PK

著者 :
  • 講談社
3.25
  • (133)
  • (554)
  • (928)
  • (262)
  • (41)
本棚登録 : 5178
感想 : 712
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062174961

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • みわ

  • 微妙に繋がりのある短編3つ。
    PKと超人では流れが違ってる?と思ったところも、最後の密使で謎が分かる。
    全体の流れや、大臣が子供を助けるシーンなんかは好き。あ、あと次郎くんも良かった。
    ただちょっと読み難いというか、入り込みにくかった。

  • その決断が未来を帰る。
    連鎖して、3つの世界を変動させる…。
    「PK」「超人」「密使」という、
    こだわりとたくらみに満ちた3つの中篇からなる、
    伊坂幸太郎の作品集。

  • いろいろな人がつながる話は好き。少しSFな感じで細かい所までは理解できなかった。読み返してみたい。

  • 20160601

  • 複数の話が並行して進む読み応えのある一冊。

    ただ普段実用書ばかり読んでいる中でリラックスのために購入したので、その目的としては少々難解な内容であった。
    考えさせられる本ではないが、ライトなものを探しているのであればあまりお勧めではない。

  •  連作もの三部作。大臣とか登場人物が密接につながっている前二作はともかく、最後のは直接のつながりはない。しいていえば時間というキーワードで予期せぬ連鎖が運命を変えていくというテーマでゆるくつながっている。結局この三作をまとめて何が言いたいのかとうものだが、登場人物の語り口や文体は独特の伊坂節とでもいうか、それだけでファンならどっぷりと没頭できてしまうので、とりたてて筋立てがどうこういうほどのものではないのかもしれない。でも読み続けているファンからすると、「オーデュポンの祈り」とか「砂漠」はよかったよなあ、あの頃の伊坂幸太郎はどこへ行ってしまったのだろうか、とちょっと残念になってしまう。

  • 誰だか忘れたが(成功した事業家だったような気がした)、この本がお勧めとして紹介されてあったので読んだが、正直何?って感じでつまらなかった。他の人のレビューを読むといい評価なので、私との感性の違いでしょうか・・・

  • 少し不思議なSF。
    久しぶりの伊坂幸太郎作品だが、相変わらず読みやすい。
    政治家や超能力など、細かい設定は『魔王』を連想させる。
    メッセージ性はそれほど強くなかったように思う。

  • 複数の時間と視点を配置し、それぞれ独立した3つの中編に関係性を持たせひとつのストーリーを紡ぐという実験性の高い作品。
    イノベートしようという意欲は買うが、残念ながら、その試みが本作で結実したとは言い難い。

全712件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

伊坂幸太郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×