- Amazon.co.jp ・本 (98ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062169103
作品紹介・あらすじ
人生はハードルの連続です。でも、どんなつらい状況でも「イヤだ!」と思ってしまったらやっぱりそこで負けてしまうのです。自分を救うも追い込むも自分次第。「なら、どう考える?」と自分にいつも問いかけてきました。スポーツ推薦ではない入学、アルバイトをして授業にも出たことなどは、アスリートとしては遠回りかも。でもそんな道のりこそが人生の財産に…。夢を持つこと、夢を目指すプロセスを積み上げることで強くなれる!
感想・レビュー・書評
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オリンピックを見て、強い人だなあ、と思っていた。美しくて、強い。
その強さは、やはり自信に裏打ちされているのだなあ、と本書を読んで感じた。
もちろん、アスリートとして挫折もある。周囲の期待通りの結果でなくて、バッシングを受けたことも記憶している。
けれど、彼女は自分の人生や将来全体を俯瞰して、ベストと思う選択を都度都度でしているように見える。そして、選んだからには渾身の力を注ぐ。だからこそ、悔いも卑屈さも無く、堂々と前を向いていられるのだろう。
そういう部分も含めての強さ、美しさがにじんでいる人だと思った。同世代だけど、本当にかっこいい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
荒川さんのファンなので読んでみた。
頭の良いかしこい人なんだなと思った。
スケートが得意でもそれに縛られていないというか。
金メダルを取ったときの自分の方がよかったと思わないような生き方と会ったけど、底の部分をも少し聞いてみたかった。
15歳向けなのでスラスラ読めてしまうが、やはりもう少し踏み込んだ内容の本を書いてほしい。 -
自分に限界を定めないことが大切である。
要点は2つ。
1つめは、あきらめずに続けていれば、進化できる。明らかな進歩でなかったとしても、なんらかの小さな前進があるもの。やってみる前から、可能性に見切りをつけてはいけない。
2つめは、「質」を求めること。「できる」か「できない」かで物事を判断し、一度「できる」と思ったらそこで満足してしまうのではなく、スケートに対して「質」を求めるようになったことで、変わる。「自分らしさ」を表現できるまでに高めていくことを考え始めると、ゴールという限界がなくなり、より上を目指す楽しみがまたよみがえってくる。
すべてに、通じることですね。 -
プロフィギュアスケーターとして活躍中の荒川静香さんの自伝。
フィギュアの才能に恵まれていたけれども、
本人は普通の女の子でいたかったから、心の葛藤が随分あったようです。
そう考えることは、普通に納得できます。
そういう時期があったから、今の彼女があるのでしょう。
その道を極めたいという欲が出てきたのは、大学を卒業してからだそうです。
思い続け努力することで、やがて自分が納得できるステージに
近づくことができる、
それは何歳になっても可能ですよね。