愛蔵版 大どろぼうブラブラ氏

  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062168793

感想・レビュー・書評

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  • 角野栄子さんと、原ゆたかさんだから、すっごいおもしろかった!!!!!

  • 代々続く大どろぼうブラブラが活躍する話。
    ご先祖様のどろぼうの話やライバルのニラミ刑事、ブラブラのにせものもたくさんでてきて、どろぼうの話なのに、ほんわか×ほのぼのします。
    どろぼうのスケールも大きいのか小さいのかよくわからない感じですが、とにかく、ブラブラはすっごいどろぼうなんですね。

  • 大どろぼうブラブラ氏は、代々続く大泥棒の家の39代目です。
    ゆいしょ正しき大どろぼうなので、盗むものも普通のものではありません。

    ブラブラ氏は、電気卵ゆで機がこわれたので、新しいものを手に入れようと
    製造国である日本にやって来ました。
    なんと”エアフォース・ワン”を盗んで乗って来たらしいのです。

    さぁ、日本の警察もだまってはいません。
    秋葉の原警察のニラミ刑事は、自分に出番が来たと、
    ブラブラ氏を捕まえる気満々です。
    果たしてブラブラ氏は、ニラミ刑事の手にかかって捕まってしまうのでしょうか。

    原ゆたか氏の絵がとっても楽しいです。

  • 角野栄子の新しい本(といっても、これは版違いで愛蔵版、初版は30年前らしい)が図書館にあったので借りて読んでみる。絵を描いてる原ゆたかって、ゾロリの人か?

    大どろぼうブラブラ氏は、代々つづく大どろぼうの一家の39代目。父ちゃんはキエキエ氏、じいちゃんはトレトレ氏、ずっとさかのぼって初代はポイポイ氏というのだそうだ。ブラブラ氏のママーは出てくるのだが、ご先祖様は父系でたどられている。

    ブラブラ氏は、とあるものを求めて日本にやってくる。世界的な有名人、というより国際的に手配されてるブラブラ氏がやってきたというので、有名になりたいらしい幾人もがブラブラ氏に化けて、自分こそはブラブラ氏だ、本物だ、逮捕してくれと警察にやってくるところがおかしい。しかもその証拠だといって出してみせる盗品が「ツタンカーメン王の親知らず」とか「ナポレオンのおこづかい帳」、最近のものでは「旧ソ連の人工衛星のコンセント」なんてのもあって、笑ってしまう。

    あまりに大らかなホラ話にみちていて、角野栄子自身の「あとがき」に「私の家は代々ホラ話をするので有名でした」などと書かれると、それもホラか?と思ってしまう。

    大どろぼうというと、小学生の頃に読んだ「ホッツェンプロッツ」シリーズを思い出す(でもどんなんやったかほとんど忘却の彼方)。こんど図書館で借りて読んでみたいような。

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著者プロフィール

1935(昭和10)年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社に勤務する。25歳の時からブラジルに2年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。著書に『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、『魔女の宅急便』『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など数多くの絵本・児童文学作品がある。産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文学賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など受賞作品多数。

「2017年 『いろはにほほほ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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