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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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何かが解決するのと、何かをすっかり忘れてしまうのと、どう違うのだろう。(中略)忘れることと、忘れずに乗り越えることの違いはどこにあるのだろう。
― 278ページ -
「だってほら、人間だってみんな、外に出てるところばっかり見られてるだろ。ふんとの中身は見もしないで、外に見えてるとこだけ見て、この人はこういう人だって思いこんで」 「ああ・・・・・・」 「色紙や毛糸で飾ってやると、綺麗な蓑虫だねってみんな言うけど、中身はおんなしなんだよ。ただの、黒い芋虫のまんまだよ」
― 258ページ -
まず思い込むことが大事なんだよ、何をするにしても。世の中のほとんどのことには、どうせ正解なんてないんだから。面白いとか正しいとか、何でも思い込んだもん勝ちだよ
― 248ページ
みんなの感想・レビュー・書評
いぢめの話?
なんかよくわかんなかった。とっても期待したんだけれど、中学生の主人公の同級生と祖母と・・・。そしてダム。う~ん、難しい作品だなぁ。
人気作家だしamazonの評価も高かったので借りてみたけど、いじめとか自殺とか、読んでてあまり楽しくなく・・・。
月と蟹もそうだったけど・・・・
純文学的な作品はどうも苦手だ・・・・
なんか感想もあまりない・・・
ああ、そうか、うまいな。
中学生の閉じられた世界と、いじめの残酷さ、背筋が寒くなる感じがうまい。
でも、作家道尾先生シリーズが期待してた、このタイトル的に。
「背の眼」「骸の爪」「水の柩」かーと。
違いましたね…
ま、身体の一部入ってないか…
早合点でした。
非常に暗い情景を想像させるお話。
どんよりしてしまう。
ラストは悲しいものではないんだけれど、読後感としてはブルーになる。
あまり好きではないな。
2012*5*3
ここ何作かと同じく、悲しく切なく静かな物語だ。辛い運命を生きる登場人物達の姿に胸が痛くなる。初期の頃のようなあっと言わせる仕掛けはないが、深く引き込まれて読んだ。
本当に端正な文章で、よどみがない。直木賞作家にこういう言い方はなかろうが、うまいなあと思う。
どの作品からだったか、かすかではあるけれど明らかに救いのある結末が待っているようになって、ずいぶん読みやすくなった。わたしはこの路線が好きだ。だまされる快感のあるお話もまた読んでみたい気がするけれど。
いじめに苦しみ自殺を図った同級生の女子とずっと嘘をつき続けてきた祖母の心の闇に光を灯そうと行動を起こした少年。今一つピンと来なかった。
道尾さん、丸くなった感じだなぁ。(いい意味で)
どんでん返しや仕掛けもなく、
道尾ファンには物足りないかもしれないけど
ほの暗くぼんやりと靄が晴れないような膜に包まれながら
灰色のどんよりした空気と閉塞感が終始漂いつつも、
今を見つめる感じがして私は好きです
時々涙がじわっとくる。
余韻が残る終わり方だけど、もう少し描いてほしかったかな
ひなびた温泉旅館の息子の逸夫は、普通すぎる暮らしに
物足りなさを感じる中学生。
小学6年の秋に転校してきた敦子と文化祭の準備で同じ係りになり、
買出しに行ったスーパーで、彼女がぬいぐるみを盗んだことを知る。
敦子に秘密にしてくれと言われ戸惑う逸夫だが、さらに敦子に頼みごとをされた。
それは、小学校卒業時に埋めたタイムカプセルを一緒に掘り出してほしいということだった。
タイムカプセルに入れた将来の自分への手紙を書きかえたいのだと言う。
その手紙には、敦子がいじめられていた事実が綴ってあるのだが、
敦子はいじめを無かった事にしたいらしい。
逸夫の書いた手紙は、深い考えもなく書いたものだったので
書きかえたいという思いは無かったが、敦子の計画にのることで、
普通ではない状況を楽しみ始めている逸夫だった。
く、暗かった。
タイムカプセルに埋めた「20年後の自分へ」という手紙を取り替えようとした敦子の気持ちが切ないというか、悲愴というか、もう本当に追い詰められてて逃げ場がない感じが伝わってくる。
だけど、最後は光が見えてよかった…。
両親が旅館を営んでいる中学生の逸夫。逸夫のクラスに小学生のときに転校してきた敦子。敦子は同級生から虐められ卒業のタイムカプセルに虐めた者の名前を書いた手紙を入れるが逸夫に頼んで掘り起こす。逸夫は敦子が虐められていたことを知り自殺を察知した。ダム湖に飛び込むところを思い留まらせ後日自分たちの変わりにと逸夫の祖母いくと3人でマネキンを投げ込む。いくも過去に嘘と秘密をもち過去の清算をマネキンに託した。忘れるということは記憶から消したり思い出さないことでなく乗り越えること。ぐっとくる一節だった。
ちょっと暗い話しだったけど最後は晴々した。
ダムの建設で本当に村が沈んでいる所があるので、リアルさと本の内容の切なさが混在している感じがしましたねぇ。心の傷を水の底に一生埋めて、心穏やかに新たに次へ進む、って感じでしょうか。
設定はどこかで見たことがあるような気がするが、
途中から流れる空気、世界観の虜になった。
もう一度読み返すと違った一面を見つけられそう。
バスに乗っている時点は何時か掴まないと読みづらい~逸夫は流行らない温泉宿の長男で,川の上流の集落のお嬢様育ちという祖母いく,事務長を務めている父,おかみの母と幼い弟と暮らしている。2年前転向してきた女の子・敦子は引っ越してきた夜だけ,逸夫の宿に泊まったのだった。中学二年になった学園祭で買い物係に指名された逸夫と敦子はホームセンターで買い物をして帰ってくるときに,敦子から小学校時代に埋めたタイムカプ... 続きを読む »

今回もミスリードにうまく騙されましたが、あ、予想していた結末でなくてよかったと思いました。旅館で働く人達はさりげなくいい味を出しています。
少女間の陰湿ないじめや、偽り続けた過去が家族にばれたこ...






