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- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062174268
感想・レビュー・書評
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付き添い婦と長期入院患者の「病院内」という特殊な人間関係を淡々と描いた表題作のほか、理由は分からないが妻のいる自宅に帰ることができなくなった男が古い友人と昔亡くなった友人を偲んで旅に出る中篇が収められている。
いずれの編にも、どこか物悲しいような、虚しいような空気が流れている。 -
『ボギー、愛しているか』と『秋田さんの卵』の2編。
『ボギー、愛しているか』は自宅に帰りたくない夫の話。ええー、少し前にも『我が家の問題』でそんな内容を読んだばかりなのに…それほど帰宅したくない男って多いのか? うちもだったら!? と考えると恐ろしいわ。そうでないことを祈る。
男ふたりで中学時代の友人ボギーの命日にW島へ行こうと言う。男の友情ってこんな感じ?
『秋田さんの卵』は病院での出来事。入院してるってこんな感じなんだろうね。狭い空間であれこれ制限されると人の噂話で盛り上がりそう。
表紙のイラストが印象的で可愛い。