恋都の狐さん

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著者 : 北夏輝
  • ¥ 1,512
  • 講談社 (2012年02月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062174855

恋都の狐さんの感想・レビュー・書評

  • 奈良に行ってみたくなるくらい奈良推しの作品。
    第三章の采女神社のお話は他の章と異質で、ファンタジー入っちゃったよと思ったけど結局狐さんとの縁は取り持ってくれたのだから縁結びの神社なのだろう。

  • これはもしかして観光課シリーズの奈良編?
    奈良をぶらぶらしたくなる。

    奈良の女子大に通う「私」は二月堂の豆まきで生涯忘れられない出逢いをする。
    元小児科医の老紳士の飯田さん。きりっとした美人の揚羽さん。
    そして着流しに顔を狐の面で常に覆っている狐さん。

    奈良の東向商店街で猿沢池で、そしてまた二月堂のお水取りで「私」と彼らの関係は深まっていく。さて狐さんの正体は?

    読み進めるうちにコレ、狐さん、イケメンでもそうでなくてもガッカリだわーという気持ちになっていく。狐さんのまま終わって欲しかったかも。
    彼女の気持ちの盛り上がりにイマイチついていけないまま、不完全燃焼…。
    続編あるんだって?でもそのあらすじを見ちゃってビックリ!なんじゃー。どうしてそうなった?
    これは奈良観光用本には良いと思うけど。

  • 女子大生が奈良のお寺の豆まき行事で出会った風変わりな男性に恋をする話。

    前半まではダラダラと冗長な話が続くなと思っていたところ、後半になって急に恋愛モードに突入したと思ったらエピローグの展開にナンダコレってなった。主人公の女の子は告白すらしていないのに勝手に失恋したと思い込んで、しかも人間不信に陥ってる人がようやく前向きに生きようとした矢先に「好きじゃない」とか言っててかなり自分勝手で酷い。失恋で終わるのがイヤってわけではないけれど、失恋で終わらせるなら終わらせるで他に物語の持っていきかたとかあったんじゃないかなぁと思う。主人公の独り相撲に読後感が悪い。

    でも奈良の魅力は読んでてすごく伝わってきた。

  • 狐面を被った男の人、関西、メフィスト賞というキーワードから、自然と戯言シリーズの狐さんを想像して読み始めました。人を食ったような物言いは似ているけれど、比較的こちらの狐さんの方が地に足が着いていたかな。た主人公の好意の発生するまでのやりとりには艶めいたものもみられなかったので、好意が発露する瞬間に違和感がありました。また、狐さんの思い人はいたのか、いたなら誰だったのか等の事を差し置いて、主人公が勝手に結論を出して、相手の気持ちを考えずに何もかもを押し付けておしまい、となったのがあまり心地よくなかったので星三つとしました。表紙絵と帯に過剰に期待をあおられました。せっかく狐さんや揚羽さんとのやりとりか小気味よかったから残念です。でも、奈良に旅行したくはなりました。

  • メフィスト賞(46回)

  • 森見テイストだけどレベルが違う。

  • 第46回メフィスト賞受賞作。
    メフィスト賞って何?と興味があり図書館で予約。
    う~ん、少女マンガのようなラブコメと思いきや
    結末は???の消化不良。
    ただ奈良を舞台にした神事については
    詳しく書かれているので
    奈良に行きたくなりました!

  • 奈良にいきたくなった・・・。京都は何回もきままにひとりでいっているけど、奈良はないからなー。ただ神社仏閣観光地がひとつにまとまってないので、歩くことになりそう・・・それもまたいいんだけど。
    物語のほうはラブストーリー!だけど!成長物語だったかもしや!という好みの展開でした。下手にくっつくよりもね、これがねよかったですよ、ガールズビーアンビシャス!!

  • メフィスト賞受賞作品とのこと。
    え、これでおわり!?まじで!!狐さんの気持ちは!?

  • あまり評判が良くないようだったが、私は楽しめた。雰囲気は奈良の森見登美彦と言った感じだが、読んで見るとそこまで弾けていない現実的なお話。かと思うと、そうでない部分があって、そこは違和感を感じた。メフィスト賞だが、これが不評の要因かもしれない。要素は含まれているにしても、あまりにジャンルが違うから。

  • 少女漫画だったらもう一山来そうな展開で終わってしまった…
    と思ったら続きが出てるらしい
    ブラウニーとバナナケーキの君を探す、みたいな展開でも面白そうだけど(主人公の女の子視点で語られてたけど名前も連絡先も交換してないんじゃなかろうかw
    読める展開を外したくてこうなったのか
    唐突で消化不良な感は否めないかも
    奈良とか京都巡りしに行きたくなる

  • 表紙と奈良の人の作品ということで借りました。地元の人間でも奈良に行きたくなるような作品。設定なども良かったのですが、結末が不完全燃焼というか雑というか... ハッピーエンドにはしたくなかったけど振られて終わるような結末にもしたくなくて思いつかなくてこんな結末になってしまったのか....?

    奈良の魅力を紹介するのにはいい作品だと思います。

  • なんだか、急発進したり急停止したりする乗り物に乗っているような感じでした。
    登場人物たちがすごく魅力的で、楽しみながら読めたところもあっただけに残念です。まだまだ改善点があると感じさせる作品でしたが、作風は嫌いではないので魅力をどう詰め込んでいくかをもう少し考えれば好きになれる作品だったと思います。

  • 主人公が狐さんに恋心を抱く過程の心理描写が絶妙。
    主人公の初恋にものすごくときめいた。
    恋心の酸いも甘いも書きこまれていて、恋をしたことがある女性なら誰でも共感してしまうと思う。
    視点があくまで主人公に定められていて、下手に狐さんの心理が慮れないあたりもうまく書かれていたと思う。
    狐面に関しては、外せばどうせ美男子なんだろうと思っていたけど、それだけでは終わらないのもいい。
    奈良の地を舞台に話が展開していくため、奈良に行きたくなるのは必至。
    ラストは、始めから作者はこのつもりだったんだなと思うと悔しかった。

    メフィスト賞受賞作ということでてっきりミステリーだと思っていたが、ミステリー要素は全くなく、終始恋愛小説だった。

  • 表紙絵が好きなイラストレーターさんのため、気になってました。
    途中までは狐さんと私の掛け合いが面白かったのですが、最後はちょっと。何だか消化不良な感じに。この最後はちょっと...だろうかと思ってしまいました。ハッピーエンドでもよかったと思うし、この結末では、狐さんの気持ちは?と思ってしまいました。恋ベタでももうちょっとあったのではないかなと。
    奈良の寺社やまちなみが出てきて、奈良に行きたくなりました。

  • 舞台は奈良、狐の仮面を被った青年、なぜ仮面を被っているのかなど設定はとても良いと思う。しかし、主人公の思考回路がまったくもって理解不能…。というかいつ狐さんに恋したのか全然伝わって来ない。お姫様だっこされて恋しちゃったの?謎です。また第三章で急にファンタジーが入ったのはどうして?終わりも納得できない…。もうちょっとどうにかならなかったのだろうか…。期待して読んだ分がっかり度が増しました。

  • カスヤナガトさんの素敵なイラストに惹かれて借りた。森見登美彦氏の『夜は短し歩けよ乙女』の舞台を奈良に移してなおかつ男女を逆にした感じの作品だと思った。プラス万城目学要素をお好みで追加みたいな。せんとくん背負うシーンとかまさしく黒髪の乙女が文化祭で緋鯉を背負ってたシーンのパクリじゃないか!!最後もなんか一人で思いこんで逃げ出して「えええええええー」ですよ、読者は。2012/218

  • なんだかなぁ。
    奈良のお寺で節分の日に狐さんと揚羽さんに出会った大学生の私。私の淡い恋心がかわいくて、不思議な設定も語り口もいいなぁって思ったのに。ラストはなんなんだ。ハッピーエンドにしたくなかったからとしか思えない雑な終わり方。

  • 今時珍しい、純情可憐な中学生のような女子大生の恋愛青春小説でもある。有栖川の「幻坂」を連想させる奈良の風情と光原さんの乙女チックを合わせたようなほろ苦さが良い。文章に無駄がなくて構成もしっかりしている。浮世離れしたセッションは院生の作品らしいけれども、次作は謎解きの面白さも期待したい。

  • 前半はすごくおもしろかったけど、後半はなんだか一気に駆け足で進んでしまった印象が。詰め込みすぎなのか終わり方が不完全燃焼。

  • ”恋都の狐さん”北夏輝著 講談社(2012/02発売)
    (表紙:カスヤナガト)

    ・・・第46回メフィスト賞受賞作。20年間彼氏なしのヒロインは東大寺での節分の豆まきで狐の面を被った青年と美女に出会う。”狐さん”と美女の軽妙なかけあいに微笑むヒロイン。たびたび古都めぐりで出会ううちに事件が!

    ・・・っというあらすじを書きましたが、”事件”は生臭い事件ではありません。(笑)

    古都、奈良を舞台にした恋愛小説。
    エンターテイメントを主軸にしているメフィスト賞ですが、ここまでストレートな恋愛ものは初めて。
    肝心のないようですが、ちょっと唐突に思える面も多く納得のいかない展開の上に、
    へっ??・・・な終わり方。

    (以下、ざっくりネタバレ)
    事件をきっかけにヒロインは狐面への恋心に気づきバレンタインには本気のプレゼントを贈ります。
    そこらで狐面もヒロインの気持ちに気がつくのですが、結局、ヒロインが狐面と美女の仲を気遣い、身を引いて終わり。
    ざくっと書くとそうなりますが、美女は狐面と昔なじみで今も仲がよい、というだけで彼氏や夫がいる可能性は相当にあるんですよ。
    そこいらを確認せずに身を引くヒロインって何?と感じてしまいました。
    (刊行済みの次作で決着、かとも思いましたが、次作は本作とはまったくの別物のようです。)

    ・・・メフィスト賞としてもどうか。本作の前の受賞が今年になってやっと発売予定が出たものの3回の発売延期を出し、やっと本日(2013/08/09)発売になったファンタジー大作、”図書館の魔女”。
    次の受賞がオーソドックスなミステリ”眼球堂の殺人”。
    メフィスト賞が広義のエンターテイメント作品から受賞作を決定しているので”あり”といえば”あり”なんでしょうが、
    もう少し納得のいく話であって欲しかったです。

  • 20年恋人無しという主人公の設定がまずはあたし的には大好物。本文中にはキスはおろか手を握ったことすらないという告白まであります。こういう恋愛ベタな主人公の物語は小説としての出来はともかく大好きです。さて本書は狐面をかぶった正体不明の青年との恋愛話なのですが、奥手だからなのか、猿沢池に主人公が落ちた後、急にこの青年を好きになってしまうところに唐突感を感じます。そのあたりをもう少し丁寧に描いて欲しかったです。自分の気持ちに気づいてからは、恋愛下手だとこうなのでしょうか、やたらと勝手な妄想に走りがちで、あまりにも主人公のキャラが変わってしまっている気もしますが、それが恋なのでしょう。

  • 奈良が舞台の現代小説って珍しい気がします。豆まきから修二会までの奈良の有名な行事を追っていく展開は、「行ってみたいかも」感をかきたてます。隣県に住んでる割に、私も行ったことがありません。
    狐面をつけた青年と謎の美女揚羽さんと出会った主人公が、常識破りのふたりに巻き込まれ……というのはいかにもラノベ的で、このままラノベ的に終わってしまうのかと思ったら、ラストはおもいっきりビター。この落差にちょっと呆然。かといって安易なラストを迎えてほしくはなかったという気もするしで、爽やかだったにも関わらずモヤッと感が残りました。

  • 無料豆拾いで出会ったのは、なぜか狐の面をかぶった男性と
    ノーマル(?)な女性の二人組…と、妙齢の男性。

    恋とは一瞬にして落ちるもの。
    後は『それ』に気がつくだけ。
    気がつけたらラッキー、という感じでしょうか?
    その点では、気がついた彼女はラッキーの分類に入るかと。

    次の段階は、自分に脈があるかどうか、を調べる事?
    多少用心深くなっても、それは当然のプロセスです。
    しかし隣に女性がいた場合…その出方次第では
    維持になる可能性も大なわけで。

    そうならず、どうにかなりそうだった場合。
    けれどその女性にかなわないと思った場合。
    その決断に、潔い、としか言いようがないです。
    今まで、彼を作ってきたものが彼女なら
    それは土台を取りはらう事と同義ですから。

    恋がかなった。
    けれど、叶えられなかった。
    あの瞬間、何だかもう、やるせない気持ちになりました。

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シリコンバレーのベンチャーキャピタリストであるベン・ホロウィッツが、CEO(最高経営責任者)時代に経験した様々な困難、危機的状況の話と、その困難への対処方法を指南した一冊です。
このベン・ホロウィッツは、世界初のインターネットのブラウザソフト販売会社や、クラウドサービスを手がけた経営者でありますが、その中でネットバブル崩壊や事業の危機など沢山の困難(HARD THINGS)を経験しています。
この押し寄せる困難は、読みすすめると一般的な管理職の方にも降りかかってくる困難であったりします。
この本は、経営者だけではなく部長やマネージャー職の人にも、日々降りかかる困難への立ち向かい方の参考になるかもしれません。

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