決定版 心をそだてる 松谷みよ子の日本の神話 (決定版101シリーズ)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062165242

作品紹介・あらすじ

日本の心のふるさと
国生み/ヨモツヒラサカ/天照大神/天の岩戸/スサノオ/ヤマタノオロチ/大国主/いなばの白うさぎ/スクナビコナ/ヤマトタケル/国ゆずり/サルダビコ/コノハナサクヤヒメ/高天原/ウミサチヒコヤマサチヒコ/すもうの始まり/赤神と黒神/ノミノスクネ/オトタチバナヒメ/山の神のいかり/イザナギイザナミ/ニニギ天下る/国引き/アメノヒボコ/ソミンショウライ/もちのまと/草なぎの剣

2011年4月から小学1・2年生の教科書にも日本の神話が登場!

<本書の4大特長>
●松谷みよ子の美しい文章で、昔話を読むように神話を楽しめる。
●第一線の絵本作家の美しい挿画がふんだんに入り、絵本のように読みやすい。
●この1冊で日本の神話のおもだったお話がすべて読める。
●写真・図版・コラムを豊富に掲載。時代背景やいまの暮らしとのつながりがわかる。

感想・レビュー・書評

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  • 小さい子向けに書かれた内容だけど基本的な所がしっかりと分かって面白い。
    正月の鏡餅は稲の魂のシンボルなんだそうな。
    ヤマトタケルの遍歴はなかなかドラマチック。
    とりあえずは横須賀の走水神社、三重に行った際は能煩野に行ってみたいね~。

  • 子供が0歳の時からお世話になった「いないいないばあ」の作者による古事記、日本書紀の絵本。ひらがなが多くて一見幼児向けと思いきや出てくる単語は現代語訳しておらず、注釈もついて、かなりボリュームもあるので大人でも十分楽しめた。

  • これまで断片的に知っている程度だった数々の神話が、おおまかな時の流れでまとめられていて、そういうことだったのかと理解できた。読み聞かせにも良い。

  • 木花咲耶姫のイラストが綺麗

  • 読み聞かせのバリエーションのひとつとして。
    私はわりと好きなので良く知ってるのだけど、夫があまり知らないので、面白いかな?と思って。
    でも二歳四ヶ月だと、まだ早いと思うけど。

    ヤマタノオロチと天の岩戸を読んだけど、こどもはわりと聞いてた。意外。
    絵が大きいからかなー?
    言葉の流れが良いので読みやすいと思う。
    やっぱり童話作家さんだからかなと思った。
    松谷みよ子さん好きなので良かった。

    ミニコラムが面白い。

    でも、人名のカタカナが時々読みにくい。
    でも漢字にフリガナだと、それはそれでこどもが読みにくいもんね。
    仕方ない。

  • 自分でもすいすい読書するようになってから、しばらく読み聞かせをしなくなってしまっていた6才の長男に、自分では読まなさそうな本を、読み聞かせしてみるのも悪くなかろうと思い、最初に選んだのがこの本だった。
    うちの奥さんが神話好きで、子どもの頃に読んでよかったと聞いていたのもあり、また僕自身も、大塚英志の影響で物語論を学んだことで、「神話こそ物語の原型だ」と中身も知らずに思うようになっていたから、寝る前の10分程度、試しに読んでみることにした。そしたら、子どもにはなかなか好評で、結局その後ずっと各国の神話を読んでみようということになった。これがその第一弾になったわけだ。文章は読みやすく、関係のあるお話が順番に並んでいることもあって、毎晩少しずつ読むのにはとても良かった。読んでから数か月して、ふと思い出して中身についてたずねてみると、僕自身よりもはるかによく覚えているようなので、さすがにインパクトがあるんだなあと思った。他の本についても同様に後から中身をたずねてみたことがあるが、こんなによく覚えているものは滅多にないだろう。そういえば最近も「もじぴったん」という日本語版スクラブルのようなゲームを一緒にやっていたら、彼が「すさのお」という言葉を作ったので驚かされた。

  • 「古事記」「日本書紀」という書物のタイトルは知っているものの、その中に何が書いてあったのか…改めて聞かれると、私は何も知らないことに気づかされた。日本人として生まれたのに日本の建国について知らないというのはいささか恥ずかしい思いがするが、しかし今から難しい書物を読み解くのはちょっと…
    そんな人にもぴったりな、まさに日本の神話の”決定版”だ。豊富な図版や解説もたっぷり書かれていて、絵本というよりは事典ともいえる重厚な内容で大満足!大人も楽しめてためになる一冊だ。

  • はるか昔から人々が語り継いできた日本の神話集で、「国生み(ヤマタノオロチなど)」、オオクニヌシノミコト(因幡の白ウサギのなど)と、おもだったお話がすべて読めます。漢字はすべてふりがなつきですし、美しい挿絵に加え図解も充実しているので、現代ではピンとこない名称もわかりやすく、読みやすくなっています。(推薦文:ABE)

    4年生朝 2013/06/19

  • 『古事記』『日本書紀』『風土記』、また地域に伝わる神話からもいくつか取り上げて構成されています。
    「国生み」「ヤマタノオロチ」「ウミサチヒコ ヤマサチヒコ」など有名なものはもちろん、日本の主だった神話がたくさん載っていてまさに決定版!
    ものしりコラムにミニコラムも充実。
    大人もじっくり楽しめる内容でした。

    国語で習った日本の神話が読みたいとのことでたくさん載っているこの本を借りました。(長女小2)

  • 地元の走水神社に祀られているオトタチバナヒメの話を読みたくて図書館で借り、読了。神々が とても人間的であり、神話の多くが昔話のベースになっていることなど興味深く読めた。

  • 本好きのお友達から紹介してもらいました。
    「古事記」と聞くと「日本史?」みたいな反応ですが、
    一つ一つのお話は、ユニークで興味深いものが多いです。
    童話でもなく、寓話でもない「神話」を読んでみるのも
    楽しいですね。
    低学年から楽しめると思います。

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著者プロフィール

1926年、東京生まれ。1944年頃より童話を書きはじめ、1956年、信州へ民話の探訪に入り、『龍の子太郎』(講談社)に結実、国際アンデルセン賞優良賞を受ける。以来、民話に魅せられ創作と共に生涯の仕事となる。日本民話の会の設立にかかわり、松谷みよ子民話研究室を主宰。著書に『女川・雄勝の民話』(国土社)『日本の昔話』『日本の伝説』『昔話一二ヶ月』『民話の世界』(共に講談社)『現代民俗考』8巻(立風書房)など。

「1993年 『狐をめぐる世間話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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