流転の薔薇

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 23
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062163729

作品紹介・あらすじ

「銀幕の花嫁」と謳われたのは、溝の中で育った勝気な女。地主の父親と芸者の母親の婚外子で、母親と東京の外れの長屋で暮らしていた千鶴は、ある日、父親の家に引き取られた。腹違いの美しい妹・鈴子との出会い、暗い欲望をもった兄との禁断の関係を経て、ひょんなことから女優の道を歩み始めることになる。理想の花嫁像として国民的人気を博していく千鶴に回ってくるのは、いつも本人の実像とは程遠い、純情で貞淑な役柄ばかりだった-。まるで実在するかのようなスタア女優の一代記。小説現代長編新人賞受賞第一作。

感想・レビュー・書評

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  • こういうストーリーは好きですね~♪ 「銀幕の花嫁」と謳われ、理想の花嫁として国民的人気を博した千鶴。本人の実像とは程遠い、純情で貞淑な役柄を演じ続け、その時代を駆け抜けたスタア女優の一代記。こういう女の人の話って好きです。加藤元さん、すっかりハマっております!ww

  • @0218283547

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著者プロフィール

神奈川県生まれ、東京育ち。日本大学芸術学部文芸学科中退。日本推理作家協会会員。2009年、『山姫抄』(講談社)で第4回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。『泣きながら、呼んだ人』(小学館)が盛岡のさわや書店が主催する「さわベス」1位を獲得。2011年に刊行した『嫁の遺言』(講談社)が多くの書店員の熱い支持を受けベストセラーに。その他に『蛇の道行』(講談社)、『四月一日亭ものがたり』(ポプラ社)、『ひかげ旅館へいらっしゃい』(早川書房)、『ごめん。』(集英社)など。昨年刊行した『カスタード』(実業之日本社)は奇跡と癒しの物語として多くの読者を勇気づけ、本作はその続編にあたる。不器用だけど温かな人情あふれる物語には、幅広い世代にファンが多い。

「2022年 『ロータス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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