とかくこの世はダメとムダ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 46
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062165457

作品紹介・あらすじ

時代は移っても変わらぬことだらけ。単行本未収録の「辛口コラム」が甦る!こんな時代に誰がした。世間を一喝するコラムを厳選した正真正銘の新刊。

感想・レビュー・書評

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  • この小気味良さはなんでせう。

    汚職は国を滅ぼさないが、
    正義は国を滅ぼす。

    ほんに、うまいことをおっしゃる。

  •  山本夏彦氏の「新刊」。 とはいえ、2002年に物故しているから、つまりは、これまでの著作に収められていなかったコラムを纏めた作品。 著者が主催していた「室内」の前進である「木工界」を始めとして、昭和30年代から40年代の作品を収める。  全然古びていない。 昭和51年の産経新聞に寄せたコラム「外交官と新聞と」で、尖閣列島のことに触れてあることなど、ご愛敬か。 これほど酷い日本を、著者が(人は、夏彦翁などと呼ぶが、大嫌い)見ていたらなんというだろう。 

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著者プロフィール

山本夏彦
大正4年東京生まれ。コラムニスト、作家。「室内」編集・発行人。昭和22年『中央公論』に発表した「年を経た鰐の話」が坂口安吾らの目にとまり、注目を浴びる。その後、出版社勤務を経て昭和33年、月刊インテリア専門誌『木工界』(36年に『室内』と改題)を創刊し、以来編集に携わった。『週刊新潮』『文藝春秋』などにコラムを連載、一貫して、世相をするどく諷刺する辛口コラムを得意とした。昭和59年第32回菊池寛章を受章。
著書に『日常茶飯事』『編集兼発行人』『死ぬの大好き』『完本文語文』『「室内」40年』『私の岩波物語』などがある。平成14年に10月に死去した。

「2022年 『無想庵物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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