真友

著者 :
  • 講談社
3.20
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本棚登録 : 121
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062173384

感想・レビュー・書評

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  • とても面白かった!
    前半の隆史と伸人それぞれの日常が崩れていくところから、後半で各々が成長して一気に捜査が進展、抱えていた色々な物事が解決とクライマックスまでノンストップで、片時も目を離せずページをめくる手が止まらなかった。
    最後、二人の殴り合いを通して二人それぞれが相手の、いつも一緒にいるわけではないけれど何かあったときに心にふと浮かんで支えになるような存在になり合えたんだろうな〜と胸が熱くなった。
    この作家さんの他の作品も読もうと思う。

  • この作品も面白かった。本当に一気読みでした。でも、主人公はどっち?父親を殺された方か?それとも、父親を殺した方か?実際は父親は、殺人をしてはいないのだが……
    どっちがより不幸か?でもどっちも生きるのに必死に生きる!でも少しあえて不幸な方を、主人公つまり幸せな方へ導いている気がする。駆け落ちをしてでも。このパターンは昔の小説やドラマのパターンの気もするが……。いずれにしても面白かった。

著者プロフィール

鏑木 蓮(かぶらき・れん)
1961年京都府生まれ。広告代理店などを経て、92年にコピーライターとして独立する。2004年に短編ミステリー「黒い鶴」で第1回立教・池袋ふくろう文芸賞を、06年に『東京ダモイ』で第52回江戸川乱歩賞を受賞。『時限』『炎罪』と続く「片岡真子」シリーズや『思い出探偵』『ねじれた過去』『沈黙の詩』と続く「京都思い出探偵ファイル」シリーズ、『ながれたりげにながれたり』『山ねこ裁判』と続く「イーハトーブ探偵 賢治の推理手帳」シリーズ、『見えない轍』『見えない階』と続く「診療内科医・本宮慶太郎の事件カルテ」シリーズの他、『白砂』『残心』『疑薬』『水葬』など著書多数。

「2022年 『見習医ワトソンの追究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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