「子供を産まない」という選択

著者 :
  • 講談社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062173094

感想・レビュー・書評

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  • 産まない、産めない背景に何があるか。
    筆者の葛藤や悩みをきっかけに、様々な女性を取材し、そのエピソードと筆者の感じたことや変化を記している。
    短編のようにスラスラ読めた。いろんなストーリーを読むようで読みやすい。
    また、世の中の動きについても、要所要所で記述があるので、わかりやすかった。
    「モヤモヤした気持ちを、すべて『子供がいないからだ』という考えにぶつけていた」←あるかもなー反省。
    「子供がいない『けれど』幸せ」は禁句。
    幸せかどうかは「子供がいるいない」で決まるものではない。

  • 結婚、出産、仕事、女性であること。
    どんな生き様にも不正解はないと信じたい。
    「子供はいないけれど幸せ」
    この言葉に違和感を感じる日が来るのか、私が生きるかもしれない残り数十年眺めていきたい。


    「昔は結婚すると女の人は仕事を辞めないといけなかった」
    がむしゃらに頑張ってやっと手に入れた教師の職を手放さざるを得なかった、大正生まれの祖母から仕事をする私への羨望の言葉。
    時代は変わる。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00173585

  • 私がきいたことや、考えていたことやらがいっぱい載っているなぁ~。産まない、産めない、消極的産まない、条件そろえば産む、逆に現代だったら産めたのに、という人など。未産予備軍の章はうなずくことが多いな。それと本にも書いてあったけれど、「産んでもキレイ」なママ、「仕事も家庭もこなす」ママを要求されるような現代って本当に大変だと思う。年齢より若く見えないのはあなたの努力不足といわんばかりの雑誌特集。子どもは「トロフィー」と言われるようになった近年、子育て世帯の平均所得は700万近いらしい。産めばなんとかなると考えている親世代、産まなければなんとか暮らせると考えてる現役世代。(産まなくても税負担、公的サービスの受益で子持ち・子なしは300万ほどの開きがあり、子供がいなくても社会的には子育てに参加しているらしい)。こういう話はなかなか人と話さないから、とても面白かった。この本読んでも悩んでいる人の解決にはならないだろうけども。

  • 子供は産んでいなくと、子育てには社会を通じて協力してる、と。来年は30になるなか、結婚や出産に関するイメージがいまだに全く描けないけど、明確な答えないままに進むんだろう。結局は本性中にもあった通り、自分がどう評価する(捉える)か、の問題になるのか。ポジティブな思考法を鍛える方のも大事か。

  • 2011.12.14 読了。

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