ジョン・マン 波濤編

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著者 : 山本一力
  • 講談社 (2011年1月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062167697

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ジョン・マン 波濤編の感想・レビュー・書評

  • 中浜万次郎を描いた歴史小説。
    面白かった。
    3部作の第1弾ということで、話の進みは遅かった。
    しかし、決して退屈ではない。
    人物の魅力がじっくり描かれている。
    日本とアメリカの、船の構造や、生業についても描かれ、感情移入は充分。
    早く続きを読みたくなるラスト。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-e999.html

  • H29.04.12 読了
     昔の人は偉かった。とは言いますが、
     10歳やそこらで家を出て住込みで仕事なんて、
     ほんと想像も出来ないものすごい世界です。
     自分が情けなくなるなぁ・・・

    H29.04.08 図書館で借りて読書開始

  • 漁師の少年が漂流したことから波乱万丈の人生が幕開ける。
    幕末、日米の橋渡しとなっったジョン万次郎の青春。
    (商学科 松原先生)

  • マンジロウが漁にでて遭難するまで、ハウランド号がジャパングランドにきて救助するまで。

  • 平易な文体で一気読み。改行も多い、大変わかりやすく親しみやすい内容。中学生でも読めるかも。いや、そのくらい若い人たちが読むといろいろ感ずることがあるだろう。青年よ大志を抱け~

    ジョン万次郎を知ったのは中学校の英語の教科書で。1970年半ばの開隆堂のテキストであった。いろいろな疑問があったのも確か。英語を話せない人がどうやって意思疎通したのだろうか。なんでアメリカの船が日本のこんな近くまで来てたの?とか、まんま中学生の疑問を持ったまま大人になってしまって、今ようやっと疑問がいろいろと氷解していき、さらにいろいろなことを小説は教えてくれる。だが、また別な分からないことがいろいろと増えてくる。困ったもんだ。

    登場人物たちがみなヒューマニティあふれる魅力的な人ばかり。日本人五人はお互いを貴び、年長者は若輩を慮る。船乗りたちもそれぞれの歴史があり、救助された異国人に厳しい態度をとる鍛冶屋3人、彼らのその理由もちゃんと理路整然と説かれている。船の上層部の人間たちも争いを避け思慮深く乗組員たちを見ている。

    物語中の食べ物の描写は秀一。たぶん、船乗りたちにとっても食事は一日のとても楽しみな時間であったのは言うまでもない。日本の寒村の漁師たちにとって、米国人のカロリーたっぷりの食事はまさに驚きだったろうな。ベーコンエッグがたまらなくおいしそうで、思わず朝食に食べてしまった。もちろんカリカリベーコンのタマゴ両面焼き。白く膜がおおっている目玉焼きである。

  • 2010.12.31 発行 万次郎が遭難し、ホイットニーフィールド船長に救われるまでの話 「どんこ、大事にするき」万次郎が口にしたのも、これだけだった 志をと万次郎の別れのシーンにジンと来た 志をが口にした別れが別れの言葉は短かった。言いたいことは山ほどあったろう。が、喉が詰まり、言葉がでなかった

  • アメリカの捕鯨の仕方があまりにひどいのにびっくりした。
    乱獲のし放題の末に大西洋の鯨を取り尽くし、挙句の果てに太平洋へと乗り出してきた。しかも南米の南を回航してだ。それも鯨油のためだけだ。肉などはその場で捨てていた。

    今回は鳥島に漂流された万次郎たちがジョン・ハウランド号に救い出されるまで。続きが楽しみ。

  • 続編は未購入ですが土佐弁が好きで買ってしまいました。
    一所懸命頑張る万次郎がかわいいです。

  • 10年くらい前に、研究書ではなく小説としてジョン万次郎の本を読みたいと思ったのだが、なかなか良い本が無く諦めていた。幕末の小説を読むと、必ずと言っていいほど登場するジョン万次郎。でも、ジョン万次郎の遍歴を辿れる小説がなく、どれも中途半端で物足りなかった。

    それが先週、図書館の新書コーナーにこのジョン・マンの望郷編が紹介されているのを発見!! それも山本一力。なら大丈夫だと、嬉しくて早速借りてみた。

    借りて正解。これ以上はない!!と言う細かさでジョン万次郎の生い立ちから丁寧に小説にしてくれている。しかも淡々と事実だけが順序良くならんでいる史書が読みたい訳ではないから、小説らしく、ちゃんと読み物としての体裁がとられていて大変読みやすい。

    この波濤編は、遭難した万次郎達を救助する捕鯨船ジョン・ハウランド号の船長ホイットフィールドの出航するための資金繰りから始まり、かたや12歳の万次郎の土佐、中の浜での生活から始まるというアメリカ西部と日本土佐の2局面が同時に進んで行く構成。

    このホイットフィールドと万次郎の別々の時間進行で進められるので、それぞれの生い立ち、背景、性格や気性などがすんなりと頭に入る。

    波濤編は難破した万次郎他4人が無人島鳥島に漂流し5ヶ月以上経った時に、ジョン・ハウランド号に救出されるまで。なんとも歩みが遅いが、丁寧に書かれているのだからしょうがない。

  • 2013.4 先に大洋編を読んでしまい、後おいでした。まだ前段ですね。

  • 山本一力によるジョン・万次郎の物語。
    まだまだ続きます。
    別途並行して坂本龍馬の物語も書かれていて、高知出身の著者がいよいよ高知の英雄達を書き出したのかと期待大です!
    私はジョン・万次郎の名前は知っていてもその生涯、特に日本に帰国してからを知らないので、興味津々。
    物語の万次郎はまたまだ少年で、その素直さが可愛らしい。
    きっとこの素直さが彼を大きく成長させるんだろうな。
    私の今の万次郎のイメージは、NHK大河ドラマ「龍馬伝」のトータス・松本(笑)!
    早く青年編が読みたいな。
    それにしても、一力さんの描くアメリカ人の水夫は江戸の深川っ子みたいなんだなぁ(笑)。

  • ジョン万次郎の話。
    丁寧に書かれているけど、何か物足りない・・・。

  • 漁船のしくみ(単語)に疎くてちょっと読みづらい部分があったのだけれど
    海の男のさりげない優しさに守られて万次郎がかしきとして頭角を表し、
    重宝されていく姿が面白かった。

    でも、波濤編でここまで(嵐で遭難)、ということは次巻の大洋編はアメリカを目指す洋行で終わり?
    すると大陸に渡った後、とどんどん発行されるんだ!
    勝手に2巻で完結だと思っていた。

    文字が少ないので、巻数がどんどん増えても気楽に読み進められそう。

  • 幕末の日本で日米和親条約の締結に尽力したジョン・マンこと仲濱万次郎の生い立ちから漁船の嵐による遭難、漂流、鳥島への漂着、アメリカの捕鯨船による救助までの物語。高知の生まれの作者が描く土佐の偉人伝。

  • まるで知識のないジョン万次郎の物語。
    これからどうなるのか楽しみ!
    それにしてもこの時代に漂流といえばやっぱり鳥島!
    吉村昭の漂流をもう一度読み返したくなった。

  • 同郷の著者によるジョン万次郎の伝記。波濤編では鳥島に漂着した万次郎がアメリカの捕鯨船と出会うまでが描かれます。読みやすくてとにかく面白い。

  • ちぇ,こっちが一冊目だったか!~ニューベッドフォードの捕鯨船・ジョン・ハウランド号は大西洋で鯨が激減したことを受け,太平洋に出漁することを決めた。土佐国・中の浜・12歳の少年・万次郎は遠目が利くことで周囲から妬まれ,大喧嘩をして,宇佐浦へと逃げ出す商人船で筆之丞と知り合い,網元・徳右衛門に厄介になることになった。いないはずの海上に鳥山が立つのを見つけて,鰹漁を成功させ,仲間に認められた万次郎は,かしき役として新造舟・徳右衛門丸の初漁に参加したが,延縄に慣れていないせいで初日の水揚げはなく,室戸岬沖で最終日に豊漁に恵まれたが暴風雨に見舞われ,漂着したのは絶海の孤島。百数十日後に通り掛かった大型の船からは小舟が漕ぎ出された~中編が「大洋編」であったが,なに「大洋編」が頭でも不思議ではない。米国船の話は,それなりに格好をつけた表現を用いれば良いのに,依然とした一力節。それでもサクサクと読めてしまうのは流石ではある。新聞小説かと思ったら書き下ろしであったので吃驚

  • ジョン万次郎。名前は知っているがまったく知識がない...さて、これからどうなるのか?今のところ、万次郎の瞳は真鍮色。遠目が利くのが彼の得意技。その事で人生が狂ってしまうのだが... まだまだ、波動編。次巻が楽しみです。

  • 井伏鱒二さんの「ジョン万次郎漂流記」が読みたい!と思っていたところ、見つけてしまいました、「ジョン・マン」。私は大河ドラマ「篤姫」でその存在を知りました。何故に知名度が低いのか、知れば知るほど魅力的、龍馬ばっかりクローズアップされすぎな感が否めない。
    アメリカと日本を舞台に物語が進みます。あとちょっとで万次郎がホイットフィールド船長と出会える!というところで終わってしまいました。1800年代、江戸後期の日本とアメリカの暮らしぶりが興味深い。19世紀のアメリカの衣食住にはワクワクしてしまうんです。日本とアメリカの捕鯨のありかたの対比もおもしろかったな。
    ★3.5だけど続編が楽しみなので★4

  • この先がとても気になる。
    非常に読み易く、米国、日本両サイドから書かれている設定も面白い。
    クジラに関しては、日本の「血の一滴も」大事に扱う方が、「油を取ったら海に捨てる」よりもはるかに命をいただくという意味で有難い。乱獲は、石炭や石油が見つかる前の燃料としてだったのか。。。と学ぶ。

  • あのジョン・万次郎の話?続きはいつ出るのかな。

  • 軽く楽しく読める。続きが楽しみ。

  • シリーズになるんだね、きっと。鯨油が使われた時代。アメリカはめっちゃ鯨を乱獲してたってことだ。

  • 米国のホイット・フィールド船長と万次郎、二つの視点で物語が進む。この巻ではもう少しで二人が出会うところまで、早く次巻が読みたい。

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