- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062165778
感想・レビュー・書評
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図書館でふらっとしていて児童書の棚で見つけた物語。
2冊完結なので、子どもたちでも読みやすい分量だと思います。
魔法使いが特権階級をもつ国。
”魔法使いの芽”を持つ見習い魔法使いのトトが見習い認証式典に参加するところから物語は始まります。
しかしトトは養成学校時代から落ちこぼれでした。
魔法を使おうとすると恐れが生じて、魔法の力を上手に制御できず、失敗ばかりしていたからです。
それは裏を返せば、魔法の力が溢れているからであろう、と大人のわたしであれば想像に易い。いつトトの魔法は花開くのかしら、とドキドキしながら読み進めました。
大魔法使いのヨーゼフが、トトのおじいちゃん。
魔法使いの素養はどうやら遺伝ではないらしいけど、
それは単純に、不遇の時代をすごしたトトにとって嬉しい出来事だったことでしょう。
王宮では、大魔法使いの座を退いたヨーゼフを悪し様に言い「裏切り者」と言うひとも多いけど、トトと過ごすおじいちゃんとしてのヨーゼフには、悪人の気配は微塵もない。
魔法使いの選民意識に潜む王国の陰謀、それを断ち切るためヨーゼフはひとり戦ってきたのでした。
それは、そのままトトの戦いとなりドキドキをはらんだまま2巻へ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
感想は2巻にて。
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2010年10月8日第一刷
立石彰
京都大学大学院工学研究科修士課程修了。神奈川県在住。
二木真紀子
愛知教育大学美術課程卒業。
見習い魔術師の少年が国と魔術師と自身の謎に挑むお話だろうか。とりあえず、これから、です。 -
魔術師見習いのトトは、自分には魔術師なんて向いていないと思っていた。失敗ばかりの毎日だったが、伝説の魔術師であるじいちゃんのヨーゼフと共に力仕事をこなすうち、少しずつ魔術師としての役目を考えるようになって…。そんなとき、突然樹海の魔女が襲ってきた!