秋田さんの卵

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著者 : 伊藤たかみ
  • 講談社 (2012年3月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062174268

秋田さんの卵の感想・レビュー・書評

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  • 芥川賞作家「伊藤たかみ」さん作品もアッという間に、気がつけば14作品目になりました。ハマるトキはハマるもので、過去「瀬尾まいこ」さんは「原田マハ」さん、「乙一」さんなどがそうでしたが、ここまで一気に多くの作品を読み続けた作家さんも自分の読書キャリアの中では稀な位置づけになります。本作は2編からなる短編集ですが、やはり表題作はモロに「伊藤たかみ」さんワールドかなと。入院している患者さん達からみる「生と死」をシリアスに、時にはコミカルに淡々と思いを綴っている作風は、ジワリジワリとココロにくるものがありました。

  • 純文学というのは話に出てくる卵のように冷めていくに従ってじわじわと出汁が染み込んでいくようなものなのだと最近色々な本を読んで思うところです。

  • 前も読んだな、と1ページ目で思い出す。「ボギー、愛しているか」。そして前回も、表題作は読めなかったんだった。

  • 読後表紙をみて妙に納得。
    秋田さんに会ってみたい気がする。

  • 「秋田さんの卵」伊藤たかみ◆とある病室に出入りする付添婦、秋田さん(仮名)。入院患者たちは今日も謎めいた彼女の噂話(表題作)。中編が2編ですがどちらもちょっと掴み辛かった。病院に限らず濁った空気を換気してくれる秋田さんような存在は必要で、空想の余地があればあるほど適任なのだろう。

  • ブックカフェでたまたま目についた本。
    初めて読む作家さんだったけど、こういう感じ、好き。
    特に大きな事件が起こるわけでもなく、静かな日常を描いているだけだけど、心がほっこりする。

  • 入院中の俊二が気になっているのは、病院内でも有名になっている今時珍しい付添婦の秋田さんのことだった。

    余命わずかのナツメ氏の付添をしている秋田さんだが、彼を看取って引退するという噂もあるなかで
    病院という毎日が同じことの積み重ねをしているうちに、日々が同じピースで組み合さっていく退屈な日常に埋もれながら
    秋田さんのことを気遣う人生の中での特殊なとき。

    看護師とか病院関係者がむやみやたらに薬を持ち帰って服用しているとか、
    病院で働いている友達がまったく同じことをしているからわろたw

    死んでしまったかつての友人が流れ着いた思い入れのある島に行こうと、バツ2でアル中の売れない作家の加藤と、離婚の危機にいる飯島の話、
    ボギー、愛しているかは、男って、めんどくせえ~って感いっぱいだった。

    男女って難しいよね。
    毎日を生きていくって、難しいよね)^o^(

  • 昔のが面白かったなーとは言いたくないけれど、この作品は正直微妙だった。
    あと個人的に装丁で損していると思う。

  • 読んでいて明るい気分にはならない。『ボギー…』の方がまだ読みやすかった。

  • 淡々としていてなんかいい
    かるーく読め、なにか感じさせてくれる作品。

    秋田さんのいい人過ぎ無い様や意外な情を持っている様がいい。

    一生懸命タバコの空き箱で細工を作っている様子が浮かんできて
    ちょっとせつなくもあった。

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秋田さんの卵の作品紹介

K病院のある病室に出入りする、健康的でどこか色っぽい熟女、"付添婦"の秋田さん(仮名)。謎の血尿で入院中の木戸俊二は、同室の仲間と、そんな彼女を巡る他愛もない噂話をするのが唯一の娯楽。しかし、実は俊二には、秋田さんとのとあるエピソードが、行き場をなくした記憶としてさまよっていたのだった-。そんな折、俊二は秋田さんから意外な用件を頼まれることになって…。表題作ほか、旧友の遺した金で哀しみを買う旅に出る『ボギー、愛しているか』併録。

秋田さんの卵はこんな本です

秋田さんの卵のKindle版

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