カエルの歌姫

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著者 : 如月かずさ
  • 講談社 (2011年6月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062170123

カエルの歌姫の感想・レビュー・書評

  •  校内放送の企画、“スクールアイドル誕生プロジェクト”。“雨宮かえる”は、たちまち大人気に。しかし、その正体は男の子。成長とともに、自分の性別や容姿に何となく違和感を感じていた圭吾は、女の声も出せる“両声類”の声の出し方を練習していた。氷姫と称される無表情な水瀬さんが、校内放送でかえるの歌声を聞くと、わずかに表情を変えることに気付き…。
     “かえる”にかけて書いてある終わり方がいいなと思った。

  • さすがにここまで対象年齢が低いと感情移入は難しいところがある。
    でもまあ、たぶん中学生にはよい小説。流之介がいい奴すぎるところも、ルパンファンとしては次元を髣髴とさせ、好感が持てる。

  • 雨宮かえるはピコさんをイメージしました。
    動画投稿サイトはニコ動かしら。
    「ラビットヒーロー」に続いて如月さんの作品を読むのは2作目だけど、気弱な主人公を書くのがお上手。目立たない子がキラキラした友達に得意分野で頼られる、という展開は同じでしたがどちらも楽しめました。
    ただ、流之介くんは輪島くんとキャラ被りしていて残念。輪島くんは高校生で演劇部員であの口調も受け入れられたけれど、中学生の流之介くんではね…ちょっと口調に違和感。

  • ★★★★★
    友人の変人放送部部長に歌のうまい女の子はいないかと相談を持ちかけられた圭吾は、ある歌を渡した。
    雨宮かえるという少女の歌声はたちまち学校中の生徒たちをトリコにしていく。
    動画投稿サイト、放課後の図書室、仮面アイドル、クラスのクールな女の子、修学旅行、かわいいものが大好きで男子男子してきた自分を嫌いぎみの男の子。

    小道具や設定はイマドキですが、古きよき時代の少女マンガを読んでいるみたいで、楽しかった!
    (まっきー)

  • 図書館

    動画サイトネタ歌い手ネタアイドルネタに、ライトノベルや青い鳥、フォア、つばさ文庫あたりにありそう?とも思いましたが、最後まで読むとなかなか。
    おすすめするとしたら中学の女の子かな~。
    内容について言うとしたら、
    堀井くん、あなたのその行動はストーカーと言われるものですよ...

  • ぼくと幼なじみの流之助が校内放送の企画でプロデュースした覆面アイドル“雨宮かえる”。その歌声が教室に流れると、いつも無表情で人とかかわろうとしない美少女・水瀬さんの顔にやわらかな笑顔がうかんだ!だけど“雨宮かえる”の正体は…

    心と身体の変化や、まわりとのつきあい方に戸惑い、悩む中学生にすすめたい。

    主人公やクラスメイトが日常的にインターネットを使う描写がそこそこリアルで、当人たちにも受け入れやすいのではないかと。

  • 第5回児童書読書会課題図書

  • 今流行りの動画関係のネタを取り入れています。

    YA世代にはとっつきやすいと思います。

  • きのう読み始めて、きのう読了。如月さんは二冊目。
    予想外によかった!文章が適度に軽快で、ところどころのくすぐりもうまい。心の機微も丁寧にひろわれていて、気づくと頁をめくっている。それになにより、テーマ選びが光っているなと思った。ただ、そこにあわせていうと、終盤の水瀬さんがあまりにオンナノコっぽくて、それがハッピーエンドさの演出に使われている感じがしたのが個人的にはちょっとひっかかった。穿ちすぎかしら。あと、正体がばれたあと、花咲くんが堀井くんに対して自分の非を認める以上の認識をもっていないように思えたこと。堀井くんの行動は、それで片づけてしまうにはやり過ぎてると思うのだけどなぁ。
    前に読んだものより、こちらのほうが私は好き。

  • 小学校の先生がもし、女の子に生まれたらおしゃれしてみたかった、そういっていた事を思い出した。女の子ってある意味得な存在かもしれない。少女漫画も少年漫画も人目を気にせずに読めるし、可愛いものが好きなのも嫌いなのも、簡単に受け入れてもらえるから。

  • 思春期の不安定さ、読んでいるとドキドキするのですが、壊れそうで壊れない彼らの強さ、しなやかなところがまぶしいです。
    「サナギの見る夢」もそうだけど、メディアの使い方というか、設定がうまいなぁと思った。この本をすすめるとしたら、女の子かな?
    恋がそだっていく過程もステキです。

  • 読み終わった。

    追記でネタバレレビューを書くと思う。ので未読の方はご注意くださいm(_ _)m

    ま、まずは、あたりさわりのない感想から。

    ライトノベルではなく、児童文学のカテゴリでサブカルについて書かれているのは、新しい。

    時代を反映しているんだなぁと思った。


    **        **

    さてさて、ネタバレ追記である。

    ジェンダーマイノリティについて、かなり考えさせられた。

    主人公のハナこと花咲圭吾は、男性という性別に違和感を持っている少年である。

    花咲圭吾=雨宮かえるということがわかった時の、堀井くんの反応にである。

    雨宮かえるを少女として、本気で好きだったからこそ、正体を知った時に圭吾に、とてもひどい言葉を浴びせかけた。

    騙された、と堀井くんは感じたのだろう。根底には、同性愛嫌悪感があるような気がする。

    異質なものに対する過剰な攻撃、そういったものは、立場が変われば(大多数側に立てば)たやすくやってしまう。わたしもまたそうだ。

    そういう自分を自覚して、諌めていかないといけないと思った。

  • 幼い頃から女の子と遊ぶことが多く、女の子にあこがれていた花咲圭吾。
    思春期に入り、自分の体が男っぽくなっていくこととのギャップに悩んでいた。

    動画投稿サイトで「両声類」という男声と女声の両方を出す方法があることを
    知った圭吾は、トレーニングで女声を出すことに成功する。
    女声で思いっきり歌う楽しさを体験し、なりたかった自分になれて嬉しかった。

    そんな時、放送部員で幼なじみの佐々木流之介の企画にのり、
    圭吾の女声で歌った歌をお昼の放送で流すことになった。
    「雨宮カエル」の歌声として流れた圭吾の歌は、思った以上に話題となり、
    謎の歌姫雨宮カエルの人気は急上昇した。

    そんな雨宮カエルの歌が流れると、クラスでいつも無表情な氷姫こと
    水瀬都の口元が、ちょっぴり微笑んでいることに気づいた圭吾は、
    彼女とは音楽の趣味が合うのかもしれないと、彼女のことが気になりだした。

    雨宮カエルの正体がバレそうでハラハラしますが、
    テーマは意外なところにありました。
    主人公たちは、自分に正直に向き合うようになっていきます。

  • 両声類の覆面アイドル。掴みは良かったんだけどなぁ。いまいちキャラ設定とか動機付けが中途半端な感が…。
    とはいえ、クライマックスは飛ばしてくれたので、主人公のハナより、ヒロインの水瀬さんより、流之助に軍杯!これで流之助がもっと普通のしゃべり方をしてくれれば尚良かったかな。

  • 色々と今風でしたが、嫌な感じは受けず、ドキドキしつつ楽しく読めました。
    両声類、という単語は初耳。主人公にとても共感。

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