世の中への扉 ピアノはともだち 奇跡のピアニスト 辻井伸行の秘密

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  • ¥ 1,296
  • 講談社 (2011年04月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062169011

世の中への扉 ピアノはともだち 奇跡のピアニスト 辻井伸行の秘密の感想・レビュー・書評

  • お母様の著作を読んだことがあるので、著者の立ち位置に違和感があったけれど第三者の視点が入って逆に良かった。

  • 始めて辻井さんのピアノを聞いたのはラジオのニュースでした。
    どうしてこんなに素晴らしい演奏ができるのかと、とても驚きました。
    この本を読んで、その理由が少しわかったような気がします。
    たぐいまれなる才能と、普通の人にはちょっと出来そうもない練習量。
    とにかく凄いの一言です。

  •  一度この人のピアノを聴いてみたいと思った。母親と伸行さんが、障害を理由にした生き方をするのでなく、何事も前向きにとらえて挑戦し、努力する姿が子どもたちによいメッセージになると思った。
     このお母さんは、最初はずいぶん子どもにべったりのような気もしたが、今となってはそれが必要なサポートの仕方だったのだとわかる。お母さんに視点を当てた本も出してほしい。

  • 全盲の若きピアニストの成長物語。数々のコンクールやコンサートにチャレンジする。目標は、自分の技術や凄さの披露ではなく、如何に観客に喜んでもらうかに一貫していることに健常者ピアニストとは異なる感覚を持っていることが強みになっている。とても応援したくなるアーティストである.

  • ピアノの楽しさや人とのつながりがわかりそう。

    PN:いちご(保育2年)
    <081043/762.1/Ko>

  •  一読して分かることは、「良く取材されている」ということ。例えば、生後1か月の頃の母親の日記が紹介されている。p.40「私や主人の顔を一生見ないで終わるのかと思うと、泣いても泣ききれない。」母親らしい素直な告白が、その後の彼の活躍を知っているとは言え、読む人の心を打つ。

     また、ショパンコンクールで、恩師が親しいジャーナリストに送ったメールも紹介されていた。二次予選の直前で、思ったような指導ができない葛藤が綴られている。改めてそのときの演奏を聴いてみたいものだが、ほんの数日で奇跡を起こし、「すばらしいステージ」に変えてしまった精神力に驚かされる。

     しかし、コンクールの結果は非情で、12名のファイナリストに残ることができない。p.165「インターネットでは伸行君の人気が一番じゃないか」とあるが、専門家の審査と大衆の嗜好がイコールではないのは、ある意味やむを得ないことなのかも知れない。

     次なる挑戦が始まる。先日のオリンピックでも、なでしこジャパンの「狙い通りの2位通過」が話題になったが、次なるコンクールに向けて、例えば、上海会場があるにもかかわらず、わざわざ遠くテキサスまで出かけて予備予選を受けるなど、よりピアニストとしての長所がアピールできる作戦が練られる。そして優勝。

     読み終わって感じるのは、いわゆる努力、成功の物語ではないということ。もちろん、努力や成功も書かれているのだが、もっとさわやかな、若者の挑戦を読者が一緒に体験できるような、そんな一冊である。対象となる読者層として「小学上級から」とあるが、大人にも、いや大人にこそぜひ読んで欲しい。

  • こりゃあ、天才以外の何者でもないね。一度は聴いてみたい。

  • 盲目のピアニスト辻井伸行さんの軌跡を追ったもの。子どもの頃から現在まで天才と言われた彼がどのように歩んできたか。既に大人の私には、いいところばかり書かれていてもっと違う面を見たかった。という我が儘な物足りなさがありますが、小学生くらいには、「あきらめないこと」の大きさを知り、いいかもしれません。
    24年度青少年読書感想文コンクール高学年の部課題図書

  • 「辻井伸行は天才ではない。大好きなことに挑み続ける表現者だ。」

    TVなどで話題になっている、視覚障害をもつピアニスト辻井伸行。
    彼がピアノと出会い、ふれ合うなかで、人と出会い、繋がり、輝く姿が綴られている。

    「話題の人」というと響きはいいが、その話題になるだけでなく
    彼には資質がある。天才ではなく、楽しんで挑み続ける資質が。

    目の前には常に具体的な夢をもち、
    そこへ向けて、できることを楽しんでやり続ける。
    失敗だってあった。だけど挫けていない。
    ピアノを通して出会った人々の思いを、彼はエネルギーにしている。
    美談ではない彼の性格がうかがえる、元気の出る一冊。

    音楽ってすばらしい。
    表現するって楽しい。
    挑むことって面白いんだ。
    …子どもも大人も、そんなことを改めて感じて欲しい。

    付記
    平成24年度 小学校読書感想文課題図書(高学年)

  • 今年度読書感想文の課題図書に選ばれています。

    冒頭からもうあやしくてやっぱり何度も泣いてしまった。
    辻井君の魅力がすごい。
    辻井くんは(くんづけで呼んでしまう・・・)
    2009年ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝しました。
    それまで彼の存在さえも知らなかったのですが、
    テレビで彼のドキュメンタリー番組を観てとてもひきつけられました。

    児童向きに書かれた本が辻井くんのことをどんな風に伝えているのか気になり読んでみることにしました。
    著者の幸山さんは何年か前からずっと辻井くんについていて、そのせいか幸山さん自身が辻井くんの魅力にひきつけられて
    彼のすばらしさを伝えんとこの本を書いていると感じました。

    辻井くんの演奏が、キャラクターが聴衆を夢中にさせる理由がわかる一冊だと思います。
    演奏している写真もすごくきれいでキラキラしたものが降ってくるように思いました。
    いつか演奏会に行ってみたいです。

    ただ課題図書に選ばれてしまったので、子どもたちが純粋に興味をもって読んでくれないような気がして残念です。

  • 平成24年読書感想文課題図書(高学年)。
    全盲のピアニスト辻井伸行くんのおはなし。ハワイのショッピングセンターに置いていたピアノを弾く場面を読みました。それまで自分と家族にしかピアノを聴かせることがなかった伸行くんが、はじめて家族以外の人にピアノを聴いてもらって賞賛の声をもらう場面。ピアノで人とつながることができるってことを知った経験です。
    語りきかせをしながらも感動して目が潤みます。

  • ★★★★☆
    ピアニスト辻井さんの生まれてからの軌跡を。
    ピアノを半身として生きてこられ、ピアノと人生を愛しておられるんだなあというのがしみじみと伝わってくる。
    人に褒められるためでなく、喜んでもらうためのピアノってよいですね。
    (まっきー)

  • 全盲のピアニスト、辻井信行さんの軌跡。

    生まれた時から視力はなかったけれど、聴力は並外れて優れていた辻井さん。0歳児の時に有名ピアニスト、ブーニンの演奏するショパンを聞き分け、1歳2ヶ月の時には調律師の音に反応して ピアノの音と同じ音程の声を出すなどをしていた。1歳半にはピアノの先生に来てもらって先生の膝の上で本物のピアノの演奏にふれはじめ、2歳3ヶ月にはジングルベルの伴奏をするようになった・・・

    これらはもちろん、母親のいつ子さんが、全盲の信行さんに聴覚の鋭さに気がつき、ピアノの才能を伸ばしてやることに献身的に尽くしたからこそでもある。
    ・・・


    純粋な音楽に対する情熱、かと思えば、逆境に強い負けん気、
    ピアノを通じて出会う人々との感動と奇跡がここにあります。



    2012 読書感想文課題図書

  • ノンフィクションはあんまり興味がないのでこれは読まなくていいかな〜と思ったけど読んでよかった(>_<)
    感動した(>_<)

    演奏ききたいのであとできこう

    泣けた〜

  • 辻井君は生まれたときから目が見えませんでしたが、そのかわりに聴力は
    人の何倍も優れたものを持っていました。
    お母様は彼にピアノを与え、その才能を開花させていったのです。

    あのすばらしい演奏の裏には、こんなにも努力をしていたのかと
    あらためて辻井君に感嘆しました。
    ちょうどTVでドキュメンタリーの放送があり、実際の演奏を聴くこともできました。
    本当に「奇跡のピアニスト」!!です。

  • それはハンデではない。
    それはきっと、長所。

    自分を表現できる手段があるって、素晴らしいですね。
    自分なりの表現で、人とコミュニケーションが取れるって、羨ましいです。

  • 一つのことに集中するために、自ら障害を持って生まれてくる。特にピアノ演奏者が多いと思う。心の目は真実を見るからでしょうか?

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紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす

武田 砂鉄

社会を硬直させる決まりきったフレーズを解きほぐす

「全米が泣いた」「新進気鋭の~」「渾身の~」「誤解を恐れずに言えば」など、紋切型の言葉が社会をどう硬直させているのかを著者でライターの武田砂鉄さんが書いた「渾身の」一冊です。
この本を読んで、いかに自分が紋切型の言葉を使っているのかとハッとさせられ、帯にある重松清さんの言葉を引用すると「読むとヒリヒリ痛くて、クセになる」は同意できます。
本の中では、いろいろな紋切型の言葉に対しての批評、散文が展開されおり、淡々とした調子でその言葉を分析し、なぜその言葉が社会を硬直させていってるのかが解きほぐされていきます。
言葉を書くときに改めて考えなければと、キッカケになる一冊です。

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