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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
福島県双葉郡川内村に暮らす著者が、
震災発生から約半年間の体験・考察をまとめた本書。
もちろん福島といっても広いので、本書の内容が
すべてではありませんが、現地に暮らす人たちの
現実の一部ではあるはずなので、読んで損はないと思います。
(あまりにも報道されていることが少なすぎる…)
もし日本のどこかで次の事故があれば、本書の内容を、
わが身をもって経験することになるんでしょうね、私たちも。
【収録内容】
まえがき
第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき
筆者は川内村在住(2011.9)4号機のこと、警戒区域のことなどが書かれている。川内村は郡山より、はるかに線量が低いのに、やらせのように帰村シーンを取られた。
また、日赤が仮設住宅入居者に、強制的に家電6点セット(冷蔵庫、洗濯機、・・電気ポット)が強制的に渡された。必要ない家族も多く、ヤフーオークションで売られたらしい。原資は、海外からの義援金。
メーカーの利権になったんだろう。住民は、カネでもらいたかったと。当然の話だ
311以降のフクシマを丸裸にした本。まだ日本に、真実を書けるジャーナリストがいることに救われた気になる。フクシマの現実がどうだったかを知りたい方には特にお薦め。この本を強く薦めるその理由は下記のブログで・・・
http://pinvill.cocolog-nifty.com/daybooks/2012/03/post-0a56.html
利権に群がる人達の甘い言葉の罠、自分勝手な理屈、読みながら腹が立って腹が立って、、ただ、どこにでも自立した人とおんぶに抱っこの人がいて、永久に平行線の人達に交差点はないということを思い知りました。この危機的状況の中ですらです。
この本は、お為ごかしのボランティア本ではなく、本当に切実に当たり前のことを当たり前と言っている本で、みんな出来るだけたくさんの人に読んでほしいと思いました。
川内村に住む人の視点なので、新鮮だった。原発事故の真の問題は、「自立経済を持てない弱い地方」と「それにつけこんで利益を得ようとする中央」の構造にこそあるのだと思った。これを改革しない限り、同じことは何度でも繰り返される。放射能を排出する危険な産業が世界を席巻しているのは、ひとえにこの理由ゆえ。飯舘村のように、中央からの資金に頼らず自立してきた地域も汚染されたのは、確かに憤りを感じる部分だ。色々な意味で「悔しい」。
タイトルにもなっている「裸のフクシマ」とは,フクシマという場所で,原発がらみの利権が横行し,「国策」という名で地元を徹底的に貪ってきたそういう状態のことをいう。そこには,すでに地域が持っていた伝統的なよさもなければ,人が自分たちで立ち上がろうとする意欲もない電源三法交付金をあてにし,原発の固定資産税をあてにし,それがなくなってきたら「また新しい原発を」と要求する。そんな状態が裸のフクシマなのだ。
著者は云う。
「裸にされた福島の地で,なお原発に頼ろうとする人たちがいることは驚きだ。」
そうなんだ。原発の甘い汁を知った人たちにとって,原発は温暖化問題でもなく,エネルギー問題でさえない。それは楽して自分たちの生活の糧を得るための施設なのだ。本当の裸になってしまっているのに…。
自分で服を着て再出発するしかないのだけれど…。
線量計を隠す国、線量の高い方へ避難させられるという理不尽。
被災地のダークサイドも見えてくる実直なルポ。
首都圏に住む者が、いかに震災と原発によって被害を受けている地域のことを知らないか、あるいは知ることが難しい構造の中に置かれているかを思い知らされる。
現場と私たちの間に立つメディアはいったい何をやっているのだ。
著者は、震災・原発事故前から福島県阿武隈山中に住んでいた文筆家。 原発から30km圏内に住む著者が、地元目線のフクシマの「今」を綴る。 著者は元々、新潟県の豪雪地帯に住んでいた。ところが中越地震で引っ越しを余儀なくされ、選んだところが双葉郡川内村。2004年以降、徐々に生活の基盤を移し、本格的に移り住んで数年経ったところで3.11を迎えた。 震災・事故発生当時やその後、著者が見たもの、考... 続きを読む »
優れたルポルタージュの条件は
「頭」ではなく「足」でちゃんと
書かれてあること
そりゃあ その現場(福島の川内村)で
暮らしておられる(暮らしていた)
人しか
見ることの出来ない
聞くことの出来ない
匂うことの出来ない
触ることの出来ない
その ルポルタージュ
そして
今回の極限の中から
の生々しい報告
取り返しの付かない
汚染に巻き込まれてしまった
「ふるさと」から
今もなお金権まみれに
汚染されてしまっている
今の日本を
しっかり見据えておられる
この構造は
「フクシマ」だけではなく
私たちの自身につきつけられた
問題提起でもある
もはや「汚染された国で、残りの人生をどう生きるか」という哲学的な領域に入った 絶望のなかから這い上がってそう書くのは、この本の著者、鐸木能光、と漢字で表すと、いったい誰だか見当もつきませんが、たくきよしみつは20年前の1991年に『マリアの父親』で小説すばる新人賞を得てデビューした、正真正銘のれっきとした小説家です。 私は、それと『G線上の悪魔』の二作しか読んでいませんが、何故か勝手に... 続きを読む »

福島在住のライターが身を持って体験した実録。もう杜撰・無念としか言いようもない現実。これからこの国でどのように生きるのか・・・を突きつけられる。多くの人に読んでもらいたい。






