世の中への扉 福島きぼう日記

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  • 講談社 (2012年3月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (122ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062175395

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世の中への扉 福島きぼう日記の感想・レビュー・書評

  •  何冊か読んだ「世の中への扉」シリーズの中の一冊。
    震災当時、福島県南相馬市の小学校6年生だった門馬 千乃(もんま ゆきの)さんが中心となって書いた一年間の記録です。
    地震の影響で避難生活を余儀なくされて、引っ越しをして、家族とバラバラに暮らさないといけなくなり…。
    そんな中でも楽しいことを見つけて、転校先の学校でもお友達をたくさん作ってがんばっている様子が書かれていました。
    6年生~中学一年とは思えない、しっかりした文章でした。
    私も避難所で過ごした経験があるので、自分のことと重ね合わせて読みました。
    今は高校三年生になっているのかな?
    元気に楽しく暮らしてくれていたらいいな、と思わずにはいられません。
    短い本なのであっという間に読めてしまいましたが、しっかり気持ちに残った一冊でした。

  • 震災後の原発事故のため、南相馬の自宅から会津の避難所へ。父は市職員のため地元に居残り、小学校教諭の母も小学校が再開するとしばらくは会津を離れなくてはならない。
    不安もとまどいもあるなかで、門馬3姉弟がしっかりと新しい土地に根を生やしていくその力強さがすごい。子供が本来的に持っている向日性というか。
    でもうちの子供たちだったらどうだろう。案外、あっさりくじけちゃうかも(^_^;;

  • ★★★★★
    福島で地震にあった三姉弟の、その後の日記。
    不安やとまどいの中で、それでも喜びや目標をひとつずつ確かめながら。
    励まされました。
    (まっきー)

  • 福島の原発事故後、避難生活を送る南相馬市の3人兄弟が綴る日記です。未曾有の災害に合い、いつ自宅に戻れるかわからない日々。そんな中で希望を失わず、今を生き切る子どもたちの心の強さに驚きます。こんな子どもたちのために、わたしたち大人は生きなければなりません。まさにこのシリーズ名のとおり、「世の中への扉」を開く1冊です。

  • (No.12-36) 日記です。 

    内容紹介を、表紙裏から転載します。
    『大震災の翌日、福島第一原発から20キロメートル圏内に住んでいた、小学校6年の門馬千乃(ゆきの)さんは、父を残して、母親、ふたりの弟、祖父母らとともに、住みなれた南相馬市小高区を後にしました。
    これは、被災した福島県南相馬市の3きょうだいによる、震災後の生活を書き記した日記です。』

    あれから一ヵ月後に千乃さんは中学生になりました。
    その間の身の回りの激変の様子が、とても冷静に書かれていて感心しました。
    原発事故のためどこへ行くのか分からない中での避難。あちらに行き、こちらに行き、そして避難所へ。
    「以前テレビで見た避難所と同じだった」というのが印象的でした。日本では始終災害が起きていて、避難所のことはテレビで報道されることが度々あります。ちゃんと見てたんですね。
    次の避難場所をどうするのかお母さんは県に電話で相談したりしているのに、返事がはっきりせず苦労していることも千乃さんは知っています。
    自分がどの中学に進学することになるのか不安なのに、一生懸命前向きに考えていていじらしいと思いました。

    新しい生活に慣れていく中で、度々出てくる回りの人たちへの感謝の言葉。本当にしっかりした良い子達です。

    日記には避難生活何日目と書かれていますが、100日目を越えたあたりから「普通の生活」になった感じです。
    門馬家は原発から20キロ圏内。このまま、避難でなく、戻らないということにもなるかもしれません。

    最後の方で千乃さんは「これから、日本には、原発がひとつもなくなっていくと思う。」と書いています。事故のためにこんな目にあった千乃さんがこう考えるのはごく当然でしょう。止まっている原発を稼動させようとする最近の動きを、彼女が納得するように説明できる人がいるでしょうか?

    きぼう日記の最初にあった日本地図をじっくり眺めてみる。
    福島第一原発からの距離って、福島県の端っこより宮城県や茨城県の端っこの方が近かったりする。
    青森県と愛知県って、福島第一原発からの距離は同じくらい。日本ってやっぱり狭い・・・。

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世の中への扉 福島きぼう日記の作品紹介

大震災の翌日、福島第一原発から20キロメートル圏内に住んでいた、小学6年の門馬千乃さんは、父を残して、母親、ふたりの弟、祖父母らとともに、住みなれた南相馬市小高区を後にしました。これは、被災した福島県南相馬市の3姉弟による、震災後の生活を書き記した日記です。

世の中への扉 福島きぼう日記はこんな本です

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