転落少女と36の必読書(上)

  • 講談社
3.42
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本棚登録 : 117
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (442ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062173605

作品紹介・あらすじ

ブルー・ヴァン=ミアは、大学教授の父の影響で古今の文学や映画に精通している女子高生。幼くして母を亡くし、父の転勤にともないアメリカ中を転々として成長したブルーは、高校の最終学年で、ある私立のエリート校に転入する。人づきあいも恋も苦手な彼女だが、女性講師ハンナを囲む大人びた生徒たちのグループに取り込まれ、彼らとともに謎めいたハンナのプライバシーを探ることになる。衝撃の知的青春ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • アメリカ女子高生版「薔薇の名前」!と言うPR文句にドキドキしています。
    それと表紙画を描いているイヂチアキコが素敵!

    講談社のPR
    「アメリカ女子高生版「薔薇の名前」!
    「嵐が丘」「白鯨」「大いなる眠り」など古今の名作群が各章タイトルに。
    少女成長小説と知的ミステリーの奇跡の融合。

    世界23ヵ国で翻訳出版!
    かつてどこにもなかった物語が生まれた。

    ブルー・ヴァン=ミアは、大学教授の父の影響で古今の文学や映画に精通している女子高生。幼くして母を亡くし、父の転勤にともないアメリカ中を転々として成長したブルーは、高校の最終学年で、ある私立のエリート校に転入する。人づきあいも恋も苦手な彼女だが、女性講師ハンナを囲む大人びた生徒たちのグループに取り込まれ、彼らとともに謎めいたハンナのプライバシーを探ることになる。衝撃の知的青春ミステリー!

    ●物語は、独創的な言葉遊びや深遠な引用文にいろどられながら、謎めいた事件へと疾走していく。ナボコフ的な文体、ヒッチコック的なプロット、そして随所にうかがえる豊かな感受性。――The Washington Post
    ●衝撃のデビュー作だ。斬新な作風のミステリーであり、文学史や文学事典や百科事典からの抜粋がちりばめられた青春ドラマのようでもある。――The Financial Times
    ●ペスルは、クラシックとモダン、軽いおしゃべりと重たい悲劇をあざやかに合成してみせた。――The New York Times

    The New York Times 年間ベスト5選出!(2006年)」

  • タイトルと装画に惹かれて。引用、注釈がいちいち多くてとても読みにくい…。作者が書いた挿絵は味があるけど、いちいち視線を移動するのが面倒くさい…。作者自身の知識の量をひけらかす作品のように見える…。アメリカのティーンエイジャーはこんなことを考えてるのだろうか。2012/663

  • 突き抜けちゃっている系主人公かと思ったら、意外にもアンバランス系でした。これほどに知識や環境を持っていながら、まだ「悦楽の園」のようにはなれないものなのか…と。ただ、下でどうなるのか、と気になるところです。

  • 長かった! これぞ現代の「少女小説」。 引用がたくさんあるが知らなくてもなんとか読める。

  • 立ち読み:2012/5/27

  •  久しぶりの上下巻の小説である。読み応えありそう。
     主人公は博識の文学少女。知識はありシニカルな視点をもっているが、当たり前だが、若くてアンバランスである。
     タイトルの通りの出来事が何なのかは、プロローグで明かされる。それゆえの不気味さがある。ミステリというよりはホラーっぽいなぁ。
     さて下巻はどうなることやら。
    (久しぶりに上巻だけ読み終わった時点でレビューを書いた)

  • 幼いころに母を亡くしたブルーは、大学教授の父親に育てられる。父親の影響で、沢山の本と映画が身についているブルーだが、父親が大学を転々と変わるので、学校を何回も転校している。
    高校生になったブルーが、新しく転校した学校はエリート校で「映画入門」を教える女教師・ハンナと彼女の家に集まる5人の同級生たちのグループに誘い込まれる。お酒やドラッグに染まるグループのメンバーたち。そして、ハンナの家で起こる事件。
    ハンナから聞かされたメンバーの不幸な過去。

    謎が何なのかが解りかけてくるところで上巻は終わり、下巻へ続く。

    それにしても、引用や( )が多く、必読書は36では終わりません。

  • 父親と放浪暮らしをしていた少女が、つかの間落ち着いた先で出会った人々に影響されて転落していく…ンじゃないの?

    なんだこの話。
    良くも悪くも先がまったく見えない。
    かなり高い知的レベルを要求される。しかもアメリカ人として!
    頻繁に出てくる注釈とかも読みにくいだけだなー。

    頑張って下巻に行く。

  • めちゃめちゃ読みたい。さっそく図書館に予約しました。

  • 古今東西の文学から美術・演劇・映画に至るまですべてのエンターテインメントの知識を網羅・総動員。もちろん分からない箇所、多々ありましたが、ストーリー展開の面白さでぐいぐい!~~下につづく

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