パンプキン! 模擬原爆の夏

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  • 講談社 (2011年7月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062170772

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パンプキン! 模擬原爆の夏の感想・レビュー・書評

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  • 《市図書館》
    恥ずかしながらこの本を読むまで、模擬原爆の存在を知りませんでした。
    自分の住んでいる県にも模擬原爆が落とされていたことにも、驚きを隠せません。
    児童書ではありますが、模擬原爆を投下した理由などが、明確に書かれていて、子供の目線で物語が進むので読みやすく分かりやすかったです。

  • 大人が読んでも模擬原爆についてよくわかり、戦争について考えさせられる本です。
    自由研究の方法についても詳しく書いてあり参考になります。夏休みの読書におすすめです。
    小学校高学年くらいから。

  • パンプキン爆弾の事はこの本が出版された時に初めて知った。自分なりに調べて、自分の田舎も被害にあっていたことを知り、もしも歴史にちょっとした違いがあったら原爆を落とされたかもしれないと知りショックを受けたことを覚えている。
    今回ようやく本を読むことが出来た。子供向けだか、大人が読んでも為になる。模擬原爆の事実を知った女の子の心の変わりようが、自分と同じようであり共感出来た。また、原爆の被害者の側面だけでなく、そうなった当時の日本の状況もきちんと書かれている点も良い。
    ちょうどこれからオバマ大統領が現職大統領として初めてヒロシマを訪れる。それだけで各国の思惑が渦巻くような世界情勢であるが、いつの日かこの本の最後に出てくる「長崎ちゃんぽんみたいな世界」になって欲しいと切に願う。

  •  模擬原爆というものをご存じだろうか。
     1945年8月頃,本物の原爆を落とす前後に,日本のあちこちで,ナガサキ型原爆とほぼ同じ大きさの爆弾の投下実験が行われていたという事実を。
     本書は,ある小学校5年生の少女が,地元に残る戦争の傷跡や模擬原爆について考えていくことをとおして,戦争の愚かさを考えるようになっていくドラマ仕立ての内容となっている。単に,模擬原爆の解説書ではないところが,おもしろい。
    「あのな…。いろんなことを知っていくと,結局だれが悪いのんかも,わからへんようになるな。」といとこのたくみに愚痴る主人公ヒロカ。
     これまで,おそらく〈善悪〉でしか判断してこなかった少女の,この一言が,戦争の愚かさを物語っています。
     

  • ええ本やった。

    ノンフィクションと物語の間をゆく読みやすい児童書で、夏休みにピッタリ。
    子どもたちが、はじめて「戦争ってなに?」と思ったときに取りかかるにはちょうどよい。

  • 夏頃に新聞の書評で見つけてずっと読みたいと思っていた本。原子爆弾を落とす練習の為に全国各地に落とされた模擬原爆・パンプキン。丸い形とオレンジ色の着色からその名前がつけられたという。その模擬原爆の研究の為に東京からヒロカのいる大阪にやってきたたくみ。小学生ふたりの目線で語られるので盛り上がりには欠けるけど、模擬原爆というものがあったということを知るには重要な資料となる本だと思う。幅広い年齢の人に読んでほしい一冊。2012/044

  • 楽しい

  • 請求記号 F/レイジ 資料番号 020229589

  •  大阪市田辺に住む小5のヒロカ。夏休み、おじいちゃんのところに、いとこのたくみが調べものをするためにやってきた。たくみが調べていたのは、田辺に落とされた“模擬原爆”のこと。
     1945年8月、日本に2つの原子爆弾が落とされた。パイロットの爆弾投下の練習のため、日本各地に落とされた“模擬原爆”。その形状から「パンプキン爆弾」とよばれている。

  • 夏休みの宿題の定番「自由研究」。
    何を「研究」すればいいのか、ヒジョーに困るよね。

    子どもたちの「自由研究」を見てたら、
    自分の興味のあるなしとは別に、
    「ま、こんなとこでいいかな」って、
    資料が探しやすいテーマを選んでる感じ。
    その資料も、最近は「本」じゃなくてネットで
    ちょいちょいって調べて、はいおしまい! ← をい、いいのかっ!

    この本の主人公小学校5年生のヒロカも、
    最初はそういう感じの「自由研究」ですますつもりだったみたい。
    だけど、いとこのたくみがおじいちゃんの家にしばらく泊まることになり、
    たくみと話すうちにヒロカは「模擬原爆」という言葉を知る。
    「模擬原爆」ってなに?
    偉そうなたくみに腹を立てながらも、
    ヒロカは「模擬原爆」について調べることを、夏休みの自由研究にすることにした。
    さて、ヒロカの自由研究はちゃんとできあがるのか?

    この本はまず、「模擬原爆」って何? ということがわかる。
    それから、「自由研究」のやり方も、わかる。

    そして、何より面白い。
    テンポのいいヒロカの大阪弁の語りでぐいぐい読めちゃう。

    一冊で三度おいしいという、ほんまにメッチャすぐれものや。
    ‥‥あ、大阪弁うつっちゃった!


    元気で明るいイマドキの小学生のヒロカにとっては、
    韓国はアイドルと焼き肉とキムチ、
    中国はパンダ、アメリカはディズニーランドの国だったが、
    戦時中、日本がアジアの国々にしたことや、
    アメリカが日本に落とした原爆や模擬原爆のことを知り、驚く。

    一度は、
    「知らんでエエことを知ってしもうたやん!」と途方に暮れたヒロカだったが、
    やがて、
    「長崎ちゃんぽんみたいな世界」をめざして「なんかわからんけど、がんばる!」
    と決意する。

    「知らなければ平和だったのに」ということを「知ってしまった」らどうするか?
    人間は、「知らなかった」過去には戻れない。
    ややこしくても先に進むしかないのだ。
    ヒロカちゃんの男前な決意に拍手!

    ということで、

    夏休みは終わっちゃったけど、
    ぜひ、読んでみてくださいね!(^.^)/

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