- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062175647
感想・レビュー・書評
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目先の利益しか追求出来ないような人間や
個人的で感情的な人間関係の中でしか動けないような人。
代表と呼ばれる立場の中の残念な感じの人が
今も昔も変わらないように感じてしまった。
物語だから、
大なり小なりはフィクション的な所もあるんだろうけど、
この対する人々の小悪人的なイメージが拭えない。
主人公のような人は現在出て来るものかなあ。
商売、営業、そこには不屈の心構えがないと
本当はやっていけないものなのかも。
自由競争という名前だけ掲げたような場所で、
商売の場を荒らすこの人は善か悪か。
下巻楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
優秀な人材が戦争で失われたのが、世界的にも残念に思いました。後半が楽しみ❗️
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『感想』
〇終戦直後の状況は現代の環境に慣れている私では本当の意味では分かりませんが、大変だったのは確かでしょう。その中必死に生きた人がいて、今の私たちがいる。そう感じた。
〇上下巻にまでなっている本で、題名にある”海賊”が何を意味するかが早いうちにわかるとは。他の意味も今後出てくるかもしれないが。 -
物語としては面白いけど、実際身近にこんない人いたら大変そうだなぁなんて事考えながら読み進む笑。大変な時のトップは独裁者な面もないと上手くいかないのかな。結果的に上手くいった人の会社が生き残っているんだろうけど、この主人公もかなり紙一重な事を考えると、運というか偶然で世の中成り立ってる部分も多いのかな。会社としても、戦後は良かったかもしれないけど、今の時代でこの働き方したらちょっと、、、みたいな。
戦争と石油の関係性を知って、新しく戦争を捉えることができたのは面白かった。戦争も、色々な視点から見ると見え方が違ってみえるのかもな、なんて思ったりして。
すごく面白い!次が読みたい!みたいにハマった本では無いけれど、色々考えさせられた。 -
想像以上におもしろい本。
主人公、国岡鐡造の企業家精神にはただただ感服するだけ。
出光創業家がシェルとの統合をあれだけ拒むのも納得。
とにかく下巻が楽しみ。 -
おもしろい!!
こんな日本人がいたとは!!
誇りに思います!! -
映画では語り尽くされてないからやっぱり本だな、と。
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一読巻を措く能わず、とはこのことだろう。
主人公国岡鐵造の確固たる信念とその行動。どの部分も読みながら手に力が入る。
下巻でイランから日彰丸が満載の原油を運び出す段でタンカーが浅瀬で底を擦る場面、英国海軍の包囲網をかいくぐる場面では手に汗を握る。
雄々しい男の生き様に力をもらいたいならこの本を、雄々しい男の決心に号泣したいのなら「永遠の0」を。