僕は君たちに武器を配りたい

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著者 : 瀧本哲史
  • 講談社 (2011年9月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062170666

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僕は君たちに武器を配りたいの感想・レビュー・書評

  • これから社会に旅立ったばかりの若者が、非情で残酷な日本社会を生き抜くための、「ゲリラ戦」のすすめである。

  • 地面に死体が転がっている時のような不景気に投資をし、まだ早すぎるというタイミングで売り抜けろ。
    サラリーマンは会社に管理を丸投げしているハイリスクな生き方。
    奴隷の勉強と自由になるための勉強がある。

  • 儲かる漁師を6つのタイプに分類
    1.商品を遠くに運んで売ることのできる人(トレーダー)
    2.自分の専門性を高めて、高いスキルによって仕事をする人(エキスパート)
    3.商品に付加価値をつけて、市場に合わせて売ることができる人(マーケター)
    4.まったく新しい仕組みをイノベーションできる人(イノベーター)
    5.自分が起業家となり、みんなをマネージ(管理)してリーダーとして行動する人(リーダー)
    6.投資家として市場に参加している人(インベスター)

    1,2は今後厳しい


    3.マーケターとは新しくない要素の組み合わせで「差異」を作り出せる人のこと。これからのビジネスは「差異」が左右する。
    自分自身も「商品」。売る「場所」を変えることでまったく結果が違ってくる。

    4.イノベーター
    自分の働く業界について、ヒト、モノ、カネの流れを徹底的に研究しろ!
    イノベーションのチャンスは「今しょぼい業界」にある。

    5.インベスター
    ローリスクより、リスクが取れる範囲のハイリスク・ハイリターンの選択肢をたくさん選べ。
    サラリーマンとは知らないうちにリスクを他人に丸投げするハイリスクな生き方。リスクは自分自身でコントロールせよ!
    投資家として働くことで、世の中の見方が一変する。
    「リベラル・アーツ(教養)」を学べ。

  • コモディティー化すると買いたたかれるという事実から、そうならないための人材としてマーケター、イノベーター、リーダー、インベスターを目指せと説く。

    作者が投資家だけあって、何をめざすにしても投資家視点で自分の資本(時間に白、能力にしろ)をとらえてベットする対象を決めろというメッセージはその通りだと思った。
    分母を大きくしろとか、お金をかけない限りインサイダーにならないからお金以外をかけろといった話は投資家ならではで面白いと感じた。

  • 「学び」
    近年言われている事が多かったが、投資とリターンという切り口から整理することで頭にスッと入ってきた。

    ITが今後さらに加速し、本当の意味での資本主義社会が進むなかで、投資家と投資家のルールの元で搾取される者に分かれる。ここがこの本の本質。

    今言われているようなIT英語ファイナンスのような知識はそれができる人ならとってかわられるコモディティな能力。じゃあどうすればいいかというと“スペシャリティ”になる、つまり独占市場を自ら作ってしまうことが大切。

    「言葉」
    “武器”コモディティ化しない、自分だけの強み
    “投資家”リスクを自ら背負い、ヒトモノカネを投資できる人間

  • この世の中をどう生きていくべきか考えたくて読んだ。
    不安解消マーケティングに騙されずに、
    自分でマーケティングしてコモディティから抜け出すことが重要だと知った。

  • 投資家的に考えれば、社会の見方も変わってくる。確かにそう、情報を多面的に見ることは大事。

  • 京都大学で起業論の授業をおこなっている著者が、資本主義のルールとその行方について解説しながら、これからの社会の中で生きていくために必要な考え方について分かりやすく解説している本です。

    著者はまず、労働の「コモディティ化」によって、これまで安定して収入が得られると思われてきた職業の多くがダンピング競争にさらされることになると論じています。その上で、これからの社会を生き抜くためには、自分自身の商品としての強みを考える投資家的な発想が求められるという主張が展開されます。

    自分自身をも再帰的に資本主義的な価値とみなすことについて、社会学的な観点から批判的に考察する本はこれまでいくつか読んできましたが、まさにそうした再帰的な資本主義のシステムの中で成功するための心構えを説いた本はあまり読んでいなかったので、新鮮に感じられました。むろん本書は理論書ではなく自己啓発本に近いスタイルで書かれており、本書の内容と直接の関係はないのですが、いわゆる「社会的包摂」の概念に抱いていた違和感を見なおすきっかけをつかんだような気がしています。

  • 「むき出しの資本主義」「本物の資本主義」が到来した日本社会では、労働力すらもコモディティ(日用品)化している。自分の労働力を安く買い叩かれないためには、「マーケター」、「イノベーター」、「リーダー」、「インベスター=投資家」の4つのタイプを目指せという、これから社会に旅立つ若者に向けた指南書である。
    特に「投資家」としての視点は重要で、およそ資本主義社会に生活している以上、投資からは逃れることはできない。何しろ銀行にただ預金されているお金でも、銀行によって投資に向けられている。よく週刊誌に出る就職人気ランキングの上位企業も20年、30年後に倒産する会社が少なくない。一生サラリーマンの道を選ぶのは、ハイリスク・ローリターンの道を自ら選んでいる。リスクを他人に丸投げするくらいなら、自分で考えて投資をせよ、と呼びかける。
    内容がわかりやすく、現在の時代状況を的確に捉えて、明確な方向性を示している。これらから社会に出る人のみならず、社会人でもここらで人生を見直したい人にもおすすめな良書であると思う。
    特に興味深かったのは、”大学では「奴隷の勉強」に時間をかけず、自由人になるための「リベラル・アーツ」を学べ”という呼びかけである。「奴隷の勉強」とは「英語・IT・会計知識」で、これらは「人に使われるための知識」である。「リベラル・アーツ」とは”人類が歩んできた歴史や、過去の叡智の結晶である哲学、芸術や文学、自然科学全般”を指す。横断的な学問領域を学ぶことこそが、「物事を様々な角度から批判的に考える能力」「問題を発見し解決する能力」「多様な人々とコミュケーションする能力」「深い人格と優れた身体能力」を身につけるのだと力説する。
    今大学では、企業と共同研究できる理系分野と違い、お金にならない教養課程や文系分野は風当たりが強く、予算削減の対象になっている。経済界でもビジネス書でも「リベラル・アーツ」の重要性を唱えるものは少ないのではないだろうか。その意味で瀧本氏の主張は貴重であると思う。
    99%納得の書であるが、一つだけ気になることがある。これからの若い人たちの長い人生を考えた場合、果たして資本主義がずっと続いていくのだろうか。次なる社会がどのようになっているのか、そのことを見据えることも必要ではないか。そのためにも「リベラル・アーツ」こそが重要なのだと思う。
    (ちなみに氏は「英語のスキル単体では売り物にならない」と言っているのであって、英語の勉強に意味がないとは言っていない。誤解がないように申し添えておきます。)

  • 読了。

     この種の本にありがちなのだが、本当に大切なこと、必要なこと(タイトルにある「武器」のこと)は書いていない。
     すなわち、どのようにして、ニッチを見出すのか、あるいは非コモディティ化を実現するのか等の点は、そのさわりを述べるものの、明示はしていないのである。
     もっとも、これを書いてしまったら、その時点で陳腐化し、著者の言うコモディティ化してしまうのだろうが…。

     ともあれ、現状の社会分析・近年の変化は読みやすく書けており、さらっと読み飛ばせるので、読んで損はないとは思う。

  • 京大の准教授の著者が資本経済の変化とこれからどのように生き抜いていくかについて書いた2011年に執筆した作品。

    本書を読んで資本主義の本当の姿やトレーダーやエキスパートなどの今後存続が苦しいものやマーケター、イノベーター、リーダー、インベスターなど今後に期待できるものなどを漁師に例えて説明していたり、企業を例にとって説明されていたりと非常にこれから先を生きていくうえで学んでおくべき知識を身につけることができました。

    これから先について自分で考えること、それに基づくリスクに耐えうる力ををしっかり持っておくことが非常に大事なこと。そして、この変革している日本で生き抜くうえで大切なことを学べた一冊でした。

  • 耳が痛いようなことがたくさん書いてありました。
    自分で考えることをしないといいカモにされる、というのは心当たりもあったので、楽な方へと逃げることはやめたいと思いました。
    今の世の中や、今の会社でどう生き残っていくのか、というよりも、今だけでなくこれからの社会で生き残っていくために、という点で興味深かったです。
    「いい勉強になった」で終わらせるのではなく、少しでも行動にうつせるようにしたいです。

  • イノベーションのチャンスは「今しょぼい業界」にある
    トレンドとサイクルを見極めろ
    公開されている情報に「一手間」を加える

  • 同感、同感、まさに同感!
    とうなづきながら、あっという間に読了してしまいました。

    本書が読者ターゲットにしている、大学生やキャリア形成期の若者以外の方にも、お勧めしたいです。

    フリーランサーや個人商店の経営者はもちろんのこと、サラリーマンも。もしかしたら、ビジネスの一線から退いて、地域社会で役割を担っている退職後の方や主婦の方にも。

    労働力がコモディティ化しているのは、実感します。その中で、満ち足りる程度の富と幸福感をいかにして得るか。

    「専業主婦はハイリスク」
    笑っちゃいましたけど、確かにそうですね。リスクコントロールが自分でできない状態って、ホント、怖いです。

    5年前に出版されていますが、今読んでも、さほど古さを感じません。それだけ、日本経済が前にも後ろにも進んでいないってことなのでしょうね。

  •  考えて生きる方法を学ぶ本。
     20代に向けての書籍だが、確かに考え方を身に付けるのは若い方が良い。
     自分は今30代だが、内容はあらかた納得する範囲。
     その上で、なるほどと思う考え方もあり、自分ももっと考えて生きなければならないと感じた。
     なんとなく生きている若者は読んでみるとよいかもしれない。

    ◆人の分類分けについてピックアップ
    儲かる漁師を例に挙げ、6種類に分類。
    1、商品を遠くに運んで売ることができる人(トレーダー)
    2、自分の専門性を高めて、高いスキルによって仕事をする人(エキスパート)
    3、商品に付加価値をつけて、市場に合わせて売ることができる人(マーケター)
    4、まったく新しい仕組みをイノベーションできる人(イノベーター)
    5、自分が起業家となり、みんなをマネージ(管理)してリーダーとして行動する人(リーダー)
    6、投資家として市場に参加している人(インベスター=投資家)
    この中で今後生き残れるのは3~6のタイプ。

  • 120103-120119
    働く上でのヒントが詰まっていて面白かったのと同時に、どうせゲリラ戦なら自分1人が生き残るのではなくみんなで日本を良くするヒントが書かれていたらよかったのに、と感じた

  •  高学歴ワーキングプアが生れる背景には、「コモディティ化」の潮流が世界中のあやゆる産業で同時に進行しているから…(P35参照)現代のグローバル資本主義経済では仕事内容が同じならば、給料が安い人が優先的に求められる。なのでこれから私たちは「コモディティにならないようにすること」こそが大事なんだって。「コモディティ」については検索してみてください。そのぐらいの労力をおしんでいるようでは、すでにあなたは「コモディティ化」しているかも、これって、あなたはもう死んでいるみたいなものか(笑

  • 最初は当たり前の事を書いていましたが、後半から興味深い内容に。

  • 資本主義を理解し、どう生き抜いていくかということが書かれている。社会人を長くやっていても、資本主義がどういったものかはなんとなくしか知らない人も多いのではないかと思う。目の前の仕事に追われ、俯瞰して社会や会社を見ることができない。若い人に限らず、読んでほしい一冊だ。

  • 20代が生き残るための思考法

    東大、マッキンゼーを経て、現在、京大で絶大な人気の瀧本先生が、
    新しい経済の流れで、自分の力で道を切り開き、
    ゲリラとして生き残るための「武器」について、
    投資家としての経験から、語ります!

    不安に立ちすくむ日本人が今学ぶべき「本当の資本主義」とは。
    「星海社新書」001著者、同時発売で登場!

    【目次】
    はじめに
    第1章 勉強できてもコモディティ
    第2章 「本物の資本主義」が日本にやってきた
    第3章 学校では教えてくれない資本主義の現在
    第4章 日本人で生き残る4つのタイプと、生き残れない2つのタイプ
    第5章 企業の浮沈のカギを握る「マーケター」という働き方
    第6章 イノベーター=起業家を目指せ
    第7章 本当はクレイジーなリーダーたち
    第8章 投資家として生きる本当の意味
    第9章 ゲリラ戦のはじまり
    本書で手に入れた武器

  • 前にもう一冊を読んでたけど、今でもたくさん示唆のある本

  • 再読。
    随所に具体例として取り上げられる企業の情報はやや古いが、本書の根幹をなす”資本主義社会を生き抜くルール”は未だ色褪せない。
    本書で得た多くの武器を有効に活用していきたい。
    また読み返したい本。

  • 投資家的に考えて、生きる。
    資本主義では、投資家的に考えて行動する人が利益を得ることができる仕組みになっている。
    資本は、お金、知識、労働力(≒時間)。
    考える時間を持たず、行動を起こさないままでは搾取される側(奴隷)として行き続けることである。

  • 「本物の資本主義」あるいは「資本主義2.0」とも言えるこれからのカオスの時代を、「正規軍」に頼らず「ゲリラ」として生き抜くためのルールブック。

    瀧本先生にtwitterで感想を伝えたところ、お返事を頂いた。「Cool brain, Warm Heartは強く意識して書いた」と仰っていたが、読みながらそれを感じることが出来る、頭にも心にも刺激的な一冊。

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僕は君たちに武器を配りたいの作品紹介

これから社会に旅立つ、あるいは旅立ったばかりの若者が、非情で残酷な日本社会を生き抜くための、「ゲリラ戦」のすすめである。20代が生き残るための思考法。

僕は君たちに武器を配りたいの単行本

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