かないかもしれないと思いました。後半部分からやや精読をしましたが、内容が非常に面白かったため、半精読でもう一度読みたいと思います。

    バイラル係数:サービスを利用しているメンバーが引き入れるあらたなメンバーの数。バイラル係数が1なら規模はだんだん大きくなる。1以下ならいずれ頭打ちになる。

    バイラルを生む方法はいくつかある。
    ・サービスを利用するとお金がもらえる。
    ・人紹介するとお金がもらえる。
    ・面白いコンテンツである
    などなど
    例:メントスコーラ、不幸の手紙、ニワトリ動画

    バイラルループ企業には宿命があり、人の数が有限なため、すぐに頭打ちになってしまうこと。


    多くのバイラルループ企業と言われている会社の初期は、ユーザー獲得に必死である。ユーザーが多くなるにつれ、サーバーの負荷が高くなるが、一度サイトを止めてしまうと物凄い勢いでユーザーが離れていってしまうため、いかにサーバーを落とさないかが肝だ。
    かといって、初期に大きなサーバーを構築してもユーザーが増えるかどうか分からないため、やはりスタートはそのサービスのユーザーが増えるかどうかは気にせず、小さくやるべきであろう。

    バイラルループ企業の中にSNS業者とウィジェット開発業者(ガジェットとも言う)が存在するが利益をまともに生んでいないのが現実。
    成功はExitでひたすら規模を拡大させてどこかの大手に買収されるのがよいだろうと。


    以下メモ
    バイラルループ:ネット上でソーシャルメディアを経由して情報がウィルスのように電波していくこと。ハブとなるのは個人(キュレーター)

    バイラルループの3つの種類
    1.バイラルループ
    2.バイラルネットワーク
    3.1と2の融合

    自我は3つ
    1.おもての自分 現実世界
    2.内面の自分 一人の時
    3.デジタルな自分 ネット

    6.6人を介すと世界のありとあらゆる人々と繋がる。

  • ネット企業の遍歴を知るのに良い本。私は短距離走は苦手だと認識する瞬間。以降は本からの引用です//バイラルとはソーシャルメディアを経由して情報がウィルスのように伝播していく現象。インターネットの役割には「情報アクセス」と「つながり」。バイラルループのハブとなるのは個人。ネットワーク効果。当時は「インターネットでは誰も儲からない」。マークアンドリーセン。バイラル係数。バイラル企業が提供しているのは「コンテンツ(中身)」ではなく「組織化のためのテクノロジー」「環境」(コンテンツを)作り出しているのは利用者側なのだ。新規利用者一人あたりの価値が次第に大きくなっていく。ダブルバイラルループ。ロングテール。支流の数が永遠に増え続ける。「おもての自分」「内面の自分」「デジタルな自分」。他人とつながりたい本能。映画配給会社。新聞。受ける動画、懸命な売り込みとは対極、視聴者を楽しませる見返りに口コミの広がりを期待している点。フレンドスター、ツィッター。いちどついていけなくなったが最後、追いつくためには猛烈な拡大のスピードを上回る速さ。ビーボ。面白いネットワークを演出するには凝ったプロフィール欄をつくる熱心なユーザーの人数が臨界点を越えないといけない。100以上のSNS。

  • タイトルにある『バイラルループ』とは、情報がウイルスのように伝播していく現象をさしている。その広がりの速さは、まさに時代の流れを端的に表しているといえる。インフルエンサーのような力のある人の発言が、これまでの6次の隔たりや18次の隔たりを感じさせないくらいのスピードで埋め合わせているといっても過言ではない。ユーザーがつながればつながるほど、その関係性を示す数値は跳ね上がり、時を待たずして有益な情報は人の目の届くところのものとなる。また、ソーシャルメディアにおいては、バイラル係数の1を基準とし、それを下回れば次第に廃れていき、1を超える限りにおいてはバイラルループが機能し、拡大成長していくと考えられている。最近はウィキリークスがらみの話とあいまって、この情報流出、情報拡大はひとつの主要なテーマとなっている。その視点から問いを投げかけ意見する著書がまだ見当たらないため、この本は今まさに手に取り、読み考える一冊になるのではなかろうか。

  • 優れたインターネットサービスは、やはり技術者から生み出されるってことか。。ネット業界のアメリカンドリームが詰まった1冊であった。

  • タイトルのインパクトほどには、鮮度の高い情報は無かった感じ。成功例の羅列という印象も残った。ウェブマーケティング、バイラルマーケティングって何? という人にはお勧めかも。

  • ソーシャルメディアにおいてキャズムを超えることが大きな課題だ。それをいくつもの事例で紹介。とくにこの本は、どうやって超えるのかという視点ばかりではなく、ベンチャービジネスとして、どうして事業を立ち上げ、いつそれを売却したのかということも書かれており、おもしろい。

  •  新事業モデルの成功にはネットワーク効果が重要。特にその立ち上がり期にシステム側が対応できなければ利用者が逃げる。ネットワーク効果はwinner takes allの形をとり、また別の領域に新事業成功の可能性を求めることになる。豊富なエピソードでバイラル効果の有用性を解説した良書。とても読みやすい。

  • 口コミの勢い、怖さの本質を余すところ無く
    記している。Facebookはじめ様々なSNSの立ち上げから
    成功の秘密に迫っており、数多くのケースが紹介されている。

    ただ、取り上げる事例が多すぎてそちらに内容の大半が割かれてしまっていて、もう少しバイラル・ループを多角的に解説してほしかったというのが正直なところ。

    「口コミ・バイラルマーケティング」の入門書というよりは、
    少しかじっている人向け。

    本書の中にある、『バイラル企業が提供しているのは「コンテンツ(中身)」ではなく「組織化のためのテクノロジー」である点に注目してほしい。』

    「バイラル」の本質はこのフレーズに尽きると思う。

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