ルーズヴェルト・ゲーム

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (450ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062173766

感想・レビュー・書評

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  • ルーズヴェルト・ゲームって何?と思いつつ読み始めたら、その謎はすぐに解けました。
    アメリカ大統領のフランクリン・ ルーズヴェルトは野球好きで知られていたらしい。
    その彼が一番面白いと言ったのが8対7の試合。
    それをルーズヴェルトゲームと言う。
    「青島製作所」と「野球部」はまさに8対7で9回裏を迎えたような状況にあった。
    その状況で、青島製作所と野球部は・・・

  • 勧善懲悪池井戸作品。
    企業経営と社会人野球が舞台。
    売上が全てではない、社員が幸せであることも重要だ。
    そんな風に考えている経営者は果たして何割くらいいるのだろう。

  • アメリカの経済危機のあおりを受けて経営難に陥った青島製作所。伝統ある野球部もいまや弱小チームとなり、コスト削減のために廃部の危機に瀕している。
    絶体絶命の中小企業と野球チームは、どのように戦っていくのか。
    池井戸潤の作品、ということで、だいたいこうなるだろうな、という結末は見えていて、枝葉はともかくとして大筋はまあその通りに進むのだけれど、時代劇の面白さや安心感と通じるというか、「こうなるだろう」とわかっている物語であってもこの人の本は読ませるなぁ、と思う。
    そして必ず登場する「一見地味だけどぐっとくる男気あるオトコ」のかっこよさがまた、いいんだよなぁ。
    誠実にがんばっている人たちへの応援歌的一冊だ。

  • ドラマ化もされた池井戸作品。
    下町ロケットは技術者の社長だったが、今回は営業畑の出身。「外の目線から組織を見つめられる」という点や、野球部を絡めた話は面白い。
    が、野球部の話と会社の話、二つが盛り込まれた分、双方が薄くなってしまったように思える。
    勧善懲悪さが前面に出ている分、クライマックスはもう少し濃く書いても良かったのでは。

  • 池井戸先生の作品だけあって、最後はスカッとしたね!
    テレビドラマの工藤のスピードボールのわざとらしい合成を思い出してしまった

  • 池井戸作品らしい勧善懲悪系ストーリー。
    経営環境の悪化、ライバル企業の謀略…。
    名門野球部を有する青島製作所は、この危機をどう脱するか。。。そして、野球部はどうなるのか?

  • 風呂敷広げすぎ
    テーマが多すぎて全ての中身が薄かった

  • TVで放映前に読んでみた。TVドラマよりは、やはり本のほうが面白い。しかし、「空飛ぶタイヤ」は超えられないなあ。

  • ルーズベルト・ゲーム=奇跡の逆転劇!!!!

    池井戸潤さんが野球?っと思いながら読み進んでいましたが、これは企業小説でした。でも、野球の臨場感も半端なく、味のあるキャラクターが勢揃いし、手に汗握るシーソーゲームにドキドキしながら一気に読んじゃいました(^^)読み終わりは、やっぱり爽快で、次のステージを読みたくなる、そんな本でした!(^^)!

  • 相手チームの投手の決め球を打ったあたりからスカッとした。けど、もっともっとスカッとしそうと期待しすぎてた。

著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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