スピンク日記

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著者 : 町田康
  • 講談社 (2011年2月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062168038

スピンク日記の感想・レビュー・書評

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  • 「スピンクの壺」を先に読んでしまったので、
    キューティーにこんなに悲しい過去があったなんて知らず、ショックを受けた。
    アホなポチ(人間)だけど、この家に来れてよかったねとなでなでしてあげたい。
    シードがまだ出てこないので、彼が家に来るいきさつも楽しみです。
    全てにおいて面倒臭いポチと、聡明な美微さんのやり取りもおもしろい。

  • 町田康は好きだけど犬派だから猫エッセイはなあ(&明治の文豪じゃあるまいし)…と思っていた私に朗報!
    町田家の犬、スピンク「による」、「主人・ポチと美微さん」ときょうだい「キューティー・セバスチャン」の観察および日々の考察「エッセイ」。
    ところどころ挿入される写真がいい、また。

    犬顔だ、前世は犬だとスピンクに言われる町田氏、その(本読んで伝わってくる部分に)まあねえ、と思ってるとp.23の写真! ほんとに犬顔、そうだった、そうだった! ちょっとテンションがあがる。
    それに、犬が町田語で話してるのも、逆で、ふだんから町田氏が犬だったからのような気がしてくる、「うひゃひゃ」!

    p.42「そこで私は、そんな空気をなんとか明るいものにしようと、主人・ポチが買ってくれた、くわえると音の鳴る玩具をくわえてパフパフ鳴らしつつ、頭をたっかくあげ、あえて前脚をパタコン、パタコンさせながら、楽しげに廊下をいきつ戻りつするなどしてみたのですが、美微さんも主人・ポチもそのときは笑ってくれるものの、すぐにまた話し合いになり、私は悲しくなって、くわえていた玩具をぱったと落とし、玄関に伏せの姿勢で突っ伏す、といった日々が続いたのでした。」…よく見てるなあ、よくわかってるなあ!!愛ですね。

    p.68、犬の名前候補「強田強蔵」・・・自分じゃん。
    p.72、キューティーの後ろ足がかつてのひどい生活で曲がってしまってる、という描写のあとにこの写真! それまで「可哀想」というのがあったけど、これは、この写真は! 宇宙から侵略にやってきたなんか的な立ち方。…その後、町田家で健康になったってわかるから言えるけど。
    p.81、町田氏いい笑顔! スピンクのどや顔よ!
    p.113「犯人だー」、くだらないが楽しそうな遊び! 愛ですね。

    p.139、「私は、雨の日でも表に出て活動・活躍したい。しかし、水に濡れるのは(特に足の裏は)嫌。という矛盾を自らの内部に抱え込むことになります。/それを凝視して、その矛盾した感情や行動を精密に描きだせば、ポチが書いているらしい、小説、というものになるのかも知れません。」

    p.195、スピンクの耳! 跳ね上がってミッキーマウスのよう。かわいい。
    最後の、写真館で撮ったようなひとりと2匹(頭、のサイズかな)の写真、なんとはなしにおかしいのは、町田氏ももはや犬だから、対等な、親しいかんじがするからか。

  • 何しろ表紙のスピンクが好き。プードル全く興味無かったけどかっこいいな、スタプー!♪(´ε` ) 町田康文章が苦手なのに、犬視点で語られると多少「?」と思ってもなんとか読める。弟・キューティーと主人・ポチを同列で哀れんで、さらにポチを舐めきって、うひゃうひゃ大はしゃぎな毎日を「幸せです」と語るスピンク。犬の幸せ、見習わないとなU^ェ^U

  • 縁あって町田家に引き取られることになった牡のスタンダードプードル、スピンクの視点で描かれるエッセイ。
    犬と猫の性格の違いなのか、猫エッセイのあとで読むとスピンクの素直さが際立つ気がする。
    スピンクがやって来る経緯については猫のよびごえでも少し触れられている。
    時をおいて、スピンクと同時に生まれた兄弟であるキューティー・セバスチャンも町田家へやってくることになったが、それまで過酷な環境におかれていたキューティー・セバスチャンは肉体と精神にダメージを受けていた。
    町田家で暮らすうちに徐々に元気になってきていてよかった。

  • 町田氏の愛犬、スピンク目線で綴られるエッセイ。
    「この男はつくづくホラホラした男だ」といった独特な言語センスや、ギャグ漫画の様なシュールなやりとりが面白く一気に読んでしまいました。
    ビビッドピンクな装丁も可愛い。

  • スタンダードプードルのスピンクちゃん目線の可愛らしい本。
    語り目線が犬だからなのか、スピンクちゃんの性格なのか本題に入るまで前置きが少し退屈なこともあります。
    でもやっぱり可愛い本。

  • 今日のWOWOWの無料放送で、ロッキンジャパンフェスやってて、おばはんは最近の若い子の音楽にはついて行けないな~と思って見ていたら、町田康さんが新しいバンドで出てきて、やっぱりめちゃくちゃかっこよくて、町田さんの本が今すぐ読みたくなって、四年前に母から借りたけど読んでいなかったこのエッセーを本棚から引っ張り出してきて、あっという間に読了。大笑いしました。そして、愛を感じました。

  • 犬の毛を染めることには馴染めない。
    町田家のインテリアが不思議な不協和音を奏でていた。
    勝手なこと言って申し訳ない...。
    スピンクさん、キュティー・セバスチャンさん、可愛いです。
    こんどは猫本、読もう。

  • いゃ〜、笑った(笑)
    スピンク可愛いすぎ(笑)。

    町田康の独特な言いまわしと
    スピンクの愛らしい日常。
    主人をちょっと下にみている
    感じが可愛いらしい(笑)。

    一緒にガウガウしたり、
    ソファー掘りしたり、犯人だー
    をして遊びたい。

  • 猫派の著者のイメージがあったからか、このド派手な表紙とプードルに衝撃を受け、少し時間が経ってから買ってみた。

    犬目線で書かれるエッセイは初めて読んだ。
    著者の得意な言葉の使い方や間の取り方は、犬が話していても面白い。
    そして、猫の〜シリーズ同様、犬と戯れる著者の様子が伝わってくる写真が満載だ。

    猫に続いて、犬も飼ってみたくなるような、楽しそうな生活を垣間見せてくれた。

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スピンク日記の作品紹介

歌謡曲を熱唱し、犬を追って走り、ときに文学の鬼となる。犬の目から見た作家の"実像"-「日常」こそが文学だ。連載時より話題の傑作エッセイ、ついに刊行。

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