秘録――核スクープの裏側

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062174237

作品紹介・あらすじ

オバマ大統領が唱えた「核なき世界」は本当に実現するのか?

2009年、政権交代期に最も政官界を震撼させた外交スクープ
「核持ち込み密約は外務官僚が管理――歴代四次官が証言」
その記者が初めて明かす、歴史的証言の全真相。

そして明らかになった核密約が促す、日米の政策変更。
オバマ大統領政権下の核政策、そのキーパーソンからもたらされた
極秘メモを皮切りに、日本の政策担当者がアメリカに驚くべき要求を
していたことが判明する。

「核兵器を削減しないでほしい」

唯一の被爆国からの要求を利用し、民主党政権への攻勢を強めるタカ派たち。

「核なき世界」への思わぬ障害となった日本国の秘められた欲望を暴き、
再選なったオバマ大統領の平和への岐路を展望する。

トップ記者が3年を費やして書き下ろした、渾身の「アトミック・ノート」!

感想・レビュー・書評

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  • 【要約】


    【ノート】

  • 読んでみたい本
    ・村田良平回想録
    ・アトミック・ゴースト
    見てみたいウェブサイト
    ・ノーチラス研究所
    ・アームズ・コントロール・ワンク(核関連のサイト)
    ・グローバル・セキュリティー(アメリカの軍事を扱う専門サイト)

    ・民主党への政権交代直前、日本外務省から、在米日大使館の秋葉が米戦略委員会と協議し、日本として米国の核抑止力に大いに期待している旨、理路整然と表明。これを米国の核のタカ派は利用して、核軍縮に向かおうとしていたオバマ政権に待ったをかけようとした。


    本書を読んで知ったのは、密約と呼ばれるものには幾つかあって、有名な沖縄密約もあるが、本書では「核密約」について焦点があたっている。
    ・事前協議の対象=核持ち込み=核の陸上配備=核搭載艦の寄港は協議対象外という図式は日本側も知っていた。

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著者プロフィール

太田 昌克(共同通信編集委員、RECNA客員教授)

「2018年 『核の脅威にどう対処すべきか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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