ブレイズメス1990

著者 :
  • 講談社
3.62
  • (96)
  • (319)
  • (312)
  • (33)
  • (3)
本棚登録 : 1981
感想 : 285
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062163132

作品紹介・あらすじ

ニースの国際学会にお供することになった新米外科医・世良。命じられた秘密ミッションは、伝説の天才外科医・天城に佐伯教授からのメッセージを渡すことだった。一筋縄ではいかないクワセ者の天城を相手に、カジノで一世一代の賭けをした結果、無事日本に連れ帰ることに成功。佐伯と天城の計画する、新しい心臓専門病院の設立を手伝うことになる。しかし、それこそが大学病院内での激しい戦いの始まりだった!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今回は心臓外科を中心とした話でした。
    海堂氏の作品は登場人物が現在から過去までつながっているので、とても面白く読めます。
    主人公は初登場の天才 心臓外科 天城医師。
    そこに世良先生、花房さん、高科先生、垣谷先生、猫田看護士が絡んできます。
    きっと もっと大きな医療制度もテーマになっていて、今後続いていくと思われます。
    この本の後も物語が続きそうです。
    これからも海堂氏の本は注目して読んでいきたいと思います。。

  • モンテカルロ・エトワールこと、天城先生のキャラが良い。
    謎が残ったままなのは続編が出るということなのだろうか? 早く読みたい

  • 医療は究極的に何を求めているかについて考えさせられた。

  • 「ブラックペアン1988」の二年後。チーム・バチスタシリーズのあの人やあの人が出てきたり、「螺鈿迷宮」のあの人たちが出てきたり。そういった脇役シーンも非常に楽しいです。
    今回のメインキャラである天城、またしてもとんでもないのが出てきました(笑)。しかし不思議と、彼のいうことも間違ってはいない気もします。だって理想論って綺麗だけれど、実際のところは何にもなりませんものね。医療のシビアな面も見てしまった気分。

  • ブラックペアンの続編。エンターテイメントな医療物ではありますが、ミステリではありません。

  • ブラックペアンに続く過去編
    世良先生の視点で話は進みますが 振り回される相手が 渡海/高階から天城に変わっただけで多少ダブル印象が・・・

    過去編(この年代の話)はまだ続きそうです

  • 世良先生再登場。時代はバブル経済に踊る1990年。モナコはモンテカルロからある意味バブリーな天才心臓外科医・天城が佐伯外科にやって来る。この天城、腕は超一流ながら、患者を手術するかどうかカジノで決めたり、治療費として患者の財産の半分を要求するとか、あげく衆人環視の中『公開手術』を行うとかとにかく型破り。バチスタの桐生がまだ医大生で登場するなど、相変わらずシリーズ間のリンクが楽しい。ミステリ要素が無いが、桜宮サーガファンには期待通りの作品だったと思う。天城先生のその後がものすごく気になる!

  • 孤高のメスを読み終わってからこの作品を読む。
    同じような小説だが、天才外科医の設定の違いで
    楽しく読めた。

  • バチスタシリーズを読んでいらっしゃる方はお勧め致します。
    バチスタでは少ししか語られなかった天城雪彦にスポットが当てられます。
    バチスタでもそうだと感じましたが海堂さんの書かれる登場人物は魅力的な人が多いです。キャラ立ちすげぇって感じです。
    特に、普通すぎて冴えないがそのうちなにかやってくれるのではないのか?という期待がある主人公と完全無欠でチートだろそれ、という組み合わせは読むにつれわくわくせざるをえません。
    焦点をかえると誰もが主人公になりうるような登場人物の個性にも十分楽しまされます。
    お話の内容は『大変うまくいってる』というような感想ですが、言葉の所々に散りばめられた不安要素に雲行きは怪しいのやもしれないという様々な憶測も湧き上がります。
    続編があることを今知ったので近いうちに読んでみたいと思います。

  • 「ブラックペアン1988」の続編。
    これの次、「スリジエセンター~」に。
    楽しかった。
    天城雪彦と世良雅志の間柄がいい。

全285件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

海堂尊の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×