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- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062175005
感想・レビュー・書評
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明治5年の銀座大火で、日本初の西洋式ホテル「築地ホテル」が焼失した。イギリス人写真家、フェリックス・ベアトは、その焼け跡から発見された刺殺死体の謎を追う。乱歩賞作家渾身のミステリー快作。
実在した「築地ホテル」や現存する増上寺にいずれも明治初期に実際に起こった火災を取り上げ、そこに殺人事件の謎を絡ませ、明治維新直後の政界の争いも盛り込んだ、いささか欲張りな、というか重厚な作品。読み応えは十分だったけれど、途中で何となくオチが予測できてしまった。
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